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~第五十三話~魔王の部下、エルフの里に辿り着く~

はい、お久しぶりです。

二ヶ月ぶりの更新となります。

今回の話は、別視点の話となります。

次から本編か、また別視点かな・・・と。

とりあえず、時間が出来たら続き等書きたいと思います。

「え~っと……ここは、何所でしょう?」

サバルクと言う町で、バイトール王国に銀髪の女性がいると言う情報を手に入れて、早速移動する事にしたのだけれど……そのバイトール王国が、どんな場所にあるのか? よく判っていなかったらしく……何というか……森にたどり着いていた。


「せめて、誰かいたらその人にここが何所か聞くのですけど……とりあえず……魔王様に相談してみましょうかね……」

そう決めた私は、早速魔王様に相談する事にした。

魔王様から頂いた通信具を使って、魔王様に連絡してみる。


「魔王様~」

私がそう言うと、数秒経過した後、通信具から魔王様の声が聞こえてきた。


「む、ユーノか……一体どうした?」


「えっとですね……魔王様に聞きたい事があるっす」


「ふむ……一体何だ」


「えっと……私のいる場所って、何所っすかね?」


「……それを我に聞いてどうするんだ、我が貴様が何所にいるのか? 知ってると思うか?」


「あ~まあそうっすよね……すいませんっす」


「なら、通話してくるな……で……今、貴様は何所にいるんだ? 一応聞いておいてやろう」


「それはっすね……何というか、森の中っす」


「森の中……で……確か、バイトール王国に行く事にしたのではなかったか?」


「はい、まあそうなんっすけど……そのバイトール王国が何所にあるのか? ちょっと解ってなかったみたいなんすよね……まあ、だから森の中に入ってしまったって感じなんすけど」


「……そうか、とりあえず……その森を抜ければ、何かしら見つけるかもしれないのではないか? 我はやる事があるからな? 通信を切るぞ、それではな」


魔王様がそう言って、通信が切れてしまった。魔王様のやる事……? 一体何なんだろうか? まあ……気にしても仕方がないので、とりあえず……この場所にいても何も解らないので、森の中を移動する事にした。

森の中を移動して数時間後


「さて……あれって、家みたいっすね」

森の中で、集落みたいな場所を見つけた。もしかして……あれがバイトール王国なのだろうか? いや……森の中に王国? それは多分違うと思う。あれ? でも周りの木の色が白いから、ここって白樺の森なのかな? いや……そうとは限らないか……それに……家があるって事は、誰かしらいると思うから、そこで情報を聞く事にしよう……そう決めたので、その集落に入ろうとすると、危険を感じたので、その場から飛び去る。私のいた所に、無数の槍が突き刺さったので、その場にいたら、串刺しになっていた。

私が攻撃を避けると、集落から銀色の髪をした者達が現れて


「貴様……一体何者だ?」

そう言いながら、武器を構えてこちらを睨んできたので、私はここで争っても何もいい事が無さそうなので


「あの~一応私は、貴方達に危害を加えに来たのではないんですけど……」

私がそう言うと


「なら、ここに何の用だ?」


「えっと……ここはバイトール王国ですか? 私、バイトール王国に行こうと思ってまして、でも……そのバイトール王国と言う国が何所にあるのか? 全く解っていなかったんですよね、で……この森の中を探索しまして、この場所に辿り着いたんです」

私がそう言うと、銀髪の髪をした男が


「それは本当の話か?」


「え、ええ……本当の話ですけど……」


「……そうか、その話を一応信じる事にしてやる。ちなみにここはバイトール王国と言う場所では無い。ここはエルフの里だ。本当にエルフの里に用はないのだな?」


「え、ええ、エルフの里には用はないですね。あの……じゃあ貴方達は、エルフと言う事でいいんですか?」


「そうだ、我々はエルフだな。で……バイトール王国に行きたいと言っていたな?」


「あ、はい、そうです」


「前にバイトール王国から、我々の同胞を助けてくれた事がある。ちょっと待っていろ」

エルフの男がそう言ったので、その場で待っていると、小さな女の子がやって来た。


「この子は?」


「この子は、エリンと言う」


「えっと……私は、エリンです……お姉ちゃんは?」


「私はユーノと申しますわ」


「ユーノお姉ちゃん、何でバイトール王国に行きたいの……?」


「えっと……探している人がいてね? その人の髪の色が銀色をしているのよ、で、聞いた情報によると、バイトール王国にその銀髪の人がいるって聞いたからね? エリンちゃんは何か知ってるかな?」


「それって……ナナさんの事かも……」


「ナナさん……その方はナナさんと言うのね?」

(これで名前が分かったっすね、バイトール王国に辿り着いたら、ナナさんと言う方を探してみるっす)


「エリンちゃんは、ナナさんがどんな人か知ってるのかな?」


「ナナさんは優しい人かな……娘はちょっと良くわからなかったけど……」


「……娘? えっと……そのナナさんと言う方には、娘がいるって事かしら?」


「うん」


(何ですと!? ナナさんと言う方に娘っすか!? これは魔王様に知らせた方がいいっすかね……??)


「ユーノと言ったか、バイトール王国に行きたいのだな?」


「え、ええ……」


「なら、我々の同胞が、バイトール王国に送ってやろう、それでいいか?」


「送って貰えるなら、助かります」


「なら決まりだな、ではこの者がバイトール王国まで案内してやろう」

男がそう言って、ある一人の男を指さした。


「では私がバイトール王国まで案内いたしますね、今から行きますか?」


「そうね……じゃあそうさせて貰います」


「ユーノお姉ちゃん、ばいばい」


「ええ」


エリンちゃんがそう言って別れの言葉を言ったので、私はバイトール王国に向かう事が出来たのであった。やっぱりここはエルフの森だったんすね……エリンちゃんがあったと言うナナさん……魔王様が探している人っすかね……それにしても……子供っすか……もしかして魔王様の? まさかって感じっすね……


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