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30.【鍛冶】と【錬金術】

翌日───

シフトたちは冒険者ギルドへ向かった。

ギルドに入るとサリアがシフトのところにやってきた。

「お久しぶりです。 シフト様」

「サリアさん、お久しぶりです。 どうしたんですか?」

「シフト様はこの頃依頼を受けなてないので少々心配しておりまして・・・」

ここ1ヵ月はルマたちのスキルレベルを上げるほうに重点を置いていたからな・・・

「たしかにそうですね。 ご迷惑をおかけします」

「いえ、いいんですよ。 シフト様たちが無事ならそれで。 ところで今日はどのような御用件で?」

「あ、サリアさんに聞きたいのですが、この町で【鍛冶】と【錬金術】を一般向けに行っているところはありますか?」

サリアは不思議そうな顔でシフトを見る。

「【鍛冶】と【錬金術】? シフト様は【鍛冶】と【錬金術】に興味でもあるのですか?」

「僕がというよりベルとローザが興味ありまして」

ベルとローザは少し苦い顔をしたがシフトの話に合わせるように首を縦に振った。

「ベル様とローザ様に? 懇意にしている鍛冶屋と錬金術師がいますので紹介しましょうか?」

「いいんですか? それではお願いします」

「それじゃ、少々お待ちくださいね」

サリアはギルドの奥のほうに消えていった。

しばらくするとサリアはギルバートと一緒に戻ってきた。

「やあ、シフト君。 久しぶり、元気にしてたかい? 話はサリアから聞いたよ。 なんでも鍛冶屋と錬金術師を紹介してほしいということだけど?」

「お久しぶりです、ギルドマスター。 ベルとローザにそれぞれ教えていただければとおもいまして」

「そうか、なら僕が鍛冶屋を案内しよう」

「え? ギルドマスターが? よろしいのですか?」

「ああ、僕も息抜き・・・じゃなかった外回りの仕事を予定していてね。 案内するよ」

一瞬ギルバートから本音がぽろりと出た。

「(ギルドマスター、仕事を押し付けられて大変なんだろうな・・・) それならお願いします」

「では早速行きましょうか」

ギルバートとサリアはシフトたちを引き連れてギルドを出るのだった。


シフトとギルバートはお互いの近況報告をしながら最初の目的地である鍛冶屋に到着する。

カンカンカン・・・

工房の外まで金属を打つ音が聞こえてくる。

「ここだよ。 親方邪魔するよ」

ギルバートは扉を開けると打つ音がさらに大きくなった。

外部からの雑音で金属を打っていた工房主が作業を中断する。

「ん? ギルバート様にサリア様じゃないか。 どうしたんだい? 剣のメンテナンスに不備でも?」

「それは大丈夫、問題ない。 実は鍛冶の体験をさせたい人がいてね。 お願いに来たんだよ」

「鍛冶の体験? まぁ、いいが・・・誰が体験するんだ?」

ローザが手を挙げて前に出る。

「わたしが鍛冶の体験希望者です」

「嬢ちゃんがか?」

工房主はギルバートのほうを見ると彼は首を縦に振った。

「そうか・・・嬢ちゃんが体験希望者だな? ギルバート様の頼みだ、引き受けよう」

「ありがとう、親方」

「ルマ、フェイ、ローザをサポートしてあげて」

「「畏まりました。 ご主人様」」

「あ、僕もここに残るよ。 錬金術師のほうはサリアに任せるよ」

「ちょ、ギルマス?! ・・・はぁ、わかりました。 シフト様、ベル様、ユール様、私たちは錬金術師のほうに参りましょう」

サリアはギルバートの発言に驚くもすぐに諦めてシフトたちを連れて錬金術師の工房へ向かった。






工房主がわたしに手袋を渡したので手にはめる。

「それじゃ、ここに座ってこれを持ってくれ」

わたしは作業椅子に座り、金属の棒を受け取った。

「それじゃ、簡単なことをやってもらうぞ。 棒の先端にこの鉄のインゴットを取り付けてくれ」

わたしは鉄のインゴットを受け取ると棒の先端に固定した。

(あれ? 初めてなのになんで出来るの?)

「おう、そうだ。 やるな嬢ちゃん・・・っと、次はそのインゴットを炉に入れる」

炉の中は炎で満たされ1200度を超えていた。

わたしはインゴットを炉の中に入れるとじっと待った。

インゴットが段々と熱に負けて柔らかくなっていく。

(いまだ!!)

わたしは直感で炉からインゴットを取り出すと加工するのに丁度良い柔らかさになっていた。

「おい!! まだはやい・・・ってもういい感じになってるだと?! 嬢ちゃんそこにあるハンマーで鉄を叩くんだ!!」

わたしはハンマーを持つと柔らかくなった鉄を叩いていく。

カンカンカン・・・

(熱い・・・だけど、これは・・・楽しい)

一旦平べったくした鉄を水に漬け込む。

ジュウジュウジュウ・・・

水が沸騰する音と鉄が冷える音が工房内に響き渡る。

水の中から鉄を取り出すと刃になってはいるがまだまだ粗削りのようなので再度炉の中に入れる。

「・・・」

炉に入れ、鉄を打ち、水で冷やす工程を3回繰り返した。

出来損ないの刃だったのが普通の刃になっているこれなら問題なさそうだな。

わたしは最後に砂の中に刃を潜らせるとナイフが完成した。

「で、できました」

工房主がわたしのナイフを持っていろいろな角度からまじまじと見る。

そういえば途中からアドバイスもらってなかったけど大丈夫かな?

