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「俺雪乃のことが好きや。中学ん頃からずっと好きや」



は?今なんて言った?


丈一郎が私のこと好きやって?


ありえんやろ・・・。




「聞き間違えたかも知れんから、もう1回言ってくれる?」



「せやから雪乃のこと好きやって・・・伝わらんか?」



伝わらんわ!

ホンマに私のこと好きやったら、あんなこと言わんやろ普通・・・。




「悪いけど信じられんわ。中学ん時丈一郎私に言ったやろ?ブスや言うて・・・」



「あれは冗談やで?」



「は?冗談で言ったやと?会う度に言われたら本気にするやんか!」


「そう言うことやったんか!俺が言ったことが原因で伊達メガネするようになったやろ?雪乃」


「そうや!ブスな顔晒したらアカン思って・・・丈一郎のアホ!冗談やったら冗談って言ってくれんとわからんやんか・・・」


「ごめん雪乃・・・。そんなに雪乃を傷つけてるなんて気づかんかった・・・。ホンマにごめんな。雪乃はそのままでめっちゃ可愛いねんで?俺が保証するわ」


丈一郎はそう言って、さっきよりも強く抱きしめてきた。



「苦しいって丈一郎・・・わかったから離してや!」



「嫌や・・・まだ雪乃の返事聞いてへんからな。聞くまで離さんで」




「・・・」



「雪乃返事聞かしてや」





「丈一郎のこと忘れたくて他の人と付き合ったけど丈一郎のこと忘れられんかった・・・今でも丈一郎のこと好きや」



「なんて?」



「せやから丈一郎のこと好きやって言ってんねん。文句あるん?」



「文句なんてある訳ないやろ?俺も雪乃のこと大好きやねん!せやから一生雪乃のこと離さんけど、その覚悟できてるか?」



丈一郎私のこと一生離さんといてや?



「私も丈一郎に一生くっついて行くけど、その覚悟できてる?」



「ははっ。俺は覚悟できてるで」



「私もや」



「じゃあ改めて言うな・・・」



「うん」



「雪乃さん一生幸せにするんで俺と結婚して下さい」



そう言って丈一郎は私の目の前で膝まづき私の手を取りその手にキスをした・・・。




「絶対に幸せにしてくれるん?」



「当たり前や。俺以外に雪乃を幸せにできる奴なんておらんねんから」



「約束やで丈一郎」



「ああ。約束や。雪乃のこと世界一幸せにしたるから」




そして私と丈一郎は半年後に結婚した・・・。

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