5月24日
悠「マジ、ムリ」
透「見事なまでの快晴」
雪「てるてる坊主様々」
愛「この気温さえなければね……」
雪「確かに。暑すぎる」
悠「今5月……おかしい」
透「タイミングだね。まぁ、山の中だし、少しは涼しい気がしない?」
愛「するかも」
悠「しない」
透「来ちゃったものは仕方がない。ほら、早く登らないと昼に間に合わない」
悠「……行かなきゃダメなのか」
愛「上りと下りのルート違うから、登らないと帰れなくなっちゃうよ」
雪「いい加減諦めろ」
悠「うぅ……てるてる坊主効果……」
愛「あれだけ作ってたけどね(笑) 家にも吊るしてたんだって?」
透「今朝迎えに行ったら、にっこり笑ったてるてる坊主が何十個と逆さに吊るされてたよ。少し怖かった」
悠「望がおもしろがって顔書いた」
雪「帰りに見て帰ろ」
透「とにかく、ただでさえ俺ら遅れてるんだから、さっさと上ろ」
雪愛「はーい」
悠「……おー」
遠足日和だけど、熱中症にはお気をつけて
* * * * *
純「よう、悠」
悠「何……疲れてんすけど」
純「見りゃわかる。お前、明日とか暇だよな」
悠「暇で悪かったな」
純「ちょっくら付き合ってくんね?」
悠「えー……望とか誘えばー」
純「あいつ、明日は部活の打ち上げだと。俊はバイト。お前くらいしか暇人いねぇんだよ」
悠「えー……まぁ、別にいいけど」
純「よし、じゃあ10時になったら家出るから、それまで風呂入って準備してろよ」
悠「おー」
純「あと、寝んじゃねぇぞ」
悠「おー……ぉ? え、10時って明日のですよな」
純「は? 今晩の」
悠「……はい?」
どこに行くのでしょうか




