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~第二十四話~娘、お出かけする3~

はい、今回は娘の話の続編を書きました。

これで、この話はラストとなりますね。

ん~そろそろ新キャラを出して、新しい展開にするか?

悩み所ではありますけど。

ワトリさんが用意してくれた家に泊まって、次の日になりました。

うん、よく眠れた感じはするかな? この家だったら、毎日住んでも良いかもって思ってしまうんだけどね? 一緒に寝泊りしたお母さんも、この家欲しいとか言っていたから、いつかは手に入るのかなあ……そんな事を考えていると、ワトリさんが


「今日の朝飯だな?」

そう言って、大きな鳥さんが目の前に現れた。大きな鳥さんだぁ……この鳥、何所で取って来たんだろ?

すっごく気になったけど、まあ……気にしちゃいけないかなって思ったので、その鳥を頂く事にした。こんがりと焼いてあって、すっごくおいしかった。これなら、毎日出されてもいいかな?って思っちゃった。

朝食を食べ終わった後、ワトリさんが


「よし、今日もいい天気だ、では目的地に行くとするか」

そう言ったので、移動する事になった。あとどれくらいで辿り着くのかな……と思いながら、移動して

結構な時間が過ぎた頃に、お母さんが


「エリン、エルフの里は、ここから近いかしら?」

お母さんがそう言うと


「……うん、この奥だと思う」

この奥って、あの白色になっている場所の事なのかな? なんだか……綺麗に光って見えて、ちょっと綺麗かも……そう思っていると


「何かが近づいてくる。うむ……あれはエルフだな。俺は後ろで待機してるから、ナナさん、やってくるエルフにこの子の事を頼む、俺では敵対されそうなのでな?」

エルフ? あ、確かに奥の方から、誰かやって来るみたい。見た目からして、あれがエルフの人なのかな? 近くで良く見てみると、お母さんと同じ銀髪の髪をしてる……でも……なんか顔が怒っている風に見えて、ちょっと怖いよ……


「何奴、返答次第によっては殺す!」

うう……あんな事言っているし……や、やっぱり怖い……私がそう感じていると、お母さんが


「私達は、争いに来た訳ではありません。この子をエルフの里に戻しにやって来たのです」


「……確かに我々の同胞みたいだな? 幼子のエルフ、名前は何と言う」


「……エリン」


「エリンか、ではエリン、この者達は、悪い奴等か?」


「ううん、ナナさんは優しい……私の事を大事にしてくれたから」


「そうか……む、よく見たらお前も、銀髪の髪をしているな?……ふむ……とりあえずお前の言う事は信用してやる。俺一人では判断はつかんから、族長に会わす事にしよう。まだ幼子のエルフのようだしな?ちなみにエリン、父親の名前と母親の名前は解るか?」


「よく解らない……」


「そうか……ではエリン、俺について来るのだ。族長に会わせる、族長ならエリンの父親と母親の事も解るだろう」


「じゃあ、貴方にこの子を渡すという事でいいですか?」


「ああ……さっきは物騒な事を言ってすまない。だが我々は別種族、特に人を嫌うのでな? 我々を襲う者もいたりするから、用心する事にしてるのだ。確か……ナナと言ったか、どうやら……我々に危害を与えに来た訳ではないみたいだな? その後ろに控えている者は護衛か?」

護衛って、ワトリさんの事だよね?


「はい、そうです、私達の護衛を勤めてくれました」


「そうか……まあいい。ではエリン、俺と一緒に来るのだ」


「エリン、このエルフについて行けば問題ないわ、それじゃあね?」


「……う、うん。ありがとう……」

エリンさんが、エルフの男の人の所に向かって行く。


「では、もう用は無いな? ここから立ち去ってくれると助かる。まだ何か用事はあるのか?」

もう用事は終わったと思うから、用は無いと思うけど……


「いえ、特には、では立ち去りますね? それでは」

お母さんがそう言ったので、私達はここから離れる事にした。うん……本当に怖かった……お母さんにあの人怖かったよ……と言うと、もう大丈夫よって言ってくれたので、安心出来た。

エリンさんを送り届ける事に成功したから、後はバイトール王国に戻る事になった。戻る途中、私は可愛い生き物を発見した。この黒っぽい生き物、可愛い~!

なんて言うのかな? ちっちゃくて可愛いよ~この黒っぽい生き物、ワトリさんが猫って言うのを教えてくれたので、私は「猫さん、可愛い~」と言って、抱っこする事にした。

猫さんは、にゃーって鳴いて、私が触っても嫌がっている様子がなかったので、ますます好きになっちゃった。私が猫さんと戯れていると、ワトリさんが


「ちょっと眠いな、何かあったら起こしてくれ」

そう言って、寝てしまったので、ここで休憩するみたいだった。お母さんもこの猫さんと一緒に遊ぶ事になって、お母さん、この猫さんの事、嫌ってはないのかなって思ったけど、お母さんも猫さんの事を嫌いって風には見えなかったので、安心した。

ある程度時間が過ぎた頃、お母さんがワトリさんを起こして、移動する事になったんだけど……

この猫さん、私の家に持ち帰っちゃ駄目なのかな? こんなに可愛いから、離れたくないよ……

駄目もとでお母さんに言ってみようかな? 私はそう決めて、お母さんに


「この猫さん、持ち帰っちゃ駄目?」

そう言ってみると、お母さんは


「はあ……解ったわ、いいわよ?」


「ありがとう! お母さん!」


やった! 言って良かった! じゃあ、この猫さんに名前付けよっと。見た目が黒い色をしているから、名前は「クロ」に決まり! そう決めて私は、クロに


「クロ~今日から一緒だよ?」

私がそう言うと、クロはお母さんに飛び付いて、何か話した後、私の頭の上に飛び乗った。

私の頭の上、気に入ったのかな? でも……嫌じゃないし、このままでもいいかもね? そう思っていると、お母さんが


「あの……ちなみに聞きますけど、猫って話します?」


「……何を言っているんだ? あの品種は泣き声しかしないぞ?」


「……そうですか」

お母さんは、何を言っているんだろう? クロはさっきから「にゃー」ってしか、鳴いてないのに?

まあいっか、とりあえず……これからもよろしくね? クロ!

私がクロにそう言うと、にゃーって返事してくれたのでした。

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