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36.Vs読心術者 〔無双劇4〕

フェイが潜入調査に出かけてから空から闇が薄れ始めたころ。

シフトはいつフェイが帰ってきてもいいように浅い眠りに留めていた。

ギィ・・・

扉を開ける気配を感じたシフトが目を覚ます。

なるべく音をたてないように部屋に入ってきたフェイだがシフトを見ると驚いていた。

フェイは気を取り直して小声でシフトに挨拶する。

「! ただいま戻りました、ご主人様」

「お疲れ、大丈夫か?」

「ちょっとヘマしちゃって・・・」

「報告は後だ。 とりあえずベッドで睡眠をとれ。 これは命令だ」

「・・・畏まりました・・・」

フェイはシフトが指をさしたベッドに行くと横になるのだった。

(それにしてもフェイほどの実力なら問題ないと思ったけど・・・)

フェイが落ち込むなんて何が・・・

(! そうだ、肝心なことを忘れていた!! ザールは四季の境目に行われる各村のスキル授与に参加して領内の至る所から有能な子供や優秀な子供を買い取っていた!!!)

時間をかけて育てれば優秀な家臣へと取り立て、逆にシフトみたいにいつまでも芽吹かないのは邪魔になるから切り捨てる。

つまりザールの近辺にはフェイを超える戦闘力の持ち主が少なくとも1人はいる。

(ギルバートクラスの実力者がいるなら勝てないのは当然のことだ。 フェイには悪いことをしたな・・・)

フェイの寝顔を見ながら心の中で謝罪するシフトだった。


3時間後───

「・・・んん・・・」

フェイが身体を起こし眠りから覚める。

「やぁ、フェイ。 目が覚めたかい?」

「ローザちゃん・・・おはよう・・・」

「元気ないな? どうしたんだ?」

「・・・ちょっとね・・・」

「とりあえず食事にしよう」

ローザはフェイの前にパンと鶏肉の串焼き、水を置いた。

フェイもいつもなら明るい声で場を盛り立てながら食事するが今日はそれがない。

「・・・ごちそうさま・・・」

「落ち着いたかい?」

「! ご主人様!! はい、問題ありません!!!」

「無理しなくていいよ・・・と言いたいところだが昨晩の潜入捜査について報告してくれ」

「・・・はい・・・」

フェイはザールの館に潜入について可能な限り事細かにシフトに話した。

「5メートルほどの距離からぼくの心を読んだのとベルちゃんが【鑑定】を使うときみたいに目が輝いたのでほぼ間違いはないかと・・・問題はぼくの情報がどれだけ盗まれたのかがわかりません」

「なるほど・・・【読心術】と【鑑定】の使い手か・・・鑑定結果は出るまでに少しタイムラグがあるからその場ですぐ逃げたなら問題ないはず・・・あとは容姿はわかるか?」

「たしか赤毛で鶏冠立ててたかな?」

「ありがとう。 僕もザール辺境伯について知る限りのことを伝えればと後悔している」

「いえ! ご主人様のせいではありません!! 今回のはぼくの驕りの部分から出たミスです。 如何なる刑罰も甘んじてお受けします」

フェイは目を閉じるとその場に膝をつき、シフトの判決を待った。

「フェイ、人は誰でも失敗することがある。 それは僕にも当てはまる。 今回のザール辺境伯については僕が5年もの間いた場所なのにそれについての情報をフェイに教えなかった僕にも責がある。 よって今回のフェイの失敗は不問とする」

