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~第十三話~元勇者、任務達成する~

すいません……もう限界です。

色々と考えたのですが、全然思いつきません……

なので、諦めようと思います………





面白い名前を!

これからも宜しくお願いします。

何とかほとんど怪我する事なく、エルフの里がある森に辿り着いたけど……エルフの里に辿り着く前に、一人のエルフが敵対心むき出しで、こちらを睨んでいたので、ここは私が交渉するしかないな……と思い、このエルフに話しかける。


「私達は、争いに来た訳ではありません。この子をエルフの里に戻しにやって来たのです」

私がそう言って、エリンを前に出す。エリンを見た後、エルフの男が


「……確かに我々の同胞みたいだな? 幼子のエルフ、名前は何と言う」


「……エリン」


「エリンか、では……エリン、この者達を悪い奴等か?」


「ううん、ナナさんは優しい……私の事を大事にしてくれたから」


「……そうか……む、よく見たらお前も、銀髪の髪をしているな?……ふむ……とりあえずお前の言う事は信用してやる。俺一人では判断はつかんから、族長に会わす事にしよう。まだ幼子のエルフのようだしな? ちなみにエリン、父親の名前と母親の名前は解るか?」


「よく解らない……」


「そうか……ではエリン、俺について来るのだ。族長に会わせる、族長ならエリンの父親と母親の事も解るだろう」


「じゃあ、貴方にこの子を渡すという事でいいですか?」


「ああ……さっきは物騒な事を言ってすまない。だが我々は別種族、特に人を嫌うのでな? 我々を襲う者もいたりするから、用心する事にしてるのだ。 確か……ナナと言ったか、どうやら……我々に危害を与えに来た訳ではないみたいだな? その後ろに控えている者は護衛か?」

控えている者と言うのは、ワトリの事だろうと思ったので


「はい、そうです、私達の護衛を勤めてくれました」


「そうか……まあいい。ではエリン、俺と一緒に来るのだ」

エルフの男がそう言うので、私は


「エリン、このエルフについて行けば問題ないわ、それじゃあね?」


「……う、うん。 ありがとう……」


エリンをこのエルフに預けると、エルフの男が


「では、もう用は無いな? ここから立ち去ってくれると助かる。まだ何か用事はあるのか?」

そう聞いて来たので、私は


「いえ、特には、では立ち去りますね? それでは」

私はそう言うと、娘のリアネとワトリを連れて、この森から引き返す事にした。

森を出た後、リアネが「あの人、怖かった……」と言って、しがみ付いてきたので、もう大丈夫よ?と安心させてから、バイトール王国へと引き返す事にした。

戻る途中、遭遇したのは、野生の動物の猫だった。

ワトリが言うには、この猫は愛玩用として飼育されている品種だと言う事。

黒色の猫なのだがサイズが小さいので、その姿を見たリアネが「猫さん、可愛い~」と言って、抱きついてあやしている。いや、貴方が十分可愛いです。はい。

とりあえず……危険はないようなので、私はちょっとだけなら遊んでもいいと、リアネに言うと、地面をごろごろしながら、猫と戯れていた。

うん、微笑ましい光景なのだが……服が汚れるなあ……まあ、帰ったら洗えばいいか……とか、そんな事を思っていると、ワトリさんが

「ちょっと眠いな、何かあったら起こしてくれ」と言って、その場で眠ってしまった。

よっぽど眠かったのか、あっさりと眠ってしまい、私はどうしよう……と思ったが、気持ちよさそうに寝てるので、ある程度時間たったら起こすかな……とそう決めて、私もリアネと一緒に猫と遊ぶ事にした。

しかし……この猫、人を怖がるとか全くしないな? 飼い慣らされていたんだろうか? けど、それじゃあ……野生の野良猫になっていると言う事は捨てられたのかも知れない。

いや、これは私が勝手にそう思っているだけで、普通に野生に生息している野良猫の可能性もあるって言う事だよな……そんな事をちょびっと考えた後、猫と言うか、リアネと一緒に戯れる。

最近、あまりリアネと遊んでなかったので、偶にはこう言う時間も取った方がいいのかもしれないな……ある程度時間がたった後、私はワトリさんを起こす。

ワトリさんが起きた後、辺りを確認してから、移動する事にした。

移動しようとすると、リアネが「この猫さん、持ち帰っちゃ駄目?」とか言ってきた。

そう言われて、どうしようか迷う。リアネの頼みだし、断りたくはないのだが、仮にも生き物だしなあ……きちんと世話出来るのかどうか、不安だった。

けど、この黒猫もリアネの事を嫌がっている風にも見えないので、もし駄目って言ったら、リアネが泣き出すかも知れなかったので、私は


「はあ……解ったわ、いいわよ?」

そう言うと


「ありがとう! お母さん!」

すごい喜んでいた。それにしても黒猫か……まあ、黒猫は不吉の象徴とか言われているのを思い出したけど、ま、リアネも喜んでいるし、気にしないでいいか……と、そう思う事にした。

しかもいつのまにか「クロ~今日から一緒だよ?」と、リアネがこの黒猫にしっかりと名前をつけていた。クロと名づけられた黒猫は、頷くとリアネから離れて、何故か私に飛び乗り、肩の方に乗って、耳元で「我が主がそう申したのだ、宜しく頼むぞ」と、やたら渋い声でそう言うと、リアネの頭に飛び乗る。

…………ここの猫って、喋るのか……知らなかったな……私はワトリさんに


「あの……ちなみに聞きますけど、猫って話します?」


「……何を言っているんだ? あの品種は泣き声しかしないぞ?」


「……そうですか」

じゃあ、あの猫は何なのだろう。リアネが話しかけているが「ニャー」とかしか鳴いてなかった。

……うん、気にしない事にしよう。そうしよう。とりあえず……私の家族に黒猫のクロが加わり、私達はバイトール王国へと戻る事にしたのであった。


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