#114 ◇◇転機(わが家の進化Ⅰ:その73)治癒院での日々!渡りワイバーン!
渡りワイバーン 戦闘は...
ドノバンさん達は、船内の警報を聞きつけて、甲板に出て来た。あれは、火炎を吹き出す、ワイバーンだ!
そして、船員たちと共に甲板にいる人達を避難させて行った。
ワイバーンとの距離は、まだ5Kmほどあった。
セイル(帆)を降ろして行く。
ワイバーンに火炎を吹き出されたら、木造船だ。たちまち、船が火災になってしまう。
そして、残り1Kmほどになった。ユリナは、3重のシールドを船の側面に展開した。
ミーテルさんは、ドノバンさん達を含めて、自分達の周りに4重のドーム型シールドを展開した。
日の光を受けて、シールドは輝いていた。
体長3mほどのワイバーン3頭にも見えていたようで、シッポのトゲを向けて、ドーム型シールドへ突入した!
ガリーンという音と共に、ドーム型シールドを3枚貫通していた。
シッポのトゲには、返し※があるので、中々抜けない。ドーム型シールドへ向けて口を大きく開けていた。火炎を吐こうとしている。
※矢じりのように、抜けないようにする形
ドノバンさん達は、ここがチャンスだと、弩銃※で、口の中に次々と矢を打ち込んでいった。
※クロスボウの超強力版(法規制はないですからね!)
口の中は、ウロコがないので、ドンドンと刺さり込んでいった!
ユリナは、今度はワイバーンの口の周りをシールドで包んでいた。
火炎を吐こうとして燃焼物を分泌して、口が閉じられないまま、分泌物に引火して、口の中や、口の周りが火炎で包まれた。
僕は、このようすをマストより上の上空より、人型シールドで包んで、浮遊して、隠ぺいと偽装して、相手を見ていた。
その相手とは、体長6mほどのワイバーン1頭(固有種化してるね!)。後方から攻撃のスキをうかがっている。
それが、火炎で苦しんでいるワイバーンを越えようと、動いたのを見逃さなかった。顔に向けて大岩をぶつけてやった。
前に出ようととした勢いのまま、顔面に激突したので、海に落ちようとしていた。
それに対して、首の4方向から魔核へ向けて、シールド・ロングランス5mを打ち込んだ。
上手く魔核を打ち砕いて、相手を倒せていた! 海への落下を止めるため、ドーム型シールドで包んで浮遊させた。
これだけの素材なら、高価になると、聞いていたからだ。しかも、海には『キラー・ホエール』が、大口を開けて待ってた!
体長3mほどのワイバーン3頭も、燃焼のため酸欠になり、倒されていった。
これはもう、ドノバンさん達、ミーテルさんとユリナのフォーメーション連携の、勝利だった。
そのため、みんなと一緒になって、やったーーー!! と大きな勝利へ、咆哮しているかのようだった。
船内に、避難していた人達も出て来て、勝利のコールが始まった。
ヴィクトリー! ヴィクトリー! ヴィクトリー! ...と続いていたーーー!!
次回は、港でのすれ違い です
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




