4月1日
ある意味思い付きで出発した内容です。
少しだけ書いてた作品の兄妹を軸に、彼らの日常を書いてみようと思い立ちました。
会話文がメインです。
まだどうなるか全く先が見えませんが、よろしくお願いします!
※遅くなりましたが、人物たちをまとめました。
※別途作るはずがうまくいかなかったので、ここで紹介しちゃいます。
●一ノ瀬家
・俊
一ノ瀬家の長男。大学2年生。純の双子の兄。
しっかり者で、どちらかというとインドア派。
・純
一ノ瀬家の次男。大学2年生。俊の双子の弟。
社交的で、どちらかというとアウトドア派。
・悠
一ノ瀬家の長女。高校1年生。
とにかくマイペース。お布団の中が1番好き。
・望
一ノ瀬家の三男。中学3年生。
末っ子だが俊に似てしっかり者。ゲーム好き。
・誠人
滅多に怒ることのない、優しい父親。家にいる
ことは少ないが、子どもたちとはよくコミュニ
ケーションをとっている。
・佳代子
少しマイペースな母親。子どもたちともよく
一緒に買い物に行ったりと、楽しく過ごして
いる。
●高校関係
・灰原 雪音
高校1年生。悠と透とは幼馴染で、家族ぐるみ
の付き合い。文句言いつつもよく悠の面倒を
見ている。
・水上 透 (ミズカミトオル)
高校1年生。悠と雪音とは幼馴染。
成績優秀な優等生。雪音とは幼馴染ということ
もあり、付き合いやすくよく一緒にいる。
・叶 愛美
高校1年生。高校での初めての悠の友だち。
雪音や透たちとも関わっていき、次第に悠の
扱いに慣れてくる。
●大学関係
・幸田 美羽
大学2年生。後の、俊の彼女。
大人しめだが、行動力は割とあるよう。
※フィクションです
※オチはありません
※何も考えずに楽しんでください
望「ねぇねぇ、今日ってエイプリルフールじゃない?」
悠「……今日か。嘘をついてもいい日」
望「うんうん」
悠「望は今日嘘ついた?」
望「うん」
悠「へぇ……」
望「……」
悠「……」
望「……嘘」
悠「……へ?」
望「だから、嘘ついたってが嘘」
悠「(イラァ)……さぁて、望が食べたがってたお菓子、確かラスイチだったよなぁ」
望「あぁ待って! エイプリルフールじゃん! ちょっ、怒んないでよ食べないでよ悠ちゃーんっ!」
やるのはいいけど、やられるのはちょっとむかつく
* * * * * * *
純「……買いすぎだろ」
俊「母さんのメモ通りに買ったんだけど」
純「……車で来ればよかった」
俊「散歩がてらに歩こうって言ったの純だろ」
純「なんだよ、俺のせいかよ」
俊「ま、今さら文句言ったところではじまんないし。さっさと帰ろ」
純「おう」
俊「……もう4月かぁ」
純「大学の春休みって、ほんと飽きるくらい長いよな」
俊「そうだな。ほとんどバイトしかしてなかったけど」
純「確かに。大学っていつから?」
俊「んー……来週からだったはず」
純「へぇ」
俊「うん」
純「……」
俊「……」
純「そういやさ、今日エイプリルフールじゃん。望あたりにしかけた?」
俊「うん。朝一にね」
純「……悠あたりにでもしかけてみっか」
俊「くっ……嘘だよ」
純「あ?」
俊「純が最初。望にまだ何もしてない。純、朝からそわそわしてたから分かりやすいわ」
純「……チッ」
俊「残念でした」
純「お前にもぜってぇしかけてやっからな!」
俊「楽しみにしてる」
さてさて、そのあとしかけられたのかな。
* * * * * * *
俊「集合~」
望「なに? どうしたの」
悠「お布団が私を待っている」
純「待ってねぇよ」
悠「待ってんだよ」
俊「はいはい、すぐに終わるから」
純「で? 何だよいきなり」
俊「なんと! 今日から『一ノ瀬さん家の日常』が始まるんだって」
純悠望「は?」
望「え、俺らの日常?」
悠「……なにすんの?」
俊「んー……何もしなくていいみたいだよ。普通に過ごしてればいいんじゃないかな」
望「それって楽しいの?」
俊「さあ?」
純「……分かった。エイプリルフールだろ。何の嘘だよ、おもしろくもねぇ」
俊「これが嘘じゃないんだよなぁ」
純「嘘だろ」
俊「ほんと」
純「……マジか」
俊「うん」
望「とりあえず、いつも通りにしてればいいんでしょ」
俊「そうみたいだね」
悠「……終わり?」
俊「うん、終わり」
悠「お布団……」
純「……解散」
望「解散~」
俊「あ、待った待った。最後に」
これから一ノ瀬さん家をよろしくお願いします!




