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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

作家向け〜読者に期待するな。自分に期待しろ。

掲載日:2019/11/20

以前の僕がこうだった。

そして未来の僕は再び期待する。

その時はこれを見返す。

作家、特に商業作家を目指す場合、作家は避けては通れない期待を読者に抱く。


「これだけ面白いのだから、読者はブクマしてくれるだろう」

「嫌な異世界物を一生懸命書いたから、読者はポイントくれるだろう」

「1日で4回も更新したから、読者はブクマしてくれるだろう。ポイントもくれるだろう」


答えは否である!


作家、特に商業作家や商業作家を目指す人は、読者の期待に応える必要がある。

なぜなら読者はお金を払って貰うお客様だ。

客の期待に応えるのがプロの役目だ。


しかし、読者は違う。

読者は作家の期待に応える必要が無い。


「面白かった! でもブクマするのめんどいな」

「面白かったけどポイントつけるのめんどくさいな」

「良かったけどブクマするほどじゃないな」

「飽きたからブクマ外そう」

「書籍化したけどお金出したくないな」


上記は全て作家の期待を裏切る物だ。

しかし、そもそも読者は作家の期待に応える必要は無い。

さらに言うなら、その期待は作家が勝手に読者に期待している、いわば押し付けた期待だ。

だから裏切られたと思うことさえ許されない。




この事実に、作家の多くは絶望する。


「頑張ったのにブクマが増えない」

「嫌な異世界物を一生懸命書いたのに感想の一つもない」

「1日に4回も更新したのに変化が無い」


燃え盛るやる気の炎は消え去り、燃え尽きた人間と虚しさだけが残る。

もはや小説を見ることすら嫌になる。

時間を無駄にしたという失望が肩にのしかかる。


その重圧から逃れるため、他者を見下す。


「俺よりつまらないのに、ランキングに入っている。不正に違いない」

「作家になったあの人を真似たのにダメだった。あの人は不正をしている」

「小説を書くなんてオナニーだ。それなのに一生懸命やる奴は馬鹿だ」

「俺は才能が無かった。それは認める。でも馬鹿な読者も悪い。たとえ才能があっても、馬鹿な読者に読んでもらいたくないね」


精神を病んでしまう。


しかし、仕方ない結果だ。

読者に期待した作家が悪い。

それだけだ。


とても悲しく、やる気を削ぐ真実だが、目を逸らすことは許されない。




それでも人気作を書きたいと思うなら、

作家がすべきことは、読者に期待することでは無い。

自分に期待することだ。


「読み返すと、前作は読みにくかったから、行間を意識しよう。そうすれば()()()()()()と思える」

「読み返すと、前作は展開が遅過ぎてだれている。今回はもう少し展開を早くしよう。そうすれば()()()()()と思える」


何度も何度も自分と見つめ合う。

なぜなら、他者は期待を裏切るが自分は裏切らないから。


自分は自分を裏切る、信じられない。

そう思ったら、いったん休もう。

あなたは自棄になっているだけだ。

一月、半年、一年、気の済むまで休もう。

今のまま頑張っても、成果は出ない。

精神を病んだ人間の作品は、正常な人に理解出来ないためだ。

うつ病が理解されないのと同じだ。

だから、思う存分休め。


そして、再びやる気になったら、前作を見返そう。

「どこを直せば、()()()()()()()()()()?」


そう思った時、前作よりも面白い作品が書ける。

あなたという読者が面白いと思える作品が書ける。


地道な積み重ねが、プロや人気作家の道。

僕はそう信じている。

上記に該当しない作家も居るだろう。

その人はとても幸せだ。


でも、未来は分からない。

考えが変わった時は、読者ではなく、自分に期待しよう。

そうすればまた幸せになれる。

そう信じている。

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― 新着の感想 ―
[一言] ずっと読み専だった自分には、読者側の気持ちはよーっく分かります。 ブクマ、意味不明。評価、メンドイ。そもそも登録する事のメリットが分かりませんでしたから。 短編を書いてみて、初めて作者側の気…
2019/11/20 18:56 退会済み
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