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44.王女殿下と女騎士

王都の貧民街のある一角。

そこでは可愛い女の子であるマーリィア王女殿下と美しい女騎士シルファザードが話し合っていた。

「シルファザード、あの者たちは私の命を救ってくれた恩人なのです」

「しかし、マーリィア王女殿下。 殿下に対してあのような無礼な発言は許せません!! 即刻捕らえて牢に入れるべきです!!!」

「いけません。 王女マーリィアの名において命じます! 王女直属騎士団団長シルファザード。 命の恩人である彼女たちに手を出すことを禁じます!!」

「・・・御意」

「それよりも私の命を脅かしたこの者どもの足取りを掴むことをお願いしたいわ」

「それについては・・・」

女騎士シルファザードが話そうとしたとき、10人の騎士が2人の前に駆けてきた。

「マーリィア王女殿下! シルファザード様! ここにおりましたか」

「丁度良い時に来た。 お前たち殿下を城まで護衛しろ。 それとそこに転がっている者全員を拷問にかけろ。 誰の差し金で殿下を狙ったのか白状させろ」

「「「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」」」

「それでは殿下、失礼いたします」

女騎士シルファザードは一礼すると先ほどの娘たちが去っていったほうに歩きだす。

「ちょ・・・シルファザード! どこ行くの?! シルファザード!! シルファザード!!!」

王女マーリィアが叫ぶも女騎士シルファザードは何も聞かず言わずでその場を去った。

しばらく歩くと商店街が立ち並ぶ通りに出る。

(さて・・・どこに行った? あの無礼者たちは・・・)

王女マーリィアは命の恩人に手を出すなと言ったが・・・

(マーリィア王女殿下はお優しいお方。 その優しさに漬け込む可能性は十分ある。 もしかすると襲撃した奴と裏で繋がっているかもしれない)

部下に襲わせ危なくなったら偶然を装い現れて横から助ける。

異性よりも同性のほうが警戒心が薄れ、感謝と信頼を得易い。

そして油断したところを・・・

(なんて卑怯な奴らだ!!)

女騎士シルファザードの中では先ほどの娘たちは既に悪人扱いである。

(マーリィア王女殿下は手を出すなと言ったが放置できない)

このまま野放しにしておくわけにはいかない!!

(今すぐ見つけて首に縄を括り付けてやる!! そして、マーリィア王女殿下の目の前で全ての真実を曝け出し、大勢の民衆の前で裁くのだ!!!)

空を見上げれば太陽は西に傾きかけていた。

(この時間なら宿屋か酒場か食事処といったところか・・・)

女騎士シルファザードは宿屋と酒場と食事処を手当たり次第に入っていく。


何軒目か忘れるくらい店を見て回る女騎士。

(あいつらはどこにいる?!)

女騎士シルファザードは忘れていた。

ここは王都で、国中から人が集まる所だ。

同じ容姿、背恰好などいくらでもいる。

事実3人に似た人物を2桁も見つけていた。

このまま捜査は難航するかに見えた。

だが、女騎士シルファザードに神が味方したのか日頃の行いが良いのかあるいは執念というべきか食事処で王女マーリィアと一緒にいた3人を発見したのだ。

(見つけた!!)

女騎士シルファザードが近づこうとしたとき、

「やっと見つけましたよ、騎士シルファザード!!」

声をかけてきたのは誇り高き王国騎士団の徽章を胸に付けた男だった。

そう、この男は国王直轄の騎士団である王国騎士団の男性団員が一人であった。

(ここで無下にすると後々面倒だ)

苛つきながらも話を聞くことにした。

「何用だ?」

「マーリィア王女殿下からの緊急命令です。 今すぐ帰還せよとのことです」

本来なら無視できない命令だが今は目の前に尋ね人がいるのだ。

「今は忙しい! 後にしろ!!」

しかし、次の騎士団員の言葉には無視できない一言が含まれていた。

「この命令に背いた場合、その場で騎士の地位を剥奪、国家反逆罪で逮捕せよと命令を受けております」

「なっ?!」

(ふ、ふざけるな! マーリィア王女殿下は何を考えておられるのだ!!)

