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~第五十八話~元勇者、目的地に辿り着く~

あけましておめでとうございます。

まず生存報告。ちゃんと生きてます。

12月から更新等止まってたので。。。

とりあえずこの一ヶ月本当にPC等やってませんでした。実に1ヶ月ぶりのPCですよ。

なので執筆致しました。今年もよろしくお願い致します。

今回は本編の話となっております。次は、ん~別キャラの話かも?って感じです。


私達がバイトール王国から馬車で旅する事になり、目的地はセレンディア王国なのだけど……

馬車での旅と言うのは、まあ……何と言うか、ちょっと退屈になってしまった。いや、安全性を考えたら、馬車での旅は徒歩で行くよりか速いけど、けど……移動中何もしないと言うのは、ちょっと苦痛に感じる。

とりあえず……休憩しながら移動する事にしたので、移動中、魔物とか盗賊とか現れるのか?って思っていたら、現れたのは、前にも遭遇したイナズドリと呼ばれる魔物だったので、それを退治する為、戦闘になったのだけど……うん、ワトリさんが武器を構えて、一刀両断してしまった。

あの魔物の強さがどのくらいなのかはちょっと解らなかったけど、まあ……ワトリさんがあっさりと倒してくれたんだけど……いやさ? 気になる事がるんだけど……あのイナズドリって言う魔物、ワトリさんから聞いたら、魔法「リトルボルト」って言うのがあるらしいけど……ワトリさんが一撃で仕留めちゃったから、魔法が見れてないんだよなあ……一体どんな魔法だったんだろう……? けど、せっかくワトリさんが倒してくれたから、文句は言えないよね……それに今の私の戦闘力って、昔と比べると結構落ちていると思うし、昔は剣を握って、魔物退治とかしてたんだけど……今は女の体だし、自分が使っていた剣って重くてまともに扱えなかったしなあ……とりあえず……魔物に関しては、ワトリさんが倒してくれるみたいなので、馬車の旅としては順調にセレンディア王国へと進んでいた。

バイトール王国から馬車で旅する事になって数日後、私達は目的の国、セレンディア王国に辿り着く。この数日間何があったかは……まあ、簡単に言うと、娘のリアネの魔法の練習、襲ってくる魔物の退治などだったので、怪我する事もなく無事に目的の国に辿り着いた。

セレンディア王国か……またこの国に来る事になるとはね……この国にいたのは五年以上も前だけど、この国の人々は私の事を覚えているのだろうか? いや……覚えている筈は無いと思う。確か……覚えているのは、けど……あの当時、勇者君が「我々が魔王を退治したぞ!」って国中に宣伝して、国の人々の視線を集めながらお城に向かっていったんだよなあ……で、そのお城に向かう途中に私の姿もバッチリと見られてると言う訳だけど……いや、もう五年以上も経過しているし、私の事なんか覚えている訳無いか……そんな事を思っていると


「お母さん、どうしたの?」

娘のリアネが聞いて来たので、私は


「ちょっと昔の事を考えていただけよ? 何でもないわ」


「そう?」


「ええ」


「ナナさん、この国に辿り着いたけど、ナナさんの探しているのは黒陽の粉だよな?」


「あ、はい、そうですね、この国にあるとすれば……何所ですかね?」


「そうだな……ココネル? 何所にあると思うか?」


「そうね……この国にあるとしたら、魔法道具を扱っている店じゃないかしら? そこなら黒陽の粉もあると思うわね」


「そうか……じゃあ……とりあえず魔法道具が置いてある店でも探す事にするか、タマコはどうする?」


「私? えっと……ちょっと食べ物屋さんに行ってみたいかな~なんて……」


タマコがそんな事を言う。まあ……そうだよね。初めて来た国だし、何があるのか? 気になって仕方がないと思う。だから私は


「いいわよ? タマコ、行っていいわ」


「本当ですか? ナナさん。ありがとうございます。じゃあお父さん、お母さん。私、ここから別行動にしますね?」


「解った、けどタマコ? この国で問題行動を起こすなよ?」


「そうよ? 問題行動を起こしたら、捕まらないように行動するのよ? 解ったわね? とりあえずそうね……夜になったら、この場所に戻ってくる事、いいわね?」


「解った、じゃあ行って来ます」

そう言ってタマコが、私達と別行動する事になった。


「あの……捕まらないように行動って……」

私が質問してみると


「それは当たり前よ? 私達はこの国で活動している訳ではないしね? この国で捕まったら、どんな目に遭わされるか解らないしね……だから、ああ言ったのよ」


「成る程……」

まあ……それもそうか。確かに私達はバイトール王国の住人であって、このセレンディア王国の住人じゃないしなあ……この国の人達からしたら、私達は余所者だから、この国で捕まったら、一体どんな目にあうか?全く解らないと言うのを納得だった。


「じゃあ、ナナさん? 早速行きましょうか? でも……」


「でも?」


「この国は初めてだから、何所に何のお店があるのか解らない状態なのよねえ……まあ、探していれば見つかるわよね」


「そう言う事だな? とりあえず……この国の人から情報を集める事にしよう、それでいいかな? ナナさん」


「あ、はい、問題ないです」


「じゃあ、決まりだな」

こうして私達は、このセレンディア王国で、黒陽の粉がある所を探す事から始めるのだった。


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