#116 ◇◇転機(わが家の進化Ⅰ:その75)治癒院での日々!冒険者特進!
冒険者特進 ?
あえて、僕も、ドノバンさん達も、あの男のことと、ユリナのケモ耳のことを聞き出そうとはしなかった。
僕たちは、ドノバンさん達と一緒に、乗り合い馬車の乗車券売り場に行った。
そこで、冒険者ギルドまで行きたいと言うと、港街を越えれば直ぐですよ。歩いて15分ほどらしい。
そして、一駅だけ乗りますか?
ミーテルさんとユリナに聞くと、「せっかくだから、街を見ながら歩く」と言っていた。そこで、みんなで一緒に歩いて行った。
冒険者ギルドでは、ドノバンさん達が受付待ちをしていた。僕たちは、食堂兼酒場のテーブルで待っていた。
異世界物のラノベやマンガだと、受付待ちで冒険者に、絡まれるテンプレがある(ご覧になっているみなさん、には悪いのですが避けてみました)。
でも、ご期待の者がやってきました。人相の悪いのが、ミーテルさんを眺めながら寄ってきました。
ミーテルさんの手をつかもうと、手を出すと「コツン」と、シールドに当たっていました。
僕は「自分の家族に、突然手を出して、なんのつもりだーーー!!」と、信じられないくらいの、大声で言ってみました。
すると、みんなの注目を集めました。うん、これが目的です。今度は僕にツカミかかろうと、数人の男たちがかかってきました。
僕も、人型シールドで包んでいるので、やはり「コツン」と、シールドに当たっていました。
この男たちは、殴れば手が痛いし、蹴っても足が痛くなる。剣を抜いたところで、ドノバンさん達が呼んだギルマスが出てきました。
「お前ら、剣を抜いてその人達に、何をしているんだーーー!!」と同時に、食堂の職員に殴り倒されていました。
ギルマスは「さあー、冒険者登録証を出せーーー!! ここで、壊してやるから、サッサとしろーーー!!」と怒鳴り付けていました。
男たちは、ペナルティ金を出しますから、勘弁してくださいと、ギルマスへ頭を下げていました。
ギルマスは「お見苦しいところをお見せしました。ご容赦して頂けますか?」と聞いてきた。
みんなで一緒に、首をコクットしてあげた。
それから、ドノバンさん達が付合えと言うので、僕たちも一緒にギルマスの後をついて行った。
そこは、素材置き場の倉庫だった。ドノバンさん達が素材を出して、と言うので、一気にワイバーンを出した。
ドドーンと、巨大なワイバーン1頭と、普通サイズを3頭、出した。
次回は、君も冒険者特進 です