「しかしそれではルマちゃんたちに示しがつかない・・・」

「フェイ、僕の判決に不服でもあるのか?」

シフトは少し威圧するようにフェイを見る。

するとフェイは身震いをしてより頭を垂れる。

「い、いえ、寛容な心遣いに感謝します」

「僕もザール辺境伯は有能なあるいは優秀な子供・・・人材を金で買い部下に育てさせていたのを忘れていたんだ。 謝罪するのはむしろ僕のほうだよ」

「・・・」

「さて、あまり時間を置くとザール辺境伯に『復讐』ができないし、これから僕1人で館に殴りこみますか・・・」

「「「「「!!」」」」」

シフトの突拍子もない一言にルマたちは驚いてあるいは呆れて声が出ないようだ。

「ご、ご主人様、今からですか?!」

「ああ、下手に先延ばしにすると対策をたてられてしまうからね。 短期決戦で挑むよ」

「ご主人様、危険です!!」

「1人では無謀すぎる! 様子を見るべきだ!!」

「ここは我慢したほうがいいとおもいますわ!!」

シフトはルマ、ローザ、ユールの意見に首を横に振る。

「逆だ。 今このときこそ館に攻め込むべきなんだ」

「ベルも行く!!」

「ぼくも連れてって、今度は役に立つから!!」

ベル、フェイの意見にもシフトは首を横に振る。

「本来なら連れていきたいがフェイのあった相手は危険と判断した。 だからこそ僕が1人で行くんだ」

「でも・・・」

シフトは【偽装】を使って名前を始めステータス、スキルを変えた。

「ベル、僕を【鑑定】して」

「【鑑定】ですか? わかった」

ベルは【鑑定】を発動すると驚いた顔をした。

「え? ええ? ご主人様の名前もステータスもスキルも別人みたいに置き換わってる?!」

「これであとは姿を変えれば別人になるから問題ないだろ?」

ベルは首を縦に振った。

「フェイ、昨晩使ったマントを貸してくれないか?」

「畏まりました。 ご主人様」

フェイは身に着けていたマントを脱ぐとシフトに渡した。

「それじゃ行ってくるよ。 みんなはここで留守番していてくれ。 これは命令だ」

ルマたちは難しい顔をしながらもシフトの命令の一言に反対できなかった。

「「「「「・・・畏まりました。 ご主人様」」」」」

シフトはマントを着込むとルマたちに見送られながら部屋を出て行った。


宿を出ると裏路地に入り、素早く【偽装】で顔、髪と目の色、背恰好を変えた。

(これで僕がシフトとわかる人はいない)

領主の館に行く前に市場に赴く。

(念のためあれを買っておくか・・・)

露店を見て回るとお目当てのモノがそこにたくさんあった。

「らっしゃい! 兄さん、なんか買ってってよ」

「そうですね・・・」

シフトはどれにしようか熟考していると奥のほうにザール・・・いや復讐対象者に対する感情にこれ以上ないほど相応しいモノが飾られていた。

「すいません。 あの奥にある怒りを顕わにしているのをください」

「おお、あれか? ちょっと待ってな・・・」

店主が飾られているモノを持ってやってくる。

「ほい、兄さん。 銅貨5枚だよ」

シフトは銅貨5枚を店主に渡すとモノを受け取った。

「毎度あり! また来てくれよな!!」

シフトはそれを持って再び裏路地に入りフードを深くかぶりマントに魔力を流す。

今のシフトの状態を[鑑定石]で調べると闇に紛れたことが表示された。

(よし、あとは先ほど買ったこれを・・・)

準備が整ったので領主の館に足を運んだ。

しばらくすると昔世話になった館が姿を現した。

(それじゃ、始めますか!!)

シフトは館の正門にある鉄の門扉を破壊して堂々と中に入っていった。






俺は今執務室にて、豚ことザール辺境伯と執事長の3人で昨晩館に侵入した賊について話し合っていた。

「旦那様、昨晩賊がこの館に侵入しました」

「ぶふぅ、わかっとるわい。 派手に窓を壊しおって許せん! それで賊の名前は?」

「ああ・・・悪ぃ、【鑑定】する前に逃げられた」

「ぶひ、ルッティ! お前は何のために【読心術】と【鑑定】のスキルがあると思っているんだ!! 真面目に仕事をやらんか!!」

「しゃあねぇでしょうが・・・あいつはかなりの手練れだったんだからよ。 マジックアイテムで姿消してっから、下階の警備連中なんて1人も気づかなかったんだぜ? 俺ですら【読心術】がなかったら気づくことができないんだ。 てか、そんなに文句があるならてめえがやってみろよ!!」

