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星屑の学園 –天才たちの交響曲–  作者: 氷月 御白
第一章 「9人の夢と目覚め」
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第一章 幕の開けた先には

あっという間に休息の3日が過ぎた。

片付けもしたし、段ボールを指定の場所に置きにもいった。


この3日間遊びに行く者も多かったらしいが、私はただ本を読んだりして過ごした。

櫻井の部屋にでも行こうかと思ったが、まず部屋をお互い聞いていないことを思い出しあきらめた。


そして今日、クラス発表の日だ。

まずは新しい制服を整える。

(意外と…似合っているのでは?)

そう考えながら部屋のドアを開け、廊下に出た。


廊下には沢山の人がいる。おそらくクラスが分かれるであろう友達との話でもしているのだろう。

櫻井を探したが…いなかった。

(一緒になれるといいな…と言ったが…)

不安がある訳ではない。ただSクラスに入れているかが心に引っ掛かる。


解き直しはした。ほとんど満点に近いだろう。ただ…

(これ以上…考えても無駄だ…)

そう思い、思考を切り替えた。


寮から学園への道をただ進む。いつもは曲がらない道を進み、新しい校舎へと入る。

その頃には皆顔が青ざめていた。


「さて…私のクラスは…」

そう呟き玄関前に張り出されるクラス表に目を向ける。

「…Sか…!」

小さな声でそう言うと遅れて実感が湧いてきた。


(そうだ…櫻井は…)

そう思いもう一度クラス表に目を向けると…

「S…」

そう。櫻井もSだった。


(一緒のクラスだといいな…か)

その言葉が実現されたことが私はとても嬉しかった。


ふと周りに目を向けると絶望と嬉しさが混じり合ったとても微妙な空気が流れていた。

「終わった…Bは終わった…」

そう呟く者もいれば…

「Aだ!それも2番目!」

そう喜ぶ者もいる。


(しょうがない…のだろうな…)

人に気持ちを寄せている暇はない。


早速Sクラスの下駄箱へと足を進める。8個の下駄箱のうち空いているのは1つだけ…

つまり…

「もうきていると言うことか…急がないとな…」

そう呟き私は足を踏み出した。


やっと本編を始めることができました。ここからはSクラスと主人公の成長を書いていこうと思います。

お付き合いくださると嬉しいです。ではまた次の話でお会いしましょう!

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