この場で拒否すれば現在王女付きの騎士としての地位を剥奪だけでなく、国に謀反ありと疑われるのだ。

女騎士シルファザードは一度3人を見るがこちらには気付いていないようだ。

「・・・わかった。 騎士シルファザード、今すぐ帰還します」

女騎士シルファザードは出口まで来ると肩越しにもう一度見る。

(おのれ!! 覚えていろ!!!)

その目には憎悪の炎が込められていた。


王城に戻るとマーリィア王女殿下の執務室に足を運んだ。

部屋の前には同僚の女騎士が2人扉の前に立っていた。

目配せすると2人は敬礼で返した。

お目通りする前に身なりを整えると扉をノックする。

「マーリィア王女殿下。 王女直属騎士団団長シルファザード、ただいま戻りました」

『お入りなさい』

「失礼します」

王女マーリィアからの入室許可をもらったので扉を開けて入る。

部屋では王女マーリィアがソファーに座り、その傍らに王女直属騎士団副団長が立っていた。

女騎士シルファザードは王女マーリィアの前まで行くと膝をつき、最敬礼をする。

「王女直属騎士団団長シルファザード。 御身の前に」

「シルファザード、あまり硬くならないでそこのソファーに座りなさい」

「はっ!」

女騎士シルファザードは立ち上がると王女マーリィアの対面にあるソファーに腰を下ろす。

「今回の外出は私にも非がありますが、それ以上にシルファザード、なぜ私を助けた恩人を捕まえようとしたのですか?」

「マーリィア王女殿下。 お言葉ですがあの者たちは自作自演で警戒心を解き、感謝と信頼を得たところで牙をむく輩です。 そのような者を放置するのは危険すぎます。 即刻捕縛命令を・・・」

パンッ!!

女騎士シルファザードが訴えていると王女マーリィアは自分の掌を一回叩いた。

「シルファザード、落ち着きなさい。 彼女たちが私を亡き者にしようとするならあの場で助けずに放置していたわ。 ナイフを持ったローブの不審者たち、それと巨大な火球・・・あの場で私を2度も救ってくれたのですよ。 悪い人たちではありません」

「しかし・・・」

「団長! 落ち着いてください!!」

「これが落ち着いてなどいられるか!!」

王女マーリィアは1つ溜息を吐き出すと、

「王女直属騎士団団長シルファザード! あなたは今日から1ヵ月間自宅謹慎とする!! 団長不在時の指揮の責任者を副団長に命ずる!!!」

「!」

「マーリィア王女殿下!!」

「落ち着くまで部屋で大人しくしていなさい!!」

女騎士シルファザードは立ち上がると悔しそうに唇を噛み、

「・・・畏まりました」

王女マーリィアに一礼すると部屋を出て行った。


部屋に残された副団長が王女マーリィアに対して頭を下げる。

「マーリィア王女殿下。 団長がご迷惑をかけました。 団長の代わりに非礼をお詫び申し上げます」

「いいのよ。 シルファザードも私の身を案じてくれたからこそ不審人物を捕まえたいのでしょう。 しかし、彼女たちは命を賭けて私を助けてくれた。 その恩を仇で返すなど以ての外です」

「殿下をお守りしたということはその者たちはかなりの手練れとお見受けします」

「ええ、2人ともナイフを片手に接近戦で賊を凌駕していたわ。 あとからもう1人来たけど彼女たちと同等の実力者だと見て間違いないわ。 できれば直接お礼をしたいけど・・・」

