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女神ネイメスの加護

 覚醒体アポロは、顔と体はライオン、尻尾は蛇、背中には大鷲の翼を生やした化け物になっていましたわ。


「おいブック! 何だよこの化け物は!」


 あまりの異形にゴンタがブックに目の前の化け物の正体を訪ねましたわ。


「吾が輩も初めて見る個体です! 解りませんぞ!?」


 博識のブックをして、解らないと言わしめた覚醒体アポロの姿ですわ。


 瞬間、アポロの口から凄まじい炎が吐き出されましたの。


 その炎は、戦いで倒れて起き上がれなかった猫達を燃やし尽くしてしまいましたわ!


「か、勝てっこないよ、こんなの‥‥‥」


 ナイフがへたり込みながら力無く呟きましたわ。


「ブック! 何か作戦は無いのかよ!」


「いくら吾が輩でも、こんな状況は想定していませんぞ‥‥‥」


 三匹ともっふもっふ団員達が絶望していた時、ゴンタ、ブック、ナイフの首輪が光を放ちましたの。


「な、何だよこれ!?」


 ナイフが叫ぶと同時に三匹を光が包み込みましたわ。


 光が晴れて行くと、中からは其々の首輪の色に対応した鎧を見に纏い、二本の後ろ足で立つ三匹が姿を現しましたの。


「こ、この姿って‥‥‥」


 薄紅色の鎧をジッと見詰めるナイフが呟きましたわ。


「凄いパワーを感じやがるぜ、この鎧」


 灼熱色の鎧を身に纏うゴンタが溢れ出る力に身を震わせますわ。


「ふむ、レディ・サマンサと同じ力、の様ですな」


 深緑の鎧を身に纏ったブックが冷静に判断しましたの。


「‥‥‥これならいけますぞ、ゴンタ、ナイフ!」


 果たして、サマンサと同じ女神ネイメスの加護を受けた三匹の瞳に力が戻り、覚醒体アポロとの最終決戦が開始されるのですわ!

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