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月の刻印は暁に二度咲く

月の刻印は暁に二度咲く、キャラ魔物一覧と基本世界

作者: 相木ナナ

※ネタバレも含みますので注意。わかりやすさの為にカタカナも使用。ストーリーに従って改編します。


[キャラクター紹介]



李星游り せいゆう→主人公1.人と魔物の間の「鬼子」の生まれ。空色の髪と琥珀と白銀の双眸異色。

 初登場時の年齢14。薛子塾せつしじゅくを出た時は16歳。魔物を自分の意思で召喚できる。成長して五感四肢に部分憑依させることも。のちに士學しがくから月牙げっかあざなをもらう。

 身長はおおよそ178センチ想定。育て親の教えを守り、鬼子と虐められても無抵抗を貫いた。叔玄と陵の義兄。



藍士學らんしがく→主人公2。本名は傲天月ごうてんきょう冬花国とうかこく第四皇子。正妃の生まれ。紅蓮の髪と緑の目。初登場回、16歳。現在18.外では人目もあるため公子こうし※良家の子息の総称。と呼ばれていることも。

  双刀の二刀流。皇太子であったが、元帥に命を狙われたところを薛太老せつたいろうの娘と羅大公らたいこう夫人に命を救われる。身長は175センチ想定。

  傲岸不遜の性格であるが、度量は広い。幼い頃は身分を偽ってあちこちをたらい回されていたので※羅大公の素性がバレないように預かった人物の殆どが正体を知らなかった為にゴミを漁って食べていた時期も。

  



青祥せいしょうあざな伯明はくめい※士學には一度も呼ばれていない。銀髪、青目。初登場回18、現在20歳の最年長。身長は185センチ想定。武器はほこ

  父親は青広せいこう林撻りんだつ将軍の右腕だったが呂元帥の秘密を探りすぎて子供の青祥以外虐殺されてしまう。浮浪児になったところを士學に拾われて以来10年以上お供をしている。

  士學と掛け合い漫才になっているが、愚痴をいうわりにあまりまともに聞いていないことも多い。   



潘叔玄はんしゅくげん→紫紺の髪に、青と紫の双眸異色。癒与いよという癒やしの人妖の鬼子。初登場回13、現在15歳。身長165センチ想定。武器は弓。星游を義理の兄として尊敬している。呼び方は兄上。

 先天的なもの以外の怪我や病気は全て癒せる。現在は相手の体力・生命力なども読み取れるように。一人称は僕。敬語で年の割に成熟した考え方をする。周囲がずさんな者が多いのでまとめ役になることが多い。

 


趙陵ちょうりょう→黒髪、赤と黄金色の双眸異色。最年少。業火狼ごうかろうという妖獣の鬼子。初登場回、12歳で尻尾が出ている。現在14歳。身長168センチ想定。武器なしの徒手空拳。星游の義理の弟分。呼び方は兄者。

 短気で言葉使いが荒い。怒りが制御できないと獣耳や鈎爪などが出てくる。尻尾は自在に出し入れできるようになったが、人が居ない時は士學の座布団と枕にされている。尻尾は巨大で武器にもしているので多少のことでは痛みはない。

 士學と一緒に青祥を馬鹿にすることが多い。育て親より星游に頭が上がらない。命の危機で炎を吐くことも可能になったが、ガス欠も早くなる。



薛翼せつよく薛太老せつたいろう。鬼子たちの育て親。塾生には老子せんせいと呼ばれている。かつては冬花国の将軍だったが、元帥を嫌って田舎の水北地方に夫人と引っ越して薛子塾を始めた。娘は皇太子、天月てんきょう※士學のこと。を命を賭けて隠し通した。

 星游の弱気を助け強きをくじく精神を養った。塾に居た間、勉強と武芸、生活能力全般を教えこんでいる。地位のある薛は夫人を何人か持てる立場だったが、妻は一人だけ。



春真しゅんしん→薛太老の夫人。鬼子たちの母をしていたが、一番底知れない力のある星游を心配して気にかけていた。



少春しょうしゅん→目が見えない少女。7歳。山に捨てられたが星游に拾われた。鬼子として虐げられる塾生たちを悲しんでいる。塾がなくなってからは太老、夫人、泉泉と一緒に林撻将軍の別邸にいる。

 目が見えないが、家事全般をきちんと行う。



泉泉せんせん→言葉が話せない少年。5歳。親に薛子塾に預けられた体で捨てられた。見えない少春の代わりに先導している。幼いがしっかりしている。



呂忠国ろちゅうこく→冬花国の元帥。暗褐色の髪。妹を武天帝に献上し、商人から出世を続けて元帥まで上り詰めた。寵姫だった妹の息子を天帝にするために士學の命を狙ったが、羅夫人と四嬢に阻まれる※羅夫人については知らない。