「何か問題でも?」

「ベルという名の少女が褒賞はいらない、王侯貴族の揉め事に関わりたくないと言われたの」

「! なんと殿下の礼を断ったのですか?! 団長が怒っていたのは・・・」

「そのまさかよ。 命を助けられたのに王族は褒賞の1つも与えないとなれば・・・」

「貴族たちからは守られたのに王族は褒賞を与えもしないのかと噂されるでしょうね」

「その通りよ。 あの少女は過去に貴族の揉め事で嫌な思いをしたのでしょう。 私も貴族との揉め事など日常茶飯事ですが彼女の気持ちは理解できます」

「なるほど・・・残りの2人はなんと回答したのですか?」

王女マーリィアは首を横に振る。

「彼女たちの会話から名はローザとフェイだったかしら? 答える前に去っていったわ」

「取り付く島もないようですね・・・もしよろしければ彼女たちの特徴を教えていただければ部下に探すよう命じておきます」

「ありがとう。 確か・・・ベルは紫髪のミドルヘアで背は低い、ローザは青髪のストレートヘアで背は高い、フェイは緑髪のショートヘアで背はやや低いだったかしら?」

「・・・わかりました。 部下には先ほどの特徴を伝えておきます」

「頼むわね。 さて、今日のことをお父様に報告しないといけないわ。 今、お父様がどこにいるかわかるかしら」

王女付きの侍女に尋ねると彼女は懐中時計で時刻を確認する。

「国王陛下の今日の予定ではこの時間ならば謁見の間で公務を執り行っているはずです・・・」

「わかったわ。 なら急ぎ謁見の間に向かいます。 副団長も今日の公務は終わりにして下がっていいわよ」

「畏まりました。 それでは失礼します」

副団長が一礼して部屋を退室した。

王女マーリィアも自室に戻り正装に着替えると謁見の間へ向かうのだった。


謁見の間に辿り着くと扉の前に騎士が2人立っていた。

「これはマーリィア王女殿下。 どうされました?」

「急ぎお父様へ報告したいことがあります。 通してください」

「申し訳ございません。 国王陛下はただいま重要な公務中でして何人も中に入れるなと命令されまして・・・」

「急ぎと言ったはずです! ここを通しなさい!!」

「はっ!!」

扉を開くと国王陛下ともう1人男性が話をしていたがマーリィア王女殿下の登場により会話を半ば打ち切られた。

「マーリィアではないか? どうした? こんなところまで来て?」

「お父様へ急ぎ報告したいことがあり参上しました。 できれば人払いを・・・ギ、ギルバート様?!」

マーリィア王女殿下が見た人物・・・それはS級冒険者のギルバートだった。

「マーリィア王女殿下。 お久しぶりでございます。 お急ぎとのことで・・・」

「い、いえ、できればギルバート様の知恵も借りられたらと思います」

マーリィア王女殿下は頬を染めつつギルバートに対してカーテシーをする。

「それで何ようだ?」

「はい、実は今日街を散策しているときに賊に襲われました」

「なんと?! 怪我はなかったのか?」

「はい、賊はその場に居合わせた少女たちにより倒され、現在騎士団が拷問にかけております」

「そうか・・・無事で何よりだ」

「しかし困った問題が2つありまして・・・」

「問題?」

「1つ目が私の命の恩人を私の直属騎士団団長が罪人として捕縛しようとしたこと。 2つ目が彼女たちの1人が助けてくれた褒賞をいらないと、王侯貴族の揉め事に関わりたくないと言われたものですから・・・」