工房主は木片を取り出し軽く切るとその部分に傷がつく。

「ふぅむ、信じられんな・・・まだまだ粗削りだがちゃんとナイフになってる。 嬢ちゃんは以前どこかで鍛冶をしたことがあるのか?」

わたしは首を横に振ると素直に答えた。

「いえ、今回が初めてです」

「初めて?! ふぅむ・・・とても初めてとはおもえん出来で驚いたぞ」

「僕も見せてもらっていいかい」

「どうぞ」

工房主がギルバート様にナイフを渡す。

ギルバート様はわたしたちから離れるとナイフを使った演武を行った。

「ふんっ! はっ! ほっ!!」

しばらくすると演武を終了したギルバート様が工房主にナイフを返す。

「なかなかに良いナイフだ。 使いやすかった」

「この鉄だとあまり良いナイフができないんだ。 嬢ちゃんの鍛冶センスが普通じゃない」

工房主は考え込むと改まってわたしを見た。

「嬢ちゃん、名前は?」

「ローザです」

「嬢ちゃん、いや、ローザさん。 あんたには見込みがある。 真剣に鍛冶を習ってみる気はあるか?」

(本当ならここで快諾するのが正しいけど、ご主人様の許可なく返事をしてよいのだろうか・・・)

わたしは考えているとルマが後押ししてくれた。

「ローザ、この話快諾するべきです。 きっとご主人様はここであなたに経験を積んでほしいと願っているはずです」

「ルマ・・・先ほどの話ですがこの町にいる間だけですが弟子にしてください」

その回答に工房主はにっこり笑った。

「おう、それでいいぞ。 ローザさん、明日からよろしく頼むぞ」

「はい!!」

突然ローザの頭の中に声が響いた。

≪確認しました。 スキル【鍛冶】レベル1解放 初級を取得しました≫

(【火魔法】のときもそうだが、ご主人様が言っていたように【鍛冶】スキルを覚えることができるなんて!)

わたしは内心でスキルを習得できたことを喜んだと同時に戦慄した。

(もし、ご主人様が持っている[鑑定石]が出回ればどうなるのか・・・)

ご主人様の言葉を思い出す。


『間違いなく戦争になる』


わたしがステータスでも表示されない情報をご主人様が所有している[鑑定石]は見抜いたのだ。

(あの時は冗談かと思ったけど、ご主人様が言っていたことは正しかった。 あの[鑑定石]を世に出してはいけない)

わたしはこのことを口外せぬよう自分自身を律するのだった。






ベルたちはサリアに案内されて錬金術師の工房に来た。

「シフト様、ここです。 失礼いたします」

サリアは扉を開けて入っていくのでベルたちも中に入った。

「あら、サリア様。 錬金術師の工房にようこそ。 そちらの可愛らしい方々は?」

「こちらはシフト様、ベル様、ユール様です」

「シフトです」

「ユールです」

「ベルです」

お姉さんにご主人様たちが挨拶したのでベルも慌てて挨拶しました。

「本日お伺いしたのはベル様に錬金術を体験させたくて来ました」

「そちらのお嬢さんが錬金術を?」

「彼女はスキル【錬金術】を所有していてレベルは2です。 ただ実際の錬金術を体験したことがないので1度触れさせたいとサリアさんにお願いしたんです」

「なるほど、わかりました。 では、何を作成しましょうか?」

「ポーション」

ベルは錬金術の本とポーションの本を取り出して見せるとお姉さんは1つ頷いた。

「錬金術の基本ですね。 では早速作っていきましょう」

奥に通されると見たことがない道具がたくさん置いてある。

(何に使うんだろう?)

ベルはそこら辺にある道具の一つをとると自然と鑑定していた。


フラスコ ガラス容器 品質普通 実験器具 割物 取扱注意


(知らない道具でも名前と何からできているのかベルでもわかる)

【鑑定】・・・ご主人様から常に発動するように言われたから使っていたけど、最初は誰でも解る情報しか手に入らなかったのでベルはこのスキルが嫌いだった。

ほかのみんなが戦いや魔法を得意としているのにベルだけ全然役にたたないスキルしか持ってない。

スキルレベルが1上がっても得られる情報が少しだけ増えただけ。

(このままじゃみんなにおいてかれる! ご主人様にいつか捨てられちゃう! やだ!! そんなのやだ!!!)

ベルはこの1ヵ月必死に【鑑定】と【料理】を頑張った。

努力が報われたのかスキルレベルがまた1上がって今度は得られる情報が大幅に増えた。

やったことがない料理もご主人様とユールが教えてくれて今では1人でもできるようになった。

だから・・・だから今回の錬金術も覚えてご主人様の役に立って見せる!!


