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105.3戦目:ルマVs『賢者』リーゼ 4戦目:ユールVs『聖女』ルース 〔※残酷描写有り〕

私の目の前にはリーゼがいる。

彼女は『賢者』の称号を国王より承った者です。

「それにしても久しぶりね。 てっきりくたばったと思っていたわ」

「そうね・・・ご主人様に合わなければ今でも死に体だったでしょうね」

「ま、あたしには関係ないけどね。 それで『賢者』であるあたしに楯突こうっていうの?」

「ええ、そうね・・・1つだけ聞きたいわ。 なぜ私を狙ったのか?」

「簡単よ。 あんたが最も『賢者』候補に近いから消したまでよ。 あの時のあんたったら見ていて面白かったわ。 あははははは・・・」

「なるほど、わかったわ。 始めましょうか」

私が身構えるとリーゼも身構えた。

「怪我しないうちに言っておくけどルマ、あんたじゃあたしには絶対に勝てないわよ」

「それはどうかしら?」

「生意気な!!」

リーゼは【火魔法】で火球を作り出すと放ってきた。

私はローブに縫い付けられた魔石に魔力を流すと水の壁と土の壁が自動的に現れた。

それと指輪の魔石にも魔力を流して大気中に散らばっている魔力を吸収し持ち主()に還元する。

魔力で生み出された火球は水と土の壁にぶつかると霧散し、空気中に散らばった魔力を指輪が吸収した。

そして指輪から魔力が私に流れ込み、私の魔力がほんの少し回復する。

「ふん! やるわね。 ならこれならどうかしら」

リーゼは再び【火魔法】を使い先ほどよりも強力な火球を作り出して放つ。

ローブの魔石には十分魔力を流しているので自動的に水と土の壁が現れる。

そして先ほどと同じように魔法が壁により防がれると一部の魔力が私に還元された。

「ちっ! 厄介な壁ね! だけどあたしの魔法なら突破なんて簡単なんだから! 見せてあげる、あたしの【反復】を!!」

リーゼは【火魔法】で火球を作り出して放つ。

先ほどと違うのは火球が放たれた直後に次の火球が自動的に生み出されて放たれたのだ。

それが1つから2つ、3つとどんどん数が増えていく。

いつしかマシンガンの如く私に火球が襲い掛かってくる。

ローブの魔石がそれ(火球)に反応して次々と水の壁と土の壁が自動的に生成する。

それと同時に魔石の魔力もどんどん減っていく。

その度に私はローブの魔石に魔力を流していた。


あたしは【反復】を発動する。

使用する魔法と指定量の魔力を設定し、それを基に【反復】は【火魔法】による自動攻撃を開始した。

火球は次々と生み出されその度にターゲット(ルマ)目掛けて自動で放たれていく。

ルマが展開する水と土の障壁は正直厄介だけど消費量もバカにならないはず。

あたしは最小の魔力で障壁を破壊すればいい。

【反復】・・・これがあったからこそあたしは『賢者』になれたのだ。

あたしとルマは生まれた時から王都の孤児院で生活していた。

なんでもそつなくこなすルマに対して、あたしは不器用だった。

5歳を迎えたあたしとルマはスキル鑑定の儀を受けた。

結果はルマは【魔法師】であたしは【反復】だった。

火、水、風、土の魔法を自在に操ることができるルマにあたしは嫉妬した。

それから数年後、王国内では新しい『賢者』を選定していた。

ここで眼鏡に叶えば将来を約束されたも同然だ。

あたしは一も二もなく『賢者』候補に立候補した。

だが、孤児院の上層部はルマを『賢者』候補にしようとする。

(あたしではなくルマを選ぶのか・・・)

