7月5日
悠「おかーさーん」
母「どうしたの?」
悠「浴衣ってある?」
母「浴衣? お祭りでも行くの? 」
悠「文化祭でクラス皆で着るんだって」
母「もう文化祭の時期なのねぇ。浴衣……あったかしら。小さい頃は着せてたけど、最近悠着てくれないから。一着くらいあった気はするんだけど……」
悠「甚平でもいいよ」
母「明日探してみるわね。あ、お母さんのなら奥の方にしまってたかも」
悠「うん、なんでもいいよ」
母「もしないなら買いに行きましょう。今後も着るかもしれないものね。いっそのこと、今年は浴衣着て夏祭り行きなさいよ」
悠「えー……浴衣って、地味に暑いし動きずらいし……」
母「どんなのがいいかしらねぇ」
悠「聞いてますー?」
浴衣は涼しげに見えるけど、実際暑いですよね
* * * * *
望「……純くーん」
純「望、まだ起きてたのか」
望「うん。あのさ、今いい?」
純「別にいいけど。どうかしたのか?」
望「うん、じゃあさ一式持って純くんの部屋行ってもいい? あ、俊くんもう寝ちゃってる?」
純「あいつ、今日はダチん家でレポート書いてるから、いねぇよ」
望「分かった。じゃあ行くね」
純「いいけど、何かあったのか?」
望「うん……実は、最後のステージだけどう頑張ってもクリアできなくて……純くんならいけるかなと」
純「さっさと寝ろ」
深夜1時にやらなくても……ですね