「ルッティ! 旦那様に向かってその口の利き方は・・・」

「悪ぃ悪ぃ、俺の雇い主だもんな。 だけど俺には劣るけど昨日の侵入者は本気で強いぜ。 何が目的か知らんけど精々気をつけるんだな」

・・・たく・・・豚がブーブー五月蠅いったらありゃしない。

内心で毒突くと外から大きな音が聞こえた。

ガラアアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーン!!!!!!!

「ぶひ? 外が騒がしいな・・・」

豚が外を見たので俺も見ると砂埃が高く舞いあがり正門の門扉が中庭の噴水手前のところまで吹っ飛んでた。

「な、なにごとだ?!」

執務室の扉がノックもなしに開け放たれるとこの館の警備兵の1人が息も絶え絶えにやってきて報告した。

「た、大変です! 正門から侵入者が現れました!!」

俺は門からやってくる奴を見た。

砂埃から出てきたのはフードを深く被った奴だった。

(なんだ?! あいつは?! こんな真昼間に正面から来るとか正気じゃねぇ!!)

豚が警備兵に指示を出そうとしていた。

「ぶふぅ、あの侵入者を捕らえ・・・」

「あの侵入者を殺せ!!」

「ぶひ?! ルッティ、何を言い出すんだ?」

「ここからじゃ【鑑定】のスキル範囲外だから解らんが、あいつは白昼堂々正面から来たんだ。 真面な思考じゃねぇ」

「ぶひ!! ここはわしの家だ!! 命令するのはわしだ!! あいつを生け捕れ!! わかったな!!!」

豚は俺の警告を無視し警備兵に指示を出した。

警備兵は豚と俺を交互に見ると豚に向かって一礼する。

「承知いたしました」

警備兵が部屋から出ると豚は自分の思い通りになったことを満足したのか満面な笑みを浮かべてるが、俺もだが執事長は苦い顔している。

「ぶひひ・・・わしがこの家で一番偉いんだから当然の結果だ」

「「・・・」」

(はぁ、この豚の頭の中はお花畑でできてるのかよ・・・雇い主じゃなきゃぶっ殺してるのによ)

呆れて付き合いきれないと判断した俺は警備のため席を立った時だ、

ガシャアアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーン!!!!!!!

先ほどの外で見かけたフード野郎が窓を破って入ってきた。

(へ?! おいおいここ3階だぞ?! どんな跳躍力してるんだ??)

俺は剣の柄に手を伸ばしつつフード野郎を見ると顔に紅い般若のマスクを着けていた。

【鑑定】を発動して般若野郎を鑑定した結果、


名前 :jfきhゴあ5ポQばしvげx9ロLうュルぁをgんぽ2ジョおイWpほヴゃづ4モぞz・・・


名前とスキルに意味不明な文字の羅列が延々と書かれてる! それも次の瞬間には別名に変わってる!! いや、名前やスキルだけじゃない!!!

年齢・レベル・生命力・魔力・体力・腕力・走力・知力・器用・耐久力の数値も0~999の間をランダムに凄まじい速さで書き換わってく!!!!!

(なんなんだこいつは!! まずい!!!)

