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一ノ瀬さん家の日常①  作者: 碧川 亜理沙
18/62

4月18日

悠「♪~」

雪「……何あいつ、すげぇ機嫌いいんだけど」

透「遠目からでもすっごい機嫌いいの分かる」

雪「何あったんだ?」

透「さぁ……あぁ、アレかな」

雪「アレ?」

透「なんかずっと待ってた本買ったって言ってた」

雪「……なるほど。納得」

透「あいつ、本が好きだよな」


 好きなものがあるとテンション上がりますよね


 *   *   *   *   *   *


雪「……そう言えば、あいつさ。友だちできてんの?」

透「……んー、そう言えば。話してるのあんまり見ないな」

雪「中学の時からそうだったけど、あいつ基本俺ら以外と話さねぇよな」

透「別に人見知りとか言うわけじゃないだろうけど」

雪「基本休み時間は本読んでるしな……」

透「まぁ、悠が気にしないならいいけどさ……」

雪「気にしなさすぎだからな」

透「無理に作らす必要はないと思うけど、さすがにちょっと気にはなるかな」

雪「だよなぁ……今度聞いてみるか」

透「そうだな」


 幼馴染たちは心配しているのです


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