あたしは納得いかなかった。

だから罠に嵌めた。

嘘の内容でルマを空き小屋に呼び出すと【火魔法】を放った。

小屋は全焼しこれでルマも死んだかに見えたが全身火傷で生きていたのだ。

あたしは偽装工作ですべての罪をルマに着せた。

孤児院の上層部は話し合いの結果ルマを奴隷商に売った。

これで一番の障害がいなくなったのだ。

あたしは『賢者』候補を次々と罠に嵌めて辞退させ、ついに『賢者』の座を手に入れた。

国王の命により『勇者』ライサンダーたちの一員となり今に至る。

栄光の道を歩んでいたがここにきてルマが足元にしがみ付く。

ルマはあたしにとって邪魔以外の何者でもない。

だからここできっちりと殺す。

「これで終わりよ!!」

あたしは【火魔法】で巨大な火球を作り出すとルマが展開している水と土の壁に向けて放った。

いくら強力な障壁でもこれは防げないだろう。

「さようなら、ルマ♪ 二度と化けて出てこないでね♪」

あたしはその光景を楽しく眺めた。


危険を察知して私と壁の間に【氷魔法】で分厚い氷壁を展開する。

その直後に水と土の壁が融解するほどの火球が氷壁を襲った。

魔力が続く限り私は【氷魔法】で氷壁を維持する。

やがて火球は消失した。

「なっ?! なんなのよ! その氷壁は!!」

氷壁に驚いたリーゼが叫んだ。

「残念ですけどリーゼの火球は私には通じない」

「ふざけんじゃないわよ!! そんな氷壁なんてあたしが融かしてやるんだから!!!」

リーゼは先ほどと同じ大きさの火球を作り出すと氷壁に向けて放つ。

さすがに限界まで魔力を消費したのかリーゼは肩で息を切らせた。

氷壁はリーゼの火球により融けて道の奥のほうへと消えていく。

「は、あははははは・・・ほら見なさい♪ あたしの魔法のほうが上だわ♪」

「そうね、まともに受けたら危なかったわ」

リーゼは驚きその声のしたほうに顔を向ける。

そこには無傷の私が立っていた。

「なっ?! どうやって生きていたのよ?!」

「普通に避けたわよ」

その答えにリーゼは苦い顔をする。

「どうやら魔力切れのようね。 次は私の番かしら?」

私は笑顔でリーゼに向けて杖を構えると【気温魔法】で彼女の周りの温度を一気に数十度下げる。

しばらくするとリーゼは杖を落とし身体をガタガタと振るわせ始めた。

「さ、寒い・・・な、なんで・・・」

あまりの寒さにリーゼは両腕で身体を抱えるように触り、その場で両膝を地面につける。

息は白く輝き、皮膚には鳥肌が立ち、歯は噛み合わないのかガチガチと音が鳴った。

そして体温がどんどん奪われていく。

「どうしたの? 寒いなら早く温めたら? あなたの得意な【火魔法】で」

「う、う、五月蠅い! そ、そ、そんなの、わ、わ、わかってるわよ!」

リーゼはどうにか手に意識を集中して【火魔法】を使おうとするが、現在体感している温度に屈して火を作ることができない。

「ど、どうして?」

このままでは凍死してしまう。

リーゼは必死になっていた。

「なら、私が温めてあげます」

私は【気温魔法】を解除すると今度は【火魔法】をリーゼに向けて放った。

リーゼの周りの温度は元に戻ったが彼女自身の体調が戻ったわけではない。

火はリーゼにぶつかると彼女の全身を燃やし始めた。

「きゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!!!!!!」

リーゼはあまりの熱さに悲鳴を上げた。

転がることもできず狂ったように声を上げ続けた。

私は怨嗟の念を込めて一言いった。

「私と同じ苦しみを味わうがいい」

炎に包まれたリーゼを私は只々見ていた。






わたくしと対峙しているのはルース。

聖教会より『聖女』の称号を承った者ですわ。

「ユール、よくあの薬物から意識を取り戻せたわね」

「ご主人様のおかげでこの通りですわ」

「あなたの主人は余計なことをしてくれますね」

「薬物中毒者にされた恨みはありますが、ご主人様と引き合わせてくれたことには感謝しますわ」

「なら、もう一度薬物を投与してあげる」

ルースは杖を構えるとわたくしも杖を構えた。

2人は同時に魔法を行使する。

わたくしは【光魔法】で光の矢を、ルースは【聖魔法】で聖なる槍をそれぞれ相手に向けて放ちます。

光の矢と聖なる槍が衝突すると対消滅しました。

「?!」

「どうしました? 顔色が悪いですわ」

「あなたの魔法が私の魔法と互角? ありえないでしょう」

「現実を直視できないとは可哀想に。 今楽にしてあげますわ」

わたくしは再び【光魔法】で光の矢を放つがルースは【聖魔法】で障壁を展開する。

光の矢は壁にぶつかると消えてなくなりました。

「やっぱりあなたの魔法は大したことないわね」

「そう? ならどんどんいきますわよ」

わたくしは三度【光魔法】で光の矢を放ったあとすぐに自分の顔をある物で隠しました。

ルースは展開中の障壁を過信しているせいか、わたくしの行動に疑問すら覚えない。

そして光の矢が壁にぶつかると凄まじい光量がルースの視覚を奪ったのです。

「なっ?! 目が?!」

ルースは慌てて目を閉じるがそれでも眼瞼(まぶた)越しに光が送られてくる。

これでは防げないとルースは両手で目を隠したのです。

ようやく目に光が入ってこなくなりルースは安堵から気を緩くしている。

わたくしはルースの背後に回ると一言いいました。

「あら? 隙だらけですわよ」

ルースは背後から聞こえるわたくしの声にびっくりしている。

わたくしはいつも接近戦で使っているナイフでルースの背中を刺すと痛みから苦悶な声を上げました。

「がっ?!」

ルースは何をされたのかわからない上に、光により一時的に視覚を奪われていて状況が呑み込めていない。

「ユール!! 卑怯よ!!!」

「どの口が言いますの? あなたも散々同じことをしたのではなくて?」

わたくしは無防備なルースに対して容赦なく攻撃しました。

右腕を掴みナイフで手や腕を刺すと痛みからルースは叫んでいます。

「きゃあああああぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!!!」

ルースは杖を落とし所構わず腕をぶんぶん動かしてわたくしから逃れようとします。

ですが、今度は杖で右足を殴るとルースはバランスを崩して俯せに倒れました。

「ぐぅっ! 痛い!!」

わたくしは背中に乗るとナイフを顔に当てて冷酷な声でルースに問いかけます。

「さて、これからどうしましょうかね?」

ルースの顔を覗くと血の気が引き、蒼褪めていくのがわかります。


なぜこうなったの?

