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~第二十五話~元勇者、倒される~

はい、こっから展開を迎える事にしました。

とりあえずまあエロエロ風にはしないつもりなので、こういう展開はちょっと書きたいかな~って思ったから、こういう展開にしてみました。

最近執筆があまりできてないので、次いつになるか?解らないって感じですかね~

建国祭が終わって、次の日。

今日からいつもと同じように仕事があるので、いつもと同じ時間に起きる事にした。

起きてから、身だしなみをチェックした後、娘のリアネを起こして、朝食を作る。

今日は、せっかく市場で白砂を手にいれたのだし、パンに使ってみるかな……と、思ったので、魔法鞄を出現させて、そこから白砂が入った箱を取り出して、パンに浸す。パンに浸した後、アズの実を磨り潰して混ぜ合わせて、アズパンの白砂漬けが完成した。早速出来たので、娘のリアネと一緒に食べてみる。

うん……しっかりと甘めに味付けされてる。これなら他の料理に混ぜてもいいかもしれないな……とか思いながら、食べ終わったので、私は外行きの服装に着替えてから、フードを被る。

フードを被った後、私はリアネに


「リアネ? 私は出かけるけど、いつものようにお留守番出来るわよね?」


「うん、出来るよ、クロと一緒にきちんとお留守番しているね?」


「そう……じゃあ私は出かけるけど、怪しい人が尋ねても扉を開けちゃ駄目よ? それじゃあ行ってくるわね」

私はリアネの頭をなでた後、外に出かける事にした。外に出た後、私は考える。

そう言えば……明日はイベントだったなと。そのイベントと言うのは、リアネの事で、明日はリアネの誕生日の日なのである。

明日で、リアネは六歳になるのだけど……リアネのそろそろ学院に行かせてあげた方がいいのかな……って思ってしまった。このバイトール王国には、勿論子供が学問を習う場所、学院という物が存在する。

確か……6歳ぐらいから学ばせる事が可能で、親が学院に学ばせるかどうかは、個人で決められるので、別に強制って言う感じではないのだけど……リアネにも、同世代の子供の友達がいた方がいいのかも知れないな……とか、ちょっと思ってしまった。

そんな事を思いながら、国の中を進んで行き、私の所属している仕事場に辿り着く。

先にいたのは、私の上司のバルバさんと、同僚のタマコだった。バルバが私がやって来た事に気づいて


「おはようナナ、では、今日の仕事内容を伝えるな? タマコもしっかりと聞いてくれ」


「はい、解りました」


バルバさんがそう言うので、私とタマコはバルバから仕事内容を聞く事にした。

仕事内容を聞いた後、私達は自分の仕事場に就く。今日は、野菜の数を調べる事だけだったので、比較的に楽な感じだった。仕事しながら、私は隣にいるタマコにちょっと聞く事にした。


「タマコ、ちょっといいかな?」


「あ、はい、何ですかね」


「実は……明日、リアネの誕生日なのだけど、何を送ったらいいか? 解らないのよ……何を贈ったらいいかしら?」


「あ、そうなんですか? そうですね……リアネちゃんが欲しい物でいいんじゃないですかね? ナナさん、リアネちゃんが欲しい物って解ります?」

そう言われて考える。しかし……リアネが何を欲しいか? 全く解らなかった。

今の所、家族になったクロが大好きな感じに見えたけど……けど、何が欲しいか? 全く解らなかったので


「解らないわね……情けないけど、本当に何が欲しいか? 解らないのよ」


「そうですか……あ、じゃあ……私がリアネちゃんに何か欲しいか? 聞いてみましょうか? 用意出来る物でしたら、用意出来るかもですしね?」


「えっと……頼んでもいいのかしら?」


「いいですよ、私もリアネちゃんの事、祝いたいですしね」


「ありがとう、じゃあ頼むわね」


「はい、お任せ下さい」

タマコが聞いてくれると言うので、タマコに任せる事にした。野菜の数も確認が終わって、今日の仕事が終わる。仕事が終わった後、バルバさんが


「タマコは、もう帰っていいぞ? で……ナナ、ちょっと頼みたい事があるのだが、ちょっとだけ残ってはくれないか?」


「頼みたい事ですか? はい、解りました」


「すまんな」


「あ、じゃあ、私は先に失礼しますね? あ、ナナさん? ナナさんの家教えてくれません? 早速リアネちゃんに会いに行こうと思いますから」


「解ったわ」

私は、タマコに家を教える事にした。教えた後


「では、お疲れ様です~お先に失礼しますね」

そう言ってタマコが、仕事場から出て行く。出て行った後、私はバルバさんに


「あの、頼みたい事ってなんですか?」

そう聞くと


「いや……ちょっと調べて欲しい物があってな? これなんだが……」

バルバさんが液体の入った瓶の箱を持って来た。


「これは?」


「ワトリから聞いたんだが、ナナ、確か状態変化無効能力が備わっているっていうのは本当か?」


「えっと……はい、まあそうです」


「そうか、じゃあこの瓶の中身を確認してくれないか?、いや実はな……中身、毒性の可能性があるのだが、見分けがつかなくてな……同じ色のを何本も仕入れてしまったんだ、10本あるから、その10本を少し飲んでみて、毒性があるのとないのとを分けてくれないだろうか? これは状態変化無効能力があるナナが出来るのだったら、是非やって欲しいんだ」


そう言われたのでちょっと考える。別に断ってもいいのだけど、バルバさんには色々とお世話になってるので、助ける為にも


「解りました、じゃあやってみますね」

そう言って、私は十本の瓶の中身を調べる事にした。結果、結構甘い味付けでちょっと美味しかったけど、一本だけ毒性の強いドリカブトが混ざったのがあったので、それだけがちょっと不味かった。

私は、毒性の混ざった一本を取り出して


「これだけが、毒性のドリカブトが入ってますね」

そう言うと


「ドリカブトってかなり危険な毒草じゃないか……それを飲んで、本当に大丈夫なのか……?」


「はい、大丈夫です」


「そ、そうか……それにしても助かった。ではこれだけ別の所に卸すとするか、じゃあ今日はもう帰っていいぞ」


「解りました、では、お疲れ様です」

そう言って私は、家へと戻る事にした。

戻る途中、明日はリアネの誕生日、何を用意しようか……と、考えていると、頭に強い衝撃がきて、いきなり眩暈がした。一体なんだ……と振り向くと、見た事ない男が目の前にいた。

男が私に向かって


「お、近くで見たら……やはりな? すまないが、ちょっと眠って貰おうか!」

そう言われて身の危険を感じる。咄嗟に逃げようと走りだそうとするが、追いつかれてしまって

頭に再び大きい衝撃が来て、意識が朦朧として来た。

これはかなりやばい……!! そう思ったが、意識が朦朧としてきて、蹲ってしまい、男が近づいて、私の顔を見て


「む……よく見たら銀髪で上玉ではないか! これは高く売れるかもな? くっくっく……」

そんな声だけが聞こえてきて、私は意識を手放してしまったのだった。

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