 羅大公を味方と信じている。今も行方不明の士學の行方を探してスパイを放っている。今は恵天帝けんていてい※妹の息子。の代わりに摂政政治で冬花国を握っている天下人。



羅翦らせん→三公の一人。字は基簫きしょう。奸臣を装う。言行に信なく、忠義を売る男と呼ばれる。薛老の娘、四嬢から士學を預かる。

 武天帝の前の王、文天帝の侍女だった女を妻にもらう。妻は武正妃の世話をしていた。



羅紅葉らこうよう→武正妃(※蘭施、士學の母)に仕えていた。いよいよ元帥が動くと知って、息子を殺した血で士學を守るよう遺言して自害したが、表向きは元帥に阿った大公に殺害されたと思われている。



四嬢しじょう→薛太老の娘。遺言を持った羅公の手先、魏晋※当時侍僮だった。に赤子だった士學預け、わざと元帥を煽ってから自害した。



林撻りんだつ→冬花国の4人の将軍の一人。後将軍。字は暦徳れきとく。反呂元帥派で庶民には人気があるが宮廷では嫌われ者。水北地方の担当※実質は元帥の息のかかった州宰相が統治している。

 薛太老を尊敬していたが、宮廷を去ったあとの行方を探していた。後に再会して、羅大公の真実を知る。



劉黒鵜りゅうこくう。呂元帥の間諜スパイ。黒尾と呼ばれるが、忠狗ちゅうく(忠国にひっかけた)の蔑称も。士學の行方を探し回っている。四嬢を攫って拷問した男。



魏晋ぎしん→字は怜蝉れいぜん。羅大公の間諜。薛老の娘から士學を預かる、のちの四嬢の遺言も薛老に届けた。士學が成長してからは剣を教えたことも。



夏恒大かこうだい→薛子塾から自立して、今は春斎国しゅんさいこくに居る鬼子。20歳。



宗雪燕そうせつえん北英ほくえいの鬼子。白い髪に黒と緑の双眸異色。18歳。念力を操り、人やものを自由に動かしたり吹き飛ばすことが出来る。本名は捨てられた間に忘れてしまった。

 妖魔との戦争の際に、戦線にかき集められ、生き残ったがその後洞窟に仲間と逃げる。



緋聯ひれん→北英の鬼子。桃色の髪、黒と灰色の目、テレパシー能力。雪燕と桂花けいかと共に戦争から逃げ延びたが、その後洞窟で死亡する。



楊團ようだん→北英の唯一生き残った将軍。あざな牾隻ごせき。大戦で敗れたあと、冬花国から食料を運んでいた。



華燐かりん→北英の公主こうしゅ※プリンセスの意味。士學とは母方のいとこにあたる。16歳。赤紫の髪。王族のテンプレ性格にて、士學にひたすら論破される。

 その後、星游の活躍に多少、心を入れ替える。



紹韓しょうかん→北英の国王、華燐の父。



龍星りゅうせい神魔じんま※魔物の王格。であり、星游の腹違いの兄※200歳年上。金髪にやや蒼がかかっている。銀の双眸※色の色素が薄いほど格が高い証拠。

 身長設定は188センチ想定。いつも豪華は服を着ている。美形だが、性格はかなりクレイジーで気まぐれ。星游に対してかまってちゃん行動から、殺しかけることもしばしば。

 義兄弟の叔玄や陵、人間の連れである士學や青祥のことは嫌いな様子。



慧斗けいと→普段は南了なんりょう国で活動しているが龍星に呼ばれるといつでも来る。派手な着物とメイクの、見た目は妓女の鬼子。扇子で斬撃を起こす美女だが、龍星に似ている星游のことは気に入っている?

 

孫守孝そんしゅこう→冬花国の宰相。だが実態は龍星の腹違いの弟で手下。幽魔。


舜迅しゅんじん→春斎の鬼子。最速の足をもつ。親を亡くし、早熟。


[魔物一覧表]



