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~第七十話~元勇者、娘と魔法の練習をする~

はい、本日も時間取れたので執筆します。

今回は本編の話となります。

また、時間取れたら執筆しようかなと。

勇者様を見かけた次の日になり。今日もいつもと同じように仕事があるので、朝早くに起きる事にした。

朝早く起きた後、朝食の準備をして、数分後に準備が出来たので、寝ている娘のリアネを起こして、一緒に朝食を取る事にした。朝食を取り終わった後、今日もお仕事があるので、外行き用の服装に着替えて、出かけようとすると玄関の扉を叩く音がしたので、玄関の扉を開いてみると、そこにいたのは、上司のバルバさんだった。


「おはよう、ナナ」


「バルバさん? 一体どうしたんですか?」


「いや……実はな? 今日届く予定だった品が手違いで届かないみたいなんでな? だから今日の仕事がお休みにしたので、その連絡に来たんだ」


「そうなんですか?」


「ああ、品が届くのが明日になるらしいからな? これからタマコの所にも行く所だな? ナナ、今日は仕事は休みになるので、明日、また仕事場に来るようにな?」


「解りました」


「それではな?」


バルバさんがそう言うと、その場からいなくなったので、どうやら……今日のお仕事はお休みになる事が確定したみたいだった。

もう着替えちゃったんですけど……まあ、いいか……

仕事がお休みになったので、私は娘のリアネに話しかける事にした。


「リアネ」


「何? お母さん」


「今日はね? お仕事がお休みになったのよ。だから今日一日一緒にいられるわね」


「ほんと?」


「ええ、そう言えば……リアネ? 私がいない時って、いつも何をしているのかしら?」

私がそう聞いてみると、リアネは


「えっとね……この本を読んだりしてるかな?」

そう言って持って来たのは、一冊の本だった。この本って……私が前に練習した「誰でも出来る魔術大全」じゃないか……リアネ……この本を読んでたのか……そんな事を思っていると


「ねえ、お母さん? ちょっと気になる事があるんだけど……」

そう言って本のページを開いて、ある部分を指さす。


「この文字って、お母さんが書いた物なの?」


指差したページには「誰でもできるんじゃねーのかよ!! この本、嘘つきじゃねーか!!」って書かれてあった。う……これって前に私が、この本を手に入れたんで、早速術を試してみたのよね? で……ま~ったく出来なかったから、こんな事を書き殴ったんだけど……


「え、えっと……まあ、うん……そうね……私が書いたのよ……」


「そうなんだ……お母さん……この本を使って、魔術を試してみたんだね?」


「ま、まあね……そんな事よりリアネ? その本を読んでるって事は、その本に書かれてあった術は、使えるの?」


「えっと……一回試した事があって……このページに載っている術を試した事があるよ?」

リアネがそう言って見せてくれたのが、光魔法の「ライト・アップ」が載っているページだった。

光魔法……そうか、確か……前にココネルさんに魔法適正を調べてくれて、リアネの適正って光と闇だと言う事が解ったから、光魔法が使えたと言う事か……。


「リアネ? 前にココネルさんから、魔法適正の話は聞いたわよね?」


「うん、確か……私の魔法適正って光と闇って、ココネルさんに聞いたよ?」


「この本に載っている光魔法だったら、使えるみたいだから、リアネ? 光属性の魔法の練習する?」


「う~ん……やってみるね? あ、そういえば……お母さんの魔法の適正って何なの?」


「私の魔法の適正? それは……」


ここは素直に答えた方がいいのだろうか? けど、ここで違う属性を言ってしまったら、リアネが変に思うかもしれないしなあ……ここは、正直に話す事にするかな?


「私の適正は、光の適正よ? だけど……私は魔力があるみたいなのだけど、魔法は使えないのよね」

何故魔法が使えないのか? 多分それは……魔王にかけられた禁術が関係しているのかも知れない。

性転換の禁術か、それとも状態変化無効の効果なのかは解らないけど。


「お母さんが光の適正……じゃあ私が闇属性が使えるって事は……」


「リアネにはまだ言ってなかったけど……貴方のお父さんが闇属性の持ち主だったって事よ」


「そうなんだ……」


まあ、この子の父親が魔王だと言う事は内緒にしといた方がいいのかも知れない。

けど……父親に会いたいって言われても、それは不可能に近いんだよな……だって、勇者君に倒されちゃってるしね? 一応聞いてみるか……


「ねえ……リアネ? 貴方のお父さんに会いたいとかあるの?」

私がそう聞くと、リアネはちょっと考えた後


「私のお父さんがどんな人なのかちょっと気になるけど……私はお母さんとクロがいるから、寂しくないかな? ね? クロ?」

リアネがそう言うと、リアネの頭の上に乗っていたクロがにゃーんと嬉しそうな泣き声をした。

あれ? なんかクロ……少し涙目になってるのは気のせいか?


「そう……ならこの話はおしまいね? リアネ? 今の貴方がどのぐらい魔法が使えるか? 一緒に見ててあげるわね?」


「うん、お母さん」

こうして、本日は娘のリアネの魔法の練習に付き合う事にしたのであった。



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