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第二部隊 VS 新鮮組 2

 第二部隊は新鮮組の猛攻に押されていましたわ。


「やりますね、ジョニーさん」


 ソウジの神速三段突きに、スピードが自慢のジョニーを持ってしても回避が精一杯になっていましたわ。


「舐めんなよ小僧!」


 ジョニーのくわえる風車が回転を始めましたわ。

 そして【魔奥義】 旋風鮮血(ブラッディ・ウィンド)の体勢に入りましたの。


「喰らいな小僧! 魔奥義! 旋風鮮血(ブラッディ・ウィンド)!」


 風車から放たれた無数の斬撃がソウジを襲いますわ!


「‥‥‥天然理心流奥義【神威】!」


 ソウジの研ぎ澄まされた名刀のごとき付け爪【菊一文字】から、恐ろしい風圧を纏った突きが繰り出されましたのよ。


 その風圧は、 旋風鮮血(ブラッディ・ウィンド)の威力を上回り斬撃を全てかき消しながらジョニーに襲いかかりましたの。


「なっ!」


 そのまま吹き飛ばされ、後ろの可部に激突しましたわ。


「流石にその技には奥義を使うしかありませんでした、クリムゾンナイツ四天王、流石ですね」


 ソウジが付け爪の刃を納めて猫兵達が戦う場所へ移動しようと後ろを向いた時、足元に風車がつきささりましたの。


「‥‥‥小僧、何処へ行くつもりだい?」


 振り返りジョニーを見てみると、傷一つ無いジョニーがソウジを見詰めていましたわ。


「‥‥‥そうか、吹き飛ばされた時に自分に風を纏わせたんですね」


 無傷のジョニーと、ジョニーの能力からソウジが予測したのですわ。


「驚いたぜ小僧、ここまで強いとはな」


 そう言ってニヤリと笑ジョニーですわ。


「お前には俺の新たなる力を見せてやろう」


 ジョニーが構えを変えてソウジに言いましたのよ。


ーーーーー


 レイダーとトシゾウの戦いは正に実力伯仲、五分と五分の様相ですのよ。


「ハッハッ! 強いなレイダー! コイツはどうだよ!」


 トシゾウの付け爪【和泉守兼光】から漆黒の殺気が漏れ出しましたわ。


「天然理心流奥義【神殺】!」


 数百にも及ぶ斬撃が至近距離からレイダーに向け放たれましたのよ!


「ぐ、おぉおっ! 【イモータル・バーニア】ッ!」


 レイダーの叫びと共に、無数の残像を残す程に加速して斬撃を避け続けておりますのよ。


「コイツも避けんのか! ははっ、最高だよレイダーッ!」


 闘争に取り憑かれた修羅、トシゾウが寒気を覚える笑みを浮かべながらレイダーを襲撃し続けていましたわ。

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