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~第八十二話~魔王。新たに仲間を増やす~

新しく出来た国、新魔国。

ここに魔王と呼ばれる存在がいて、ある悩みを抱えていた。


「うむ……どうしよう……とりあえず国を乗っ取ったはいいが、まさかこうなるとはなあ……」


新しく新魔国が誕生し、魔王は勢力を蓄える為、自分の魔力を使って魔物を生み出したのはいいが

作り出した魔物、少量の魔力で作り出したのは緑色の人型の生物、人間にはコブリンと呼ばれる生物を作ったのだが……ある問題が発生した。それは……

魔王の言う事を全く聞かないと言う事である。

作ったコブリンどもは、魔王に襲い掛かったりしたり、襲ってきたコブリンは魔王の闇魔法で消滅させたが、残ったコブリンはコブリン同士で戦い始めていた。


「これじゃあ作った意味が無いかもな……何で俺の命令聞かんのだこいつら、やっぱり雑魚魔物のコブリンだからなのか~……はあ、失敗した。やっぱ知性のある魔物にした方が良かったかもな……う~ん……次に何するか……だが、魔王の側近として使える奴? とりあえずユーノに聞いてみるか」


魔王はそう決めて、コブリンを放置して、魔導通信機を出して、ユーノを呼び出す事にした。


「ユーノ、聞こえるか」


「え~っと……その声は魔王様っすね、一体何の用っすか?」


「ちょっとユーノに聞きたい事があってだな、今、問題ないか?」


「はい、問題ないっす」


「じゃあ……丁度我は新しい部下を求めているのだが、ユーノ、我に相応しい部下は何だと思う?」


「それをおいらに聞くっすか? 魔王様」


「ああ、そうだが」


「そうっすね……魔王様は魔の者ですし、それっぽい種族にした方がいいっすよ、おいらみたいな天魔族とか、あとは……アンデット系とかいいんじゃないっすかね? それか吸血鬼族とかどうっすか?」


「ふむ……アンデット系か吸血鬼族か……成程な……ところでユーノ」


「何っすか?」


「さっきかた気になっていたのだが、凄い爆音が響いてないか? 何か悲鳴のような物も聞こえるが」


「ああ、それは戦闘中だからっす」


「戦闘中?」


「はいっす、なんか魔導士っぽい奴らが、おいらに向かって「捕まえろ、新種の魔物だぞ。これは売れるかもな!ヒャッハー!!」とか言って来て、魔法とかぶっ放して来やがったっすから、応戦してるっす。やっぱり背中に羽生えてるからっすかね~?」


「そうか……それは大丈夫なのか?」


「はい、大丈夫っすよ。この程度でおいらはやられる訳無いっすから、もう用事はいいっすかね?」


「解った、では切るぞ」


そう言って魔王は通信機の電源を切る。


「ま、まあ……ユーノなら大丈夫だと思うぞ。とりあえず気にしないでおく事にするか……それにしてもアンデット族か吸血鬼族か……アンデット……臭そうだから嫌だな。確かゾンビとかグールって呼ばれている魔物だっけ? あいつら攻撃は効きにくいし、匂いは強烈だし、確か光魔法で消滅させる事が出来る奴らだろ?俺、闇魔法しか覚えてないのに俺に歯向かってきた時、叩きのめすの苦労したんだよな……とりあえず……アンデット系は却下にして、吸血鬼族にするか」


魔王はそう決めて、吸血鬼族の手下を作る事にした。

ちなみに争っていたコブリン達は、争い疲れたのか、その場に倒れている。

魔王の魔力を使って魔法陣を描いて、召喚魔法をしようと思ったが、新しく覚えた作成魔法で作る事に決めて、作成する。その魔方陣から出てきた存在は、真っ黒な髪に赤色の目をしている男で、その男の顔を見て魔王はと言うと


「あれ……この男の顔……何所かで見た事が……って、ああ、そうだ! 確か俺に挑んできたあの勇者に似てんだな。確かその後、俺が性転換の術を駆使して女にしてやったが……どういう訳か銀髪になっちゃったんだよなあ。まあ……すげー可愛くなったから頂いちゃったけど。あれから何年か経過したみたいだし。娘もいるみたいだしな? 確か今の名前はナナって名乗ってるみたいだし、とりあえず……お前」


魔王は作成した男に語り掛けるが、男は微動だにしなかった。まるで人形みたいである。


「もしかして……作成魔法だから自分の意思がないのか? こいつは? まあ……使える奴なら傍に置いてやるか……よし決めた。お前の名を授けるぞ。お前の名はゼロムだ。覚えたか」


魔王がそう言うと、ゼロムと名づけられた男は、こくりと頷いた。


「いいか? 俺はお前の主の魔王だ。ゼロム? お前の戦闘力を知りたい。お前は……何が出来る」


魔王がそう言うと、ゼロムは行動を起こす。

その場に倒れているコブリンを爪を伸ばして切り殺し、姿を蝙蝠に変化して元に戻ったりしていた。


「よし……中々使えるみたいだな。とりあえず……これから何をするかだが……この新魔国の強化からかなあ。はあ……人手が少ないから強化するのも大変そうだが……ま、やってみるか。ゼロム。お前も手伝うのだぞ」


魔王はゼロムにそう言う。

こうして魔王による、新魔国の国の強化が開始される事になったのであった。




はい、零堵です。

時間できたので執筆しました。

ちなみにこのゼロムという名前。名前考える時

「0と無の名前でいっか~」って思って。ゼロムってしました。

一応無口キャラですね。このキャラ。次、時間取れたら続き書こうかなって思います。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 主人公の元の姿に似た吸血鬼が生まれたわけか。 後々召喚国で問題になったりしそうやな( ˘ω˘ ) [一言] ゼロだったら他にnull(ヌル・ナル)なんて呼び方も ぬるぽ
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