俺は脳にかかる負担が余りにも大きすぎるのでたまらず【鑑定】を解除してしまった。

こいつとは相対するなと俺の第六感が警鐘を鳴らしてるが、豚はお気楽に俺に命令した。

「ぶひ! おい、ルッティ! 賊を捕らえろ!!」

「・・・ち、わあったよ! そんかわり今月の給料は3倍にしろ!!」

「ぶふぅ、何を言っている?! たかが1人の賊如き捕まえるのに3倍だと?! ふざけるな!!」

「ふざけてんのはてめえだ!! 豚!! この般若野郎の実力も計れねえくせにえばってんじゃねえよ!!! 文句があるならてめえがやれ!!!」

「ぶ・・・豚?! 貴様!! わしを豚呼ばわりしたのか?! この・・・」

激昂した豚だが執事長が宥めた。

「落ち着ていください。 旦那様、ルッティはあの者が只者ではないと判断したからこそ殺害や金額の上乗せをしてきたのです。 あの般若マスクはそれほどの強者なのです」

「ぶひ!! なら猶更生け捕りにしてわしの奴隷にして一生扱き使ってやるぞ!!! ぶひひひひ・・・」

俺は溜息を吐きながら鞘から剣を抜くと【読心術】を発動した。

『【偽装】、【偽装】、【偽装】、【偽装】、【偽装】、【偽装】、【偽装】、・・・』

(【偽装】? 俺の【鑑定】を知ってて能力を対策してるってことは昨日の襲撃者の仲間か? んとにめんどくせぇ・・・)

般若野郎に向けて俺は走り出した。

『【五感操作】』

俺は斜め上段から片手剣を般若野郎に振り下ろしたが、剣は当たってなかった。

前に一歩出ると今度は横薙ぎに一閃するもこれまたはずれ・・・

(ちっ! 距離感と平衡感覚がおかしい・・・さっきの【五感操作】ってのが原因か?!)

執事長が【風魔法】で援護した。

室内は般若野郎を中心に風が暴れてた。

「ぶひ! 馬鹿もんがこの部屋を破壊するつもりか!!」

「そんなことを言っている場合ではございません!! あの者の実力は桁違いです!! ルッティの言う通り今この場で始末します!!!」

俺は空気の流れで動けない般若野郎に突きを放つ。

(これなら確実に当たる!!)

しかし俺の攻撃は当てもない方向を突いた。

(この攻撃でもダメか・・・なら奥の手を使うしかないな)

「おい豚!! 給料の3倍じゃ割に合わん!! 5倍いや10倍だせ!!! それと自分の命が惜しいんでな!!! こいつを今ここで確実に殺す!!!」

「ぶひ?! ふざけるな!! わしは・・・」

「申し訳ございませんが旦那様、私もルッティの意見に賛成します!! ここで確実に葬らねば待っているのは死のみです!!」

「そういうことだ!! 殺るぞ!!!」

「・・・」

俺と執事長が本気でヤバいことにようやく気づいた豚が威張るのを止めた。

執事長が般若野郎に向けて【風魔法】を放った。

その威力はこの部屋全体に影響して般若野郎だけでなく俺や豚も巻き込まれそうになった。

動きを封じられた般若野郎に向けて俺は確実に殺す方法として【火魔法】を放った。

般若野郎を中心に炎と暴風が渦巻いてる。

『このままではまずい・・・』

(この状況下で俺たちの魔法と般若野郎の耐久力、どちらが勝るかだな・・・)

マスクで見えないが般若野郎の余裕が無くなってくのがわかる。

『・・・も・・・う・・・だ・・・め・・・だ・・・』

(般若野郎も虫の息らしい。 このまま一気に決める!!)

俺は慢心せずに全力で魔法を放出し続ける。

『・・・』

(声が止んだな・・・)

般若野郎の心の声が聞こえなくなってから3分後、

『・・・』

「どうやらくたばったようだ」

俺が魔法を解くと執事長も解いた。

部屋は俺と執事長の魔法で滅茶苦茶に荒らされて片づけるのが大変なくらいだ。

炎が縮小して終わったと思ったまさにその時、

『その首を刎ねる』

声が聞こえたと同時に俺はいろんな方角を目まぐるしく見ていて、気づけば俺の身体がそこにあった。

(え? 何が起きてるんだ? どうして俺の首から下が目の前にあるんだ?)

意識が混濁しやがて俺は闇に沈んでいった・・・


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