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~第六十二話~魔法使い、情報を集める~

今回は、サブキャラの話となります。

次回は、本編か勇者君の話かな?って感じですかね?


私の名前はユノン。セレンディア王国所属の魔法使いをしています。セレンディア王国の王様からの命令で、魔王の情報を集める為。私はまずサバルクの町へと行く事になりました。私の魔法。転送魔法で、サバルクの町へと転送して、無事にサバルクの町へ辿り着いたので、この町で魔王の情報を集める事にしました。私が転送魔法で現れると、兵士の格好をした男がいて、私に


「今のは、転送魔法か? 君は魔法使いみたいだな?」

そう聞かれたので、私はこう答える事にしました。


「えっと……私はセレンディア王国所属の魔法使いです。この町に入ってもよろしいですか?」

私がそう聞くと


「セレンディア王国か……この町は砂の町、サバルクだ。よし、これが通行許可書となる。この町を出る時にこれを返却してくれ」


「了解致しました」

男から通行許可書を受け取って、サバルクの町に入る事にした。

町の中に入って思った事は


「ふう……それにしても、この町は何だか暑いですね……」

今の格好で暑く感じるから、この町の気温は結構高めなんだと思います。なんか……町の人々の服装を見てみますと、薄着の方が多いみたいですし……この町でのこの格好は、ちょっと失敗だったかも知れないです……

とりあえず……何所から情報を集める事ですが……やはり、情報が集まりやすい場所と言えば、人が集まる場所なのかもしれません。とりあえず……人が集まる場所を探す事から始めてみようと思います。

私は、サバルクの町の中を探索する事にしました。歩いて数分後、食事所を発見したので、ここで食事をしながら情報を集める事に決めて、店内に入る事にしました。

私が店の中に入ると、人々の視線を感じましたが、話し掛けて来る事が無かったので、ただ見られたという感じのようです。私が入店すると、ここの店員らしき男性が


「いらっしゃいませ、その格好だとこの町じゃあ暑いんじゃないか?」

そう言われて、私は


「まあ……そうですね、ちょっと失敗したかも知れないです……でもこの格好が私の衣装なので」


「そうか……深くは聞かない事にする。空いている席に着いてくれ」


「はい」

店員に言われたとおり、空いている席に座る事にした。

私が席に着いて数分後、さっきの男性がやって来て


「ご注文は何にするかね?」

そう聞いて来たので、私は


「そうですね……このお店でお勧めの品ってなんですか?」


「この店のか……そうだな……あの客が食っているあれだな。あれが一番人気の品だ」

そう言って指差した客が食べているのは、鍋料理みたいだった。

確かにこっちにもいい匂いが漂っているので、美味しいのだと思ったので


「じゃあ……あれと同じ物を頂きますね」


「解った、じゃあ……ちょっと待っててくれ」

待つように言われてから数十分後


「お待たせ、ちょっと量が多いんだが……大丈夫か?」

そう聞かれたけど、私は


「いえ、これくらいなら大丈夫ですね、このぐらいは余裕です」


「そ、そうか……そんなに食うとは見えないんだがな……」

何かちょっと驚いていたけど、私は特に気にしない事にした。

出された料理を食べてみると、味がよくてかなり美味しかったので、残す事無く完食しました。

完食した後、私はここで情報を集めると決めていたので、さっきの店員に聞こうとして思い止まってしまった。

(しまった……どう言えばいいんでしょう……ここで素直に「魔王の事知ってますか?」って聞いても、まともに返事をして貰えるか?ですかね……でもとりあえず……何かしら情報を聞き出さないと……)

私はそう考えてから、ここの店員に情報を聞き出す事にしました。


「あの……この町で何か変わった事とかありましたか?」

私がそう聞くと


「変わった事? そうだな……そう言えば、数ヶ月前、変わった客がやって来たな」


「変わった客ですか?」


「ああ、背中に真っ黒い羽が生えててな? 魔族がやってきたのかと驚いたんだが……どうも違うみたいでな? 何か変な事聞いてたな? 銀髪の女性がいるかどうかを聞いてきたんだ、この町にはいないって解ったみたいで、別の町へと行くみたいだったぞ?」

背中に真っ黒い羽? 思いっきり怪しいじゃないですか。それってもしかして……魔王なのでしょうか? あと気になった事が……


「あの……その方を見てどうして違うと思ったんですか?」

私がそう聞くと、男が


「あ~……そのな……美人だったかな……美女に悪い奴はいないと思ってな……」


「はあ……美女ですか……」


美女……魔王って女でしたっけ? いや……もしかしたら相手を油断させて美女に化けてるのかも知れないですね……? とりあえず……


「あの……その美女が何所に行くとかって行ってましたか?」


「え~っと確か……客からバイトール王国の事を聞いてたから、多分その国に行ったんじゃないか?」


「バイトール王国ですか……」


その国って、勇者様がいた国じゃないですか……じゃあ……あの国に魔王が向かったと言う事になるのですか? もしかしたら……魔王は、勇者がその国にいると知って、あの国に……?

こうなれば私も、あのバイトール王国にまた行くしかないみたいですね……

そう決めた私は、ここの支払いを済ませた後、サバルクの町を出る事に決めて、兵士に通行許可書を返却して、サバルクの町へと出る。サバルクの町を出た後、私は杖を取り出して


「転送の扉よ、今ここに顕現せよ!」

私の転送魔法が発動、その場に大きな扉を出現させました。


「目的の場所は、バイトール王国に設定……と、では、行くとしますか」

このサバルクの町から、バイトール王国へと向かう事にしたのでした。バイトール王国に魔王がいるのでしょうか? それは行かないと解らないですね……



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