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0話:プロローグ

まえがきはかなりふざけてますけど、小説は真面目に書きました。

「翼~、早くしなさ~い」

 一階から母さんの声がした。

「うるっさいなー、分かってるよ」

 今日は中学最後の大会だ。 翼は幼い頃から野球をやっている。 中学校に入り、野球部に入部すると中2の夏には既にエースになっており、その才能は他を圧倒していた。 そんな翼にはいくつもの高校から推薦が来ていて、将来翼が入学する帝都高校も翼のその素質にほれ込んだ一つの高校だった。

「今行くよ」

 階段を下りてリビングに入る。

「何だよこれ」 

 リビングに入った翼の目の前には豪華料理が広がっていた。

「あら、今日は翼の最後の試合でしょ? ちょっと気合いを入れちゃった。」

 翼の母親はおどけた表情で舌を出す。

「気合いをいれたって・・・ 朝からこんなに食えないっつうの」

「まぁいいじゃない」

 翼はあきれながらも目の前にある豪華料理を少し食べバックをからい、家を出た。

「いってらっしゃ~い。頑張るのよー!」

 翼は母親に手を振り、グラウンドに向かった。 







グラウンドには高校のスカウトを始め、プロのスカウトもちらほら見える。 それもそのはず将来。 日本のプロ野球を引っ張っていくであろう二人の対戦だ。

白鳥しらとり翼と友沢はまだ中学生ながら、人間離れした身体能力の持ち主だ。 その能力にはメジャーの球団も注目しているという噂まである。 一般の知名度はないものの、プロのスカウトでは知らない者はいない程、この業界では有名な二人だった。

白鳥は130㌔後半のストレートを中心にスライダー、そして緩いカーブを使って三振を取りに行く投手で、友沢はスピードこそないものの、緻密なコントロールで打たせて取る、そんなピッチャーだった。 


藤元もまた二人の対決を見に来た高校教師だった。 

(友沢はあかつき大橘に行くって情報だし、白鳥も県外の強豪に行くだろう・・・)

藤元がいる帝都高校は数年前こそ甲子園の常連だったが、一昨年設立されたあかつき大学附属橘高校は理事長の意向により強引ともいえる選手補強で県内県外構わず優秀に人材を集めてくる、そんな学校だった。 おかげでいい選手はほとんどあかつき大橘に取られ、かなりの差ができてしまった。

でも今年は優秀な選手がそろったし、良い投手がもう一人入ってくれればあかつき大橘を倒す事も夢ではない。 そう藤元は確信している。



14才の処女作です。 どうかコメントして頂けると幸いです。

1日一話で更新をしていく予定です。

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