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医学転生

ため息が出る。予備校を転々としてもう7校目なのに変わらぬ成績。


今日帰ってきた模試の結果を見る


相変わらずの数学偏差値50、、もう4浪目なのだ。


高校生活全く勉強に身が入らず思春期を謳歌した代償だ。


そう、彼は何も勉強が不得意なわけではないのだ。他の科目は全て偏差値65〜70。高校の偏差値などは70後半のエリート街道を歩んできた、、はずだった。


数学さえ頑張れば志望校合格するはずと言われ続けてここまできてしまった。


「この予備校もダメか〜。数学の神さま〜」


予備校の中には悪徳なものもあった。医学部予備校その名も「ベッドイン」


なぜ騙されたのか、田舎の両親に言われるがままに入った悪徳医学部予備校がそもそもの間違いだったのだ。


そこでは、ひたすら放置され、いじめられ、最後には鬱になって部屋に引きこもるようになってしまったのだった。


無意識のうちに立ち止まった踏み切り


カンカンカンカンカン


警告音が鳴り響く


そこに強い風が吹き持っていた模試の結果が吹き飛ぶ


「あっまって、、、」


成績表を追いかける


ぶおおおおおおおおおんぶおおおおおおん


キキー


「母さん父さんごめんなさい、、、」「こんなところで人生終わるなんて」「せめて医学部合格したかった、、」


ぶおおん

パソコンの起動音のような音が聞こえたと思うと、カタカタタイピング音のような音が聞こえた気がした。


【称号:医学部転生を承認しました】


(嘘を見抜くすべがあれば、)


【スキル:第三の耳を獲得しました】


(なんかうるさいな、それにしても滑りどめ受けとけばよかったな)


【スキル:スリの目を獲得しました】


(スリの目?すべりどめっていったじゃんナニコレ死ねや)


【称号:魔導医学生が授与されます】


(魔導!?)


【専用アイテムとして魔道書:Year note が授与されます】


(なんだよそれ)



【転生特典に満月の時神の声を聞くことができます】


【Good luck】


股間のあたりがスーッとするような感覚と共に意識が遠のいていった。

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