6月30日
悠「あー……」
望「ゆーうー、いるのー?」
悠「……おー」
望「あ、いた。……もしかして、起きてなかったの?」
悠「起きてる」
望「でも布団からは出てないだろ、絶対」
悠「外が雨だから? だるくてだるくて……」
望「つまりいつも通りということ」
悠「いつもより倍増し増し……」
望「はいはい。ゲーム、対戦相手欲しいんだけど」
悠「えー……動きたくない」
望「純くんも俊くんもいないの!」
悠「んー……父さんは?」
望「出かけた。母さんも一緒」
悠「えー……ここまで持ってきてくれれば」
望「いやいや、テレビないじゃん! 30分で準備してね! 待ってるから!」
悠「えー……おー……」
ちなみに、時刻は14時30分頃です
* * * * *
母「あら、そう言えば明日から7月なのね。カレンダー変えなきゃ」
望「もう1年の半分が終わったんだ……」
純「はぇーな」
母「もう夏ねぇ」
望「なんかさ、6月って微妙な時期だけど、7月って言われるともう夏かって思わない?」
純「あぁ……分かる気する」
望「でもさ、梅雨で雨ばっかだから夏って感じしない」
純「これからだろ」
母「そうよ、これからよ」
望「これからかなぁ」
夏はまだまだ、これからですよ