現状を受け入れられなかった。

私は本来の『聖女』ではない。

ある年、王都の聖教会が『聖女』を決めると各地方に布令(ふれ)を出した。

私はすぐに『聖女』候補に立候補した。

ほかに『聖女』になりたいと立候補に手を挙げた娘がいましたが、私が優しく諭すとその娘は辞退しました。

その地方の代表として私は王都に行くことになりました。

聖教会本部に着くとそこには『聖女』候補が9名ほどいました。

どの娘も私から見たら大したことがない者ばかり。

『聖女』に選ばれるのは顔もそうですが個人の持つ能力も査定の一つである。

そのうちの8名は私よりも遥かに劣る者でした。

だけど1名だけとんでもない能力者がいました。

それがユールです。

彼女の持つ【治癒術】は正に『聖女』に相応しい能力だった。

このままでは私が『聖女』になれない。

そこで私はある計略に使ったのです。

それは()()()()()()()()()()()()()()()()()こと。

薬学に関しては自信がある私は早速薬物の作成に取り掛かる。

薬物を完成させた翌日に2人きりで話をしたいとユールを呼び出しお茶に薬物を入れて飲ませた。

効果は劇的ですぐにユールはハイな状態に陥った。

その目はすでに何を映しているのかもわからずもはや廃人同然である。

すでに物事を認識できないユールを貧民街に連れて行きそのまま捨てた。

後日、あられもない姿でユールは発見されたことを人伝で知ることになる。

これで『聖女』に最も必要な処女を失い、薬物の使用と合わせて2つの禁忌を犯したユールは『聖女』候補を剥奪し、聖教会から除名されたのちに奴隷商に売られた。

あとは残った『聖女』候補を優しく諭していき1人また1人と辞退させていく。

そして私は『聖女』に選ばれた。

当然の結果である。

そう、私が・・・私こそが『聖女』なのだから。

その後は聖教会の命により『勇者』ライサンダーたちの一員となり今日まで苦楽を共にした。

絶頂ともいえる人生の中で今それを邪魔する者がいる。

ユールだ。

私と対峙し有ろう事か地に伏せられている。

(こんなことありえないわ!!)

私は現実を受け入れられないでいた。


「ふん、私を殺して『聖女』になろうとでも言うの? 生憎だけどあなたにはその資格はすでにないわ」

「・・・」

「だってあなたはすでに多くの男どもに汚されているのですから。 今更清純を装ってももう遅いですわ」

ルースの言葉にわたくしは覚悟していた事実を突き付けられる。

意識がないうちに名も知らぬ男どもの慰み者として扱われたのだろうと。

「それがどうしました?」

「え?」

「だから、それがどうしましたと聞いているのですわ。 意識がないのに何をされたかなんてわたくし自身が覚えてないんですもの。 そんなのはないと言っているのと等しいですわ」

その言葉を聞いたルースは当てが外れたのか苦い表情へと変わる。

「それにあなたはわたくしが犯されているところを直接見たのですか? あなたのことですからどうせ捨てて終わりでしょう」

「?!」

「仮にあなたの言う通りだとしても、ご主人様がわたくしを捨てることはないわ。 なぜなら愛されているから」

「あなたの主人は随分奇特なのね」

「誉め言葉として受け取っておきますわ。 さて、そろそろ恨みを晴らさせてもらおうかしら」

わたくしはナイフの魔石に魔力を流し込み炎を発生させると、ルースの顔に火が襲い掛かる。

「?! きゃあああああぁーーーーーっ!! 私の顔があああああぁーーーーーっ!!」

ルースはどこにそんな力があるのか物凄い勢いで暴れ始めた。

わたくしは髪を掴むと地面に押さえつける。

「やっ! やめっ! やめ・・・」

ジュワアァーーーーー

皮膚が焼ける音が周りに響く。

「あああああぁーーーーーっ!!」

そして燃えたナイフで女の命ともいえるルースの髪を切ると、切られた場所から引火した。

「?! か、髪が?! あ、頭が熱い!!」

最後に背中を離れる際に×を描くようにナイフで傷つけた。

衣類に火が引火してルースの上半身は火で覆われた。

「いやぁっ! だ、誰かたすけてえええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!!!!!!!」

ルースは狂ったようにその場で転がり続ける。

「たしかに恨みは返したわよ」

わたくしはそれだけ言ってルースを見ていた。


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