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エピローグ

「いくぞ・・・それ」

 その手から放たれたボールは俺が構えたグローブへと収まった。

「上手くなったな」

 俺が頭を撫でると子供は少し照れて、母親の元に駆け寄る。

「どうしたの?」

 綾は子供に尋ねる。

「僕ね、大きくなったらお父さんみたいな野球選手になるんだ!」

 子供は自慢げにそう答える。

「そうか、でもこのままじゃあお父さんみたいになれないぞ。 もっといっぱい食べて、いっぱい寝て、いっぱい練習して、そして野球が大好きっていう気持ちを忘れなければきっとなれるよ」

 この言葉は父さんから教わった言葉。 そしてそれを今、こうして息子へと教えている。 こいつがこの言葉をどのようにとらえるかは分からないが、子供の人生の中で役に立つ事が出来ればうれしい。

「うん!」

 子供は頷く。

「いくぞ・・・えい」

 子供が投げた球は壁に当たり、跳ね返ってきたボールを懸命に追いかける。

「野球って楽しいね、お父さん!」



Love,Dream,Happinessはこれで完結です。 最後まで自己満足で終わってしまいましたが、どうか許して下さい。 この物語を最後まで読んでくれた方々。 こんな青二才の小説を最後まで読んでくれてありがとうございました。

              はるやんでした。

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