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197.夢から覚めた乙女たち

「んん・・・」

シフトが目を覚ます。

「ここは?」

シフトがいるのは美しい湖畔の中心にある小さな小さな浮島のガゼボの中である。

周りを見ればルマたちが眠っていた。

「ルマ、ベル、ローザ、フェイ、ユール」

ルマたちは皆幸せそうな顔をして眠っている。

気が引けるがルマたちを起こそうと身体を揺すってみたが起きない。

「これは一体・・・」

『目覚めた』

シフトが声のするほうへと振り向くとそこには濃い緑色の髪をツインテールにし、肌は緑色で大人しそうな女性が宙に浮いている。

服装は極薄の布だけではっきり言って大事な部分が見えてます。

今まで出会った精霊は皆身体を隠す気がないので、この女性も精霊で間違いないだろう。

「・・・どうやらあなたが風の精霊のようだな」

『うん、僕は風の精霊。 君たちに興味があってこの風の島に呼んだ』

風の精霊は今何と言った?

「呼んだ?」

『そう、海人の人魚を少し借りてここに招いた』

海人の人魚?

「! まさか、アクアルのことか?」

『正解』

「なぜこんなことを?」

『以前から興味があった』

「?」

シフトは風の精霊が何を言っているのかわからない。

『1ヵ月前、翼人族の女に僕の眷属が召喚された。 そのときに眷属の目を通して少年を見た』

「翼人族? 召喚? ・・・あ」

シフトは思い出す。

イーウィムの3人の部下を探すときに風の精霊を召喚していたことを。

『それからずっと少年の動向を探っていた』

そこだけ聞くとまるでストーカーだ。

『水の精霊に始まり、火の精霊には興味がないと言いつつ、土の精霊には会っている。 なら、次は僕のところにも来るのが筋』

ここで風の精霊はシフトの目を見つめる。

火、水、土(3柱)の精霊のところには行ったのに僕のところには来ないのはおかしい』

風の精霊の言葉にがっくりするシフト。

「・・・えっと、それは寂しかったということかな?」

『違う。 (1柱の精霊)だけ除け者にされた。 これは由々しき事態。 だから僕の試練を受けてもらうことにした』

「ああ、あの夢幻世界のことか・・・」

『人はやり直したいと願う過去がある。 僕の試練は1つだけ、誰もが絶対に幸せになる夢の世界にいつまでも浸りたいか、過酷な現実の世界と向き合うかを選ぶこと』

シフトは自分が見た夢幻世界を思い出す。

「なるほど、風の精霊は僕たちの精神力を試した訳か・・・」

『その通り。 結果、君は自分自身に打ち勝った』

「打ち勝った・・・ねぇ」

シフトとしては自分のスキル(【ずらす】)が声をかけなければ、今も夢幻世界を彷徨っていただろう。

『現実に戻れたのならそれが真実』

「夢幻世界から抜け出せなければどうなる?」

『いつまでも幸せで覚めない夢を見続けるだけ』

シフトは未だに眠っているルマたちを見たあと、風の精霊に向き直る。

「もしルマたちが目覚めない時は・・・風の精霊、お前を許さない」

『僕と戦うか・・・それもまた一興』

シフトはルマたちが無事現実世界に帰ってくることを願って待つことにした。


1時間後───

最初に起きたのは意外にもフェイだった。

「・・・う、うん・・・あれ? ご主人様ズは?」

「フェイ! 起きたか!」

「あれ? ご主人様? 1人だけ?」

「フェイ、何を言っているんだ?」

「え?! あれ夢だったの?! 嘘・・・もっとあの夢見たかったのにっ!!」

フェイはすごく悔しそうだ。

「どんな夢を見ていたんだ?」

「え? それはもうご主人様がたくさん出てきたの。 もうね、僕のことをね・・・」

そこからはフェイの願望が丸々詰まった淫猥なことで、とても人様に聞かせるような内容ではないので割愛・・・では温すぎるので削除する。

「・・・ってことがあってね、あーあもっとあの夢の中にいたかったなぁ・・・」

「・・・」

最後まで聞き終えたシフトは額に手を当てると溜息をついた。

『ふむ、人とは面白いものだな』

「うわぁっ! い、いたの? って、また裸の女?!」

『裸ではない。 ちゃんと布を羽織っている』

「透けて見えるんだから裸同然じゃん!」

『そこの少年は平然としていた』

「ちょっとご主人様、そんなに裸が見たいならぼくのを見せてあ♡ げ♡ る♡」

フェイはシフトにウィンクしながら投げキッスする。

イラッ!