「確かにそれは問題だな・・・この件を嗅ぎつけた貴族たちから何と言われるか・・・」

「それでお聞きしたいことがあります」

「聞きたいこと?」

「はい、お父様はベルという少女をご存じありませんか?」

「ベル? んん・・・たしかギャンザー伯爵の娘にベルという名の娘がいたようないないような・・・その娘がどうした?」

「私を助けてくれた少女の1人で褒賞をいらないと言った人物こそがベルなのです」

「なるほど・・・そのベルが貴族の令嬢かあるいは貴族に因縁があるか・・・」

黙って聞いてたギルバートが挙手をする。

「発言を宜しいでしょうか?」

「はい、ギルバート様」

「それでは殿下を助けた少女ベル以外には誰がいるのでしょうか?」

「彼女たちの会話から名はローザとフェイだったはずです」

「! そうですか・・・」

ギルバートは今の回答に疑問を感じた。

「? 殿下、助けに入った少女は3人だけですか?」

「? ええ、3人だけです。 どうされました?」

「ぼ・・・んん、私が知る人物は6人で行動しているんですよ。 できれば3人の外見を教えてもらえますか?」

「はい・・・ベルは紫髪のミドルヘアで背は低い、ローザは青髪のストレートヘアで背は高い、フェイは緑髪のショートヘアで背はやや低いだったと思います」

「うん、間違いないベル君にローザ君にフェイ君だな。 そうか彼らも王都に来ているのか」

ギルバートは楽しそうに彼女たちの名を口にした。

「ギルバート、其方(そち)の知り合いか?」

「はい、1年と2ヵ月ほど前ですが彼らはミルバークで冒険者を始めた者たちです」

「ギルバート様、どうにか彼女たちと接触できる機会はないのでしょうか?」

「私1人ならともかく殿下を紹介するのは難しいでしょう」

「なぜだ?」

「警戒心が恐ろしく強いのです。 それと私見ですが貴族に嫌悪感を抱いていると・・・」

「そんな・・・」

ギルバートの発言にマーリィア王女殿下は項垂れてしまった。

「ふむ・・・確かに難題だな。 助命したのに不敬罪で捕縛するわけにはいくまい。 ギルバート、そなたならどうする?」

「はっ! 私なら王城に呼び出して王侯貴族として接触せず、1人の人間として自ら出向き礼をすればよいかと・・・」

「なるほどのう、今の余とそなたの関係か」

国王陛下はギルバートを見ると含みのある笑いをした。

「陛下、お戯れを・・・」

「しかし糸口は見つかったではないか。 のう、マーリィア」

「はい、お父様。 先ほどの案を持ち帰って検討したいと思います。 ギルバート様もご助力感謝いたしますわ。 それでは」

マーリィア王女殿下は国王陛下とギルバートに対してカーテシーをすると謁見の間を退室した。


あとに残された国王陛下とギルバート。

「ふむ、マーリィアを助けた少女たちか・・・本来であれば護衛として王女直属騎士団に入団させたいところだが・・・無理であろうな・・・」

「まず無理ですね。 彼女たちは奴隷ですから」

「奴隷? まさか犯罪者奴隷ではあるまいな?」

「そこまではわかりません。 彼女たちの主が吟味した上で購入したのですから」

「その主を知っているのか?」

「ええ、とても・・・正直彼を手元に置いておきたいくらいです」

「ほう、そなたにそこまで言わせるとは余程優秀な人材なのだな。 余も興味が出てきた」

「陛下、先に目を付けたのは私です。 横からかすめ取らないでいただきたい」

「わかったわかった・・・そう、睨むでない。 して、そなたを魅了する者について聞きたいものだ」

「彼の者の名は『シフト』と申します」

「『シフト』? ふむ、どこかで聞いたことがある名だな・・・」

「【ずらす】という聞いたことがないスキルの持ち主です」

「【ずらす】? それも聞いたことがあるスキルだ・・・いつだったか・・・んん・・・む、思い出したぞ。 たしか7年以上前に辺境の村で変わったスキルを授与された少年がいたと・・・たしか名は『シフト』だったはず」

国王陛下は過去に報告された内容を次々と思い出していく。

「当時聖教会から初めて見るスキルだと連絡を受けて・・・場所はヘルザード辺境伯領のネルス村・・・! まさかザール辺境伯を殺害したのは!!」

「・・・」

「ギルバート、そなたは知っておったのか?」

国王陛下が疑心的な表情で問いかけるがギルバートは首を横に振る。

「いいえ、知りません。 ですがザール辺境伯を殺害したのは彼ではないかと想像はしていました。 彼には『目的』があり、邪魔するなら容赦しないと面と向かって言われましたから」

「・・・ふぅ、人払いをしておいて正解だった。 もし第三者が聞いているのであればその者の首を切らねばならなかったからな・・・」

「・・・」

「ギルバート、そなたに頼みがある。 『シフト』という少年に余も会ってみたい。 出来るか?」

「・・・御意」

ギルバートは膝をつき、最敬礼をする。

「見定めねばならぬな・・・その少年を・・・」

国王陛下は目を閉じてこれから起こりうる未来について考えると憂鬱になった。


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