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バサラ覚醒

「どうしたサマンサ! 四天王を降してきた貴様の実力はその程度か!」


 言いたい放題ですわね、しかし反撃の機会が無い事も確かですわ。


 その時、満身創痍でしたホルスが空高く舞い上がり、バサラの死角である真上からの攻撃を仕掛けてきましたわ。


「バサラアアァッ! 喰らえ! 鳳凰舞踏・零式!」


 ホルスが縦回転しながらバサラへと突撃しましたの。


「くっ! ホルス、貴様ァアァッ!」


 バサラが回転方向を転換して上空から襲い来るホルスへの迎撃を試みますわ。


 縦回転と横回転がぶつかり合い、激しいスパークが巻き起こりますの。


「ウォォォッ! ホルスゥゥッ!」


 バサラの足についている刃物がホルスに無数の裂傷を刻みますわ!


「サマンサ! 今だ!」


 ホルスが傷付きながらワタクシに向け叫びました!


「解りましたわホルス!」


 ワタクシはバサラに向かい走りながら必殺の一撃を撃ち込む為に準備をしますわ!


乙女降臨アドベント・ラ・ピュセル!」


 ワタクシの体を純白の鎧が包み込みましたのよ!


「喰らいなさいバサラ! 神技! 真・乙女の一撃(ネオ・ラ・ピュセル)!」


 ワタクシの渾身の一撃がバサラの体に突き刺さりましたわ!


「グボァッ!」


 バサラはそのまま吹き飛び建物の壁に激突、壁に穴を開けて埋もれましたわ!


「ホルス! 大丈夫ですの!?」


 地面に落ちたホルスの下へと駆け寄りますわ。


「‥‥‥俺は絶空のホルスだ、この程度何でもない」


 血だらけで強がっていますわ。

 まったく、オスと言うのはどうしてこう格好をつけたがるのでしょうか。


 ワタクシがホルスの無事を確認して安心していた時、それは起こりましたわ。


「ウォォォッ! 私は負けられんのだァァッ!」


 瓦礫の中からバサラが起き上がりましたわ!


 そして、バサラの瞳が紅に染まりましたのよ。

 更には、ナイフ達と戦っていた伐叉羅隊の猫達が漆黒の闇へと姿を変えましたのよ。


「伐叉羅一族よ! 私に力を! 悲願を成就する為の力をォォ!」


 バサラの体を漆黒の闇が包み込み、その闇が晴れた時に中から二メートルはあろうかと言う程に巨大化したバサラが現れましたの!


「サマンサ、ホルス、キサマラハコロシテヤル、ゴロジテヤルゥゥッ!」


 私達は、その姿にバサラの狂気を感じましたの。

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