シフトはフェイに近づくと脳天をチョップした。

「のおおおおおぉーーーーーっ!! 頭がぁっ!! 頭があああああぁーーーーーっ!!!」

フェイは頭を手で押さえると身体を激しくのたうつ。

「僕の心配した気持ちを返せ」

「もうっ! ぼくのちょっとしたお茶目な行動で怒らないでよ~」

「とりあえず無事でよかった」

頭を擦りながらフェイが質問する。

「ところでルマちゃんたちは何で寝てるの?」

「そこにいる風の精霊の試練で眠らされている」

「じゃあ、あれは試練だったの? ねぇねぇ、もう1回っ! もう1回だけあの夢見せてよっ!!」

『試練は1回だけ。 君の場合は願望があまりにも強すぎて拒否された感じ』

「ええぇーーーーー、そんなことないよぉ」

フェイは否定するがその目は泳いでいた。


フェイが目覚めてからさらに1時間後───

ベル、ローザが立て続けに目を覚ます。

「んん・・・」

「こ、こは・・・」

「ベル! ローザ!」

「ベルちゃん! ローザちゃん! 気が付いたんだね!」

「ご主人様? フェイ?」

「なんでわたしは寝ていたんだ?」

「話せば長くなるけど・・・」

シフトは風の精霊の試練について手短に話した。

「夢幻世界?」

「たしかにすごく幸せな夢だった」

話を聞き終えたベルとローザはなぜかルマを見た。

「? ベル、ローザ、なぜルマを見ているんだ?」

「ルマちゃんがどうしたの?」

「いや、まぁ、その・・・」

「夢の中でもルマの独占欲が強かった」

ローザがどう答えていいか迷っていたところ、ベルが核心を突く一言を口にする。

「ああ・・・そういうこと・・・」

「まぁ、ルマちゃんだからねぇ・・・」

ルマの嫉妬は本人を含めて全員が知っていることだ。

「夢の中まで出てきて嫉妬されるとさすがにねぇ・・・」

「萎える」

ベルとローザが顔を見合わせると頷き合う。

『ふむふむ、心の中で無意識にその人物の人格が反映されるのか・・・実に興味深い』

「誰?」

「精霊か?」

ベルは不思議そうに、ローザは確信を持って風の精霊を見る。

『そちらの青髪の少女、正解。 僕は風の精霊』

「精霊・・・今度はルマなしの夢が見たい」

「そうだな、ルマには悪いけどもっとご主人様と2人きりの夢が見たいな」

『試練は1回だけ。 君たちの願いは叶えられない』

「むぅ・・・」

「そうか・・・」

ベルとローザはちょっと残念そうだ。

そのあと、ベルが寝ているルマとユールを見て疑問を投げかける。

「ルマとユールは?」

「まだ夢の中だ」

その時、ユールの口から寝言が聞こえてくる。

「うーん、ご主人様~♡ そんなに食べられませんわ~♡」

とても・・・そう、とても気持ち良さそうな夢を見ていた。

ベルがユールに近づいてボソッと口に(爆弾を投下)する。

「それ以上、食べると太ってご主人様に嫌われる」

「やあああああぁーーーーーっ!! ご主人様、わたくしは太っていませんわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!!!!!!」

ユールがものすごい勢いで上体を起こして目を覚ます。

「・・・って、あらここは?」

「起きた」

「・・・ベルさん、もしかして今のはベルさんですか?」

ユールの質問にベルは首を縦に振る。

「ちょっとっ! ベルさんっ! せっかく・・・せっかく良い夢だったのに何てことしてくれたんですかっ!!」

「夢はいつか目覚めるモノ。 仕方ない」

「仕方なくないですっ! ああ、せっかくわたくしとご主人様が2人きりで結婚してイチャイチャラブラブな新婚生活だったのにぃっ!!」

ユールはものすごく残念がっていた。

(ユール、そんな夢を見ていたのか・・・)

シフトはユールとの2人だけの新婚生活を想像する。

(ありだな)

