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一ノ瀬さん家の日常①  作者: 碧川 亜理沙
38/62

5月21日

悠「……はぁ」

愛「何となく分かるんだけど……なんでてるてる坊主作ってるの? しかも逆さに」

悠「雨降るように」

愛「今すごい雨降ってるけど」

悠「今日じゃない。金曜日に」

愛「遠足、そんなに行きたくないんだね」

悠「遠足というなの登山じゃん」

愛「授業ないだけよくない?」

悠「ならせめて休みたい」

愛「雨降ると普通に学校来て授業だよ?」

悠「台風でも来て休校になるのが一番いい」


さてさて、どうなることやら




* * * *   *


純「…………」

望「……純くんが静かとか気持ち悪い」

純「おい、望。それは俺がいつもうるさいということか」

悠「うん」

純「おい」

望「まーまーまー。で、どしたの? ぼーっとしちゃって」

純「……最近、俊の奴、何か変じゃないか?」

望「……変? そうかな?」

悠「いつもと変わりなくない?」

純「いや、俺には分かる。いつもより心ここに在らずって感じだ」

悠「今の純みたいに?」

純「そうそ……別に俺はそんなじゃない」

望「気にし過ぎじゃない? なんかあれば俊くんから言ってくれるでしょ」

純「…………気にし過ぎか」

悠「そうそう。きっとそう」

望「……ところで、さっきからものすごく気になってるんだけどさ」

純「お前、てるてる坊主逆さになってるぞ」

悠「いいの。これが正しいのだ」


ちなみに、学校と家にそれぞれ吊り下げてるそうです

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