「まずお手本として私がポーションを作るわ。 よく見ててね」

お姉さんの言葉にベルは頷いた。

水と癒し草を微塵切りにしたものをビーカーに入れて火にかける。

煮立たせたお湯をよくかき混ぜながら癒し草のエキスを抽出すること10分。

熱を冷ましてから布でろ過してポーションが完成した。

「はい、完成。 これがポーションよ」

お姉さんが作ったポーションを鑑定する。


ローポーション 品質やや悪い 効果服用者の最大1/10まで回復 栄養少し 甘味なし 塩味なし 酸味なし 苦味多い うま味なし 刺激なし 無毒


「質問、ポーションは誰でも作れるの?」

「錬金術師以外は失敗することが多いわ」

「私も試しに作ったことがあるけど、とてもポーションとはいえない代物だったわ」

お姉さんが答えるとサリアも過去の経験を語る。

「そうなんだ」

「とりあえずポーションを作成してみましょう」

「わかった」

ベルは癒し草を微塵切りにしたものを鑑定する。


癒し草 品質普通 癒し草を微塵切りにしたもの 栄養普通 甘味なし 塩味なし 酸味なし 苦味多い うま味なし 刺激なし 無毒


「!!」

次に水にいれようとすると鑑定の結果に驚く。


雨水 品質悪い 雨を集めたもの 栄養なし 甘味なし 塩味なし 酸味なし 苦味なし うま味なし 刺激なし 壺の中が不衛生のため()()()()()()()()()()()()()()()


癒し草を水の中にいれないことに不思議に思ったお姉さんがベルに尋ねる。

「どうしたの? 癒し草を水の中に・・・」

「この水、危険」

「え?」

「この水、そのまま使うの危険」

不思議に思ったご主人様が[鑑定石]で調べたのだろう。

驚いた顔をしてお姉さんに話をする。

「ベルはスキル【鑑定】を持っているんです。 水を調べた結果、危険と判断したようです」

「え? そうなの? いつもこの水でポーションを作っていたんだけど」

「ベル様、その水がどのように危険か教えてくださいますか?」

「この壺、不衛生。 大量に飲むと身体に悪い」

「そ、そうなんですか? それじゃこのポーションも・・・」

お姉さんが先ほど作ったポーションを見る。

「鑑定したけど、そのポーションの品質は悪いが身体に影響ない」

「そこまでわかるんですか?」

疑うような表情でお姉さんが見るとベルは首を縦に振った。

「とりあえず水を沸騰させる」

ベルは水を火にかけた。


10分後───

ベルは沸騰した水を鑑定する。


熱湯 品質普通 水を温めたもの 栄養なし 甘味なし 塩味なし 酸味なし 苦味なし うま味なし 刺激なし ()()


火を止めて更に10分後───

ベルは熱湯を鑑定する。


煮沸水 品質普通 お湯が冷めたもの 栄養なし 甘味なし 塩味なし 酸味なし 苦味なし うま味なし 刺激なし 無毒


ベルは影響のない水を作ると満足した。

「この水でポーションを作る」

先ほど微塵切りにした癒し草を水に入れて火にかける。

煮立たせずお湯をゆっくり混ぜながら癒し草のエキスを抽出すること15分。

熱を冷ましてから布でろ過してポーションが完成した。

ベルは自分が作ったポーションを鑑定する。


ローポーション 品質普通 効果服用者の最大()()()まで回復 栄養普通 甘味なし 塩味なし 酸味なし 苦味少し うま味なし 刺激なし 無毒


「できた」

ベルはできたポーションをご主人様たちに見せる。

「よく頑張ったね、ベル」

ご主人様がベルの頭をなでる。

お姉さんがベルの完成品を手の甲に少しとって舐めると目を見開き驚いた顔でポーションを見た。

「品質がいいポーションがちゃんとできてる・・・私が苦労して作ったものを1回で・・・」

「いつも冒険者ギルドに送られてくるポーションですけど品質はそこまで悪くなかったはずですが・・・」

「何本・・・何十本と作って品質の良さそうなものだけを納品しているので・・・」

お姉さんは出来上がるまでそれが成功か失敗か解らないんだと言いたいのだろう。

落ち込んでいるお姉さんにサリアが優しい言葉をかけた。

「あなたが努力しているのは私も知っているわ。 冒険者ギルドとしてはいつも助かっているわよ。 だから落ち込まないで」

「サリア様・・・ベルさん、お願いがあります。 私の錬金術を手伝ってください」

「ご主人様・・・」

ベルが見るとご主人様は考えてから発言した。

「僕たちがこの町に滞在している間なら構いませんよ」

「ありがとうございます。 ベルさん、明日からお願いします」

「わかった」

お姉さんが握手を求めてきたのでベルも手を握り返した。

(ご主人様、ベルはいつかご主人様やみんなの隣に立てるように頑張ります)

ベルは心の中で誓ったのだ。


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