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一ノ瀬さん家の日常①  作者: 碧川 亜理沙
56/62

7月15日

悠「……意味わからん」

透「何回目、そのセリフ」

雪「いい加減諦めろ」

悠「何で休みなのに学校行かないといけない」

透「今週文化祭だからねぇ。準備のためですよ」

雪「最後の仕上げだ。行かない訳にはいかないだろ」

悠「朝早くに押しかけて……」

雪「いやいや、10時過ぎだぞ、お前迎えに行ったの」

透「むしろあと2時間前には行こうとしてたけど、もう少しゆっくりさせてあげようと思った俺らの心意気を感じて欲しいな」

悠「10時……充分早い」

雪「お前の時間感覚がおかしいわ」

透「文化祭のためだからさ。来週はもう夏休みと思えば頑張れるだろ?」

悠「来週は来週。今は今」

雪「とりあえず、たまには早起きできたと思ってさっさと行くぞ。遅くなるとは言ったけど、さすがに時間くいすぎた」

悠「今から回れ右してお家に」

透雪「帰るな」


文化祭の準備は準備で、楽しいですよね




* * * * *


父「俊、ちょっといいか」

俊「ん? どうしたの」

父「大したことじゃないが……純はバイトか」

純「うん、そう」

父「まぁ話ってのが、望のことだ」

俊「望?」

父「あいつも受験生だろ? この前塾行くかって聞いたけど、嫌だと言うし。だから、たまにでいいからあいつの勉強みてやってくれないか」

俊「それは別にいいけど。悠の時もやったし」

父「悪いな」

俊「いいよ。純と時間空いたら交互に見るから。でも、俺らより望のほう頭いいから何とかなるんじゃないかな」

父「それは……そうだな。兄妹の中で何だかんだ1番望が勉強できてるな」

俊「だよねぇ。ま、教えられる範囲で教えるよ」

父「おう、よろしく頼む」

俊「任された」


望くん、実はテストでは5位以内なんですよね、いつも

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