ちょっと面白い毒生物の食べ方。
毒が有ると食べられないと言うのは実は勘違いと言う凄い話です。
毒生物代表の河豚を平然と高級食材にしている日本人ですからね。毒生物? なにそれどう調理するの? と思われそうではあります。
日本人の感性ってこんな感じですね。一般的で都会的な日本人は毒生物を食べるなんて石を投げて拒絶しそうですが、わりと日本人全体はこんな感じです。昔から毒を食らったら皿まで食っちゃう民族ですね。
現代人は守られまくってるから分からないんですよ。毒はとても身近にあるのにね。食べあわせは存在するんですよ。ドリアンとお酒とか、その辺りは調べて下さい。嘘とも言われてるしわざわざ小説にする意味がないんでね。私が興味ないだけですけど。
ベニテングダケを糠漬けで塩蔵したら半年くらいで食べられるようになるんですが今でも科学的な原理は分かってないらしいですね。毒のあるものは食べられるんです。しかも美味い。ベニテングダケの毒成分は旨味成分でもあるそうで。
これを何故主張するかと言えば、まあ国家的に利益があるからですね。食料問題は逃げられませんからね。
でもだから、日本の食材に価値があれば政治的に優位に立てるので。例えば干し鮑とか和食食材の高級品です。
日本のものが高価とか当たり前ですね。量が少なくて質が良いから。まあ私は美味しければ良いんですけど。
ん、私たちの天敵になっているのはエチゼンクラゲですか。越前の名前がついている通り昔からいました。こいつ不味いんですよねぇ。食えないのに数が多い。肥料にできないか研究されています。
逆に異世界でならゴブリンを肥料にするとかできそうですね。そもそも物質なので利用できます。
あー、毒生物を食べるお話でした。私はこの方面は色々勉強したんですよ。何故か分かりませんけど毒に魅力を感じまして。
シャグマアミガサタケは湯がいたら食べられます。美味しいそうです。見た目は紫の脳味噌ですけどね。
シャグマアミガサタケの仲間にはモリーユダケとかの高級食材が有るんですけどね。私キノコ嫌いですけどそんなことは知ってます。
シャグマアミガサタケを湯がいたら蒸気に毒性があるので換気扇はフルパワーで回してください。死にます。
毒生物を避けるのはいつでもできますが、ハチミツなんかは毒生物を克服しないと手に入れられないでしょう?
毒生物は意外と美味しかったりするんですよね。お前ら進化の方向間違ってない?
毒蛙なんてだいたい美味しいですよね。唐揚げが絶品です。
あー、毒の種類の話をしないと駄目ですね。
一般的に恐れられているのはマムシなどの出血毒とクラゲなどの神経毒でしょう。どちらも過ぎれば死に至りますね。血清で防げるのが私的には謎なんですけどね。科学的な機序が判明してるなら怖くないと思うんだけど。
そうそう、毒生物の食べ方だったわね。
まむしとかハブとかは普通に食べられるわ。
そもそも毒腺を省いてしまえば食べられるのよ。ハブだけに。じゃなかった。
酵素にしろ酸にしろ毒物をタンパク質と熱源に放り込むと無毒化するんだよね。面白いでしょ。
そもそも毒が何にどう作用するかの問題でしかない。あらゆる化学反応で駆逐できない毒性は確かにあるんだけど、毒蛇や蠍の毒はわりと毒腺を省き、残りは火を入れたら熱で分解されて解消されるのよ。
タンパク毒や酵素は高熱であっさり分解されるのよね。
つまり焼けば食える。
本気で飢えたら毒蛇でも蠍でも毒蜘蛛でも食えば良いと言う話でした。
面白かった? じゃーねー!
そもそも食べる毒と触れる毒とは違いますね。水銀を吐く動物は居ませんが水銀は毒であるように、生物の毒はわりとおそるるに足りないんですねー。
鉱物毒とタンパク毒は違いますね。