それだけにベルに邪魔されたユールはすごく悔しそうだ。

『ほぅ、僕の試練は外部からの干渉を受けないはずなのに突破された』

「うん? 誰ですの?」

『僕は風の精霊。 君に試練を与えた者』

ユールはすごい勢いで風の精霊に頭を下げる。

「お願いします。 もう1回、もう1回だけ先ほどの夢の続きを見せてくださいまし」

『僕の試練は1回だけ。 残念だけど君にあの夢の続きを見せることはできない』

「そんなぁ・・・」

ユールはあまりのショックにorzしていた。

「と、とりあえず目覚めて良かったよ」

「・・・はいぃ・・・」

ユールは力なく項垂れた。


ベル、ローザ、ユールが目覚めてからさらに1時間後───

ついにルマが目を覚ます。

「ん、んん・・・ぁ、れぇ・・・?」

「目が覚めたか、ルマ」

「ご主人様? おはようございます」

「大丈夫か?」

「え、ええ」

シフトのいつもと違う優しさにルマが困惑しながらも頷く。

「そうか、良かった」

「良くない」

「そうだな、良くないな」

シフトの言葉をベルとローザが否定した。

「ベル? ローザ?」

「人の夢を邪魔しておいて自分だけ良い夢を見ているなんてな」

「狡い」

2人の抗議に当のルマは話がついてこれない。

「えっと・・・ご主人様、これはどういう状況なのでしょう?」

「僕たちは風の精霊の試練を受けたんだけど、ベルとローザが夢の中でルマに邪魔されたらしいよ」

「ルマ、責任を取る」

「そうだぞ、ルマ」

「な、なんだかわからないけどごめんなさい」

しかし、ベルとローザは不満を口にする。

「謝ってもあの夢は返ってこない」

「せっかくご主人様との2人きりを邪魔されたんだからな」

「まぁまぁ、ベルもローザも落ち着け」

「・・・ご主人様が言うなら・・・」

「むぅ・・・」

ベルとローザは未だに不満な表情をしている。

『ふむ、本当に面白いな君たちは』

「え、誰?」

ルマが声をしたほうに向くと風の精霊が挨拶する。

『僕は風の精霊。 君に・・・』

「ご主人様、これはどういうことですか?」

ルマは風の精霊の姿を見てシフトに問い詰める。

「ルマ、落ち着け」

「これが落ち着いていられますか! また、裸を見たのでしょう!」

「仕方ないだろ? 精霊は人間と違って服装に拘りがないのだから」

「だからってじろじろ見るのはいかがなものでしょうか?」

シフトとルマのやり取りが続くかに見えたが風の精霊が止める。

『すまないが喧嘩なら他所でやってほしい』

「あ、すみません」

「・・・もぅ・・・」

ルマは頬を膨らませてシフトを睨んだ。

緊迫の状況下で風の精霊は気にせずにシフトたちに声をかける。

『風の精霊の試練を攻略した証を渡す。 右手を前に差し出す』

シフトたちは風の精霊の言う通り右手に差し出すと、そこに風の魔力が集まり光った。

しばらくするとそこには風が渦巻いているような指輪が1つ乗っている。

『ん、これでよし』

「ありがたいけど、僕たちはこれからガイアール王国がある大陸に帰るところなんだ」

『ガイアール王国? 人間が住んでいる大陸のこと?』

「そうだ、知っているのか?」

シフトは反射的に聞き返した。

『知っている。 ここから北西? いや、西北西だったかな? にずっと行ったところに人間族でいうところの公国という国がある』

「それは本当か?!」

『僕は風の精霊。 風があるところならばどんなところでも知ることができる』

風の精霊は心なしか誇っている。

シフトとしても役立つ情報をくれてありがたい。

「ん? 質問だけど人間族のライサンダーという男と、ルースとリーゼという女を探しているんだけどわかるかな?」

『ライサンダー? ルース? リーゼ? どのような容姿だ?』

シフトはライサンダーたちの特徴を伝える。

ルースの容姿についてはユールが補足した。

『少し待つ』

風の精霊は目を閉じると精神を集中した。

すると風の精霊の周りを緑色の光が渦巻くように流れる。

しばらくすると光の渦が消えていく。

『わかった。 場所は少年が言ったガイアール王国という人間族の国にいる』

「大陸のどこら辺だ?」

『中央より北東』

「風の精霊! ありがとう!!」

シフトは思わず大声で叫んでしまった。

だが、すぐに自分がした行為に気付き謝罪する。

「す、すまない」

『気にしない。 だけどなるべく急いだほうがいい。 進軍速度は遅いとはいえ、武装した大量の人間と魔物と魔獣が中央に向かっている』

「ねぇ、ぼくたちをその近くまで転送できないかな?」

フェイが尋ねると風の精霊は首を横に振る。

『先ほどの検索(人探し)で少し多めに力を使ってしまった。 あと、ここからだと距離が遠すぎる。 1~2人なら超長距離転送できるけどそれでもいい? それ以上だと僕は責務を全うできない』

風の精霊の言葉にシフトは苦い顔をする。

ライサンダーたちのところへ行ってすぐにでも復讐したいがルマたちを置いていくことになる。

「いや、この島の元の場所に全員戻してくれないか? ルマたちと別れ離れになるのは避けたい」

「「「「「ご主人様♡」」」」」

シフトの一言にルマたちは複雑ながらも自分たちを選んでくれたことを素直に喜んでいた。

『それならお安い御用』

風の精霊は目を閉じると精神を集中した。

するとシフトたちの周りを緑色の光の膜が覆い、数回明滅を繰り返すと膜が光り輝いている。

次の瞬間、光が消失すると浮島にはシフトたちの姿がどこにもなかった。


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