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~第四十一話~元勇者、仕事する~

はい、お久しぶりです。

本日時間出来たので、執筆しました。

また、時間出来たら執筆していると思います。

お気に入り登録件数ちょっとづつ増えてて、ありがとうです。

タマコの家にお泊りした次の日。

いつものように起きた私は、朝食の準備に取り掛かる。保存してある食料を見てみると、結構少なくなって来たので、これは補充した方がいいのかも知れない……と思いながら、朝食を作る事にした。

朝食を作り終えた後、私は娘のリアネを起こす事にした。リアネを起こした後、リアネと一緒に朝食を頂く。タマコの家で出された物よりかは、随分と質素な感じだけど、出来栄えは結構良い感じなので、味に関しては、全く問題は無かった。

娘のリアネも「美味しい~」って言っているし。

朝食を食べ終わった後、片付けをしてから、今日はお仕事があるので、外行きの服装に着替える。

この国では、私の白銀の髪の色はとても目立つので、フードを被る事にした。

フードを被った後、私は娘のリアネに


「じゃあ、出かけて来るけど、きちんとお留守番しているのよ?」

私がそう言うと、リアネが


「うん、解った。行ってらっしゃい、お母さん」


「じゃあ、行って来るわね、仕事が終わったら、なるべく早く帰る事にするわ」


リアネにそう言った後、家の外に出る事にした。外に出て思った事は、本日は何だか暑い……。フードを被っているからか、物凄く暑く感じる。今日って気温が結構高めなのか?って思いながら、バイトール王国の中を歩く。とりあえず……国の中を歩いてみて、勇者君がまだこの国にいるのか?って思ったけど、見た感じだと、いないみたいなので、この国から離れたのか? と思いながら、仕事現場へと向かう事にした。国の中を歩いて、仕事現場に辿り着く。

建物の中に入ると、上司のバルバさんとタマコが既にいたので、挨拶する事にした。


「おはようございます」


「ああ、おはよう」


「おはようございます、ナナさん。あの……」


「何かしら?」


「今日は暑いですよね? ナナさん……その格好で大丈夫でしたか?」


「ああ……まあ、確かに暑かったけど……何とか大丈夫よ」


「そうですか、それは良かったです」


「では、今日の仕事を教えるぞ、今日は港町から魚介類が運ばれる事になっているのでな? それの仕分け作業をやって欲しい。馬車は二台あるから、一人一台に着いてくれ」


「解りました」


バルバさんにそう言われたので、早速仕事に取り掛かる事にした。私の担当する事になった馬車に積まれたのは、貝類が中心だった。もう一台の方はタマコが担当しているので、そっちには魚中心なのかも知れない。何かタマコの声で「お魚……美味しそう……」とか、そんな呟きが聞こえてきたし。

しかし……改めてみてみると、色々な貝があるみたく、形もさまざまだった。この紫色をした貝って、中身食べられるのか?ってちょっと疑問に思うのだけど、バルバさんからチェックリストを受け取ったので、それと照らし合わせて、仕分けする事にした。

え~っと……この白い貝が「シロガイ」で、赤いのが「ジョウネツー」で、気になった紫色の貝が「プリティキス」……一体この貝達に名前を付けたのは誰なのだろうか? すっごく気になるのだけど……?

しかも詳細に白い貝「シロガイ」が毒性ありで、赤い貝「ジョウネツー」が解毒効果ありで、紫色の貝「プリティキス」が食用だと……!? この紫色の貝食べられるのか……全くそう見えないのだけどな……

まあ、気にしても仕方が無いので、さっさと仕分けする事にした。

仕分けに数時間かかって、何とか終わって、本日の仕事は終了したので、バルバさんに報告する事にした。


「バルバさん、終わりました」


「おお、ご苦労様、ところで……ナナ」


「はい、何ですか?」


「明日から休みにしようと思っていてな? そこでだ……港町に旅行に行かないか?」


「港町にですか?」


「ああ、タマコにもさっき話したが、タマコは行くって言っていてな? ナナはどうする?」


「そうですね……」


そう言われて考える。港町ね……確かにず~っとこのバイトール王国に滞在していたので、たまには他の町に遊びに行くのもいいのかも知れない。港町がどんな町なのか? ちょっと気になるし?


「あの……それって、娘のリアネも一緒に連れていっていいですかね?」


「ああ、全然構わないぞ」


「じゃあ、娘と一緒に行く事にします」


「では、決まりだな? それじゃあ明日の早朝に、家へ迎えに行く事でいいか?」


「あ、はい、解りました」


「では、今日はお疲れ様、明日の早朝に家へ訪ねる事にしよう」


「では、お疲れ様でした」


バルバさんにそう言った後、家へと戻る事にした。家に戻る途中、私は中央広場の方へと向かう。

中央広場に辿り着くと、そこで商売をしているエルさんに話しかける事にした。


「エルさん、こんにちは」


「あ、ナナさん、こんにちは。今日はどうしたの?」


「食材なんかを購入に来ました、あ、それと……明日からこの国を離れる事になったんです」


「あら、そうなの? 何所かに行くのかしら?」


「はい、港町に行く事になりまして」


「そう……で、この国に戻って来るの?」


「えっと……家があるので」


「まあ、そうよね? そっかぁ……港町ね? あ、じゃあ、ナナさん?」


「はい、何ですか?」


「港町で何か面白い物とかあったら、教えてくれないかしら? あっちではどんなのが流行っているのか気になるしね?」


「解りました、何か気になるのがあったら、教えますね」


「ありがとう、じゃあこれはお礼ね?」


そう言って、食材を袋に入れて、渡して来たので


「あの……いいんですか? お金払わなくて」


「今日はちょっと気分いいからね? サービスしとくわね? それじゃあ気を付けて行ってらっしゃい」


「あ、ありがとうございます」


エルさんにお礼を言った後、私は家へと戻る事にした。それにしても何か良い事でもあったのだろうか……? まあ、気にしても仕方が無かったので気にしない事にした。

ちなみにリアネに港町に行く?って聞いてみると「行く~」って言ったので、嫌がる風には見えなかった。こうして、明日、私達は港町へ旅行に行く事に決まったのだった。

一体どんな町なのだろうか? 港町……




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