雪虎せっこ=氷柱、雪を吐く白い虎の妖獣。雷鹿らいしと共に赤子だった頃から星游の召喚魔。


雷鹿らいし=雷を操る、見た目は大型の鹿。


窮忌きゅうき=十年に一度出現する。9年間は冬眠のように寝ているが起きると里に出て人間や家畜を食べつくす。小さな城サイズの牛。


暗黒猿あんこくえん=巨大な猿に似ているが、黒い毛並みで、その息であらゆるものを腐らせる。


火鳥かちょう=尾羽根から火が出て、竜巻を起こす。人間が乗れるほど大きい。


風鷲ふうし=大きな鷲の姿だが、風を操り、翼からカマイタチを発生させる。


妖狐ようこ=9つの尻尾がある、巨大な狐の妖獣。


黄角獣きかくじゅう=一本角の、見た目はユニコーンだが、サイズはかなり大きい。ツノから妖力の波動を生み、凶暴。


白貘豹はくばくひ=白い毛並みに黒の斑模様の豹。大きさは4メートル程度。人の思考や感情を読み取り、悪夢を植え付ける事もできる。


狛賦戌こまはい=大きな狛犬。白貘豹と同じくらいの大きさ。守護結界を張る。


業火狼ごうかろう=業火を吐く狼。2メートルほど。


壺中宙こちゅうくう人妖じんよう。見た目はただの壺を持った老人。だが壺は無限空間になっており、色んなものを詰めて運ぶことが出来る。


告死天使こくしてんし=千里眼の能力をもつ。鳥の姿と人間のスタイルを自在に使い分けるが、人間のときは背中に翼がある。


膚鬼ふき=一つ目の人妖。


朱雀すざく=仙魔の魔物。高速移動と火を吐く時に相手の体力を奪い取る。


玄武げんぶ=仙魔。巨大な亀に似ている。土を操り、体力を回復させ、最強結界を張る。


水魁すいかい=水を操る大蛇。


亞変猫あへんびょう=変幻の猫。


億仙おくせん=幽魔。名工であり、レアな武器を作る人間に見える魔物。

恣尤しゆう=幽魔。士學と星游に関する予言などをしている。未来予知能力をもつ。




[国の名前]



冬花国とうかこく=帝都、安聹あんねい。今の天帝は、恵天帝。士學の腹違いの兄。呂の甥。


春斎国しゅんさいこく=鬼子を雇用し、魔物との共存スタイル。前の冬花の帝、武天帝に何度も侵略されて領土を取られている。


北英国ほくえいこく=魔物との大戦のあと、ボロボロになり、王城も半壊。魔物を率先して倒したと思われているが、龍星によって戦争を引き起こされた。


秋可国しゅうかこく=鬼子は見つかったら最後、殺していく。徹底した魔物嫌いの国。


夏済国かさいこく=南了と戦争中。


南了国なんりょうこく=遊牧国家なので首都はない。夏済国と戦争中。代々、女帝の国。





[魔物のランク表]7格分類。



最下位から。


妖蟲ようちゅうは、虫に限らず名前も持たない一番下の魔。


妖魔は、ほとんどの魔物の総称とも云っていい。普段里などに出て人間がなんとか倒せる程度までを呼ぶ。


妖獣とは、獣化したものをいい、妖魔と呼ぶには獰猛で害のあるものが多い。窮忌きゅうきや暗黒猿などは妖獣に当たる。


人妖じんようは、人の形をする妖しものの総称であり、人語を理解したり特殊な能力を持つ魔を呼ぶ。癒与いよも人妖である。


幽魔ゆうまは、出現率が少なく、人に不老不死の力を与えたり、百騎当千の無双の力を貸したりすると云う伝承の多い魔だ。


仙魔せんまに至っては、仙人が魔に変じたものだとか、幽魔を生み出すものだと云われ、此れもまた謎が多い。朱雀、玄武、青獅子、白虎が一番著名であろう。


そして最上級にいるのが神魔じんま。神でありその姿は人とも竜とも云われる伝説の魔の頂上。





[名前やその他の基礎]



名字+名前呼びは格上の立場の人間のみ。


名字+あざな、地位の名前(閣下、将軍、宰相など)がスタンダード。



名字+字+名前はNG。あざなとは、名前を直接呼ぶことが不敬であるために避けて呼ぶためのもの。


例:李星游月牙だとNG.この場合は李星游か李月牙の名乗りが正しい。※中国史実においても同じ。劉備玄徳なんて言ってはいけませんよ・・・。諸葛亮孔明とかも見かけますが、諸葛亮か諸葛孔明というのが正解。


夫人について=本当は姓名が、少なくとも姓は名乗るか~の娘程度の記録が多いですが、この作品では人名が非常に多いので、敢えて羅夫人、薛夫人など、名前もありつつ混乱を避けるために使用してます。


あざな=大体は尊敬する人や師匠などに付けてもらうが、教養のある人間は自分でつけることも。未成年でもあざながあるものは居る。※士學は志を学ぶという意味で自作。



ほう=一般的な男性の着物のこと。



キャラの一覧が欲しいという声もあって、一覧をまとめましたが。


こんなに出てたっけ、って感じです。筆者の記憶から誰か漏れてたら教えてください・・・。

話の展開のごとに改編しますが、多少前後します。

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