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カイル君とネイアちゃん来たる、ですの

 ワタクシの名はサマンサ、新生もっふもっふ団の団長にしてスコティッシュフォールドのメスよ。


 今、ワタクシ達の拠点にカイル君とネイアちゃんがルーニアさんを保護者にして遊びに来ていますわ。


「ほら皆、食べて良いよ!」


 カイル君が犬猫兼用フードEX【にゃんとワンダフル】をもっふもっふ団員に振る舞っていますのよ。


「う、うめぇ! カイル坊っちゃんコイツぁうめぇですぜ!」


 ゴンタが貪り喰らっていますわ。


「あの方がカイル君の想い人ですのね」


 ワタクシはカイル君の隣でルーニアさんから【にゃんとワンダフル】の袋を受けとる少女、ネイアちゃんを眺めております。


「どうしたんだい姉さん、あの女の子を見詰めて?」


 ナイフがワタクシの様子に気付いて聞いてきましたわ。


 楽しそうに餌やりをするネイアちゃんを見ながらナイフに答えますの。


「いえ、カイル君に春が来るのか心配でしたのよ」


 ワタクシが見るかぎり、ネイアちゃんはまだ色気より食い気、楽しい事を探す事が楽しい様に見受けましたのよ。


 ‥‥‥あら、カイル君がネイアちゃんから餌を受けとる時に手が触れて、顔が真っ赤になりましたわね。


 まだまだお子様ですわね二人とも。


 さて、そろそろルーニアさんにお願いして拠点の模様替えをしませんと。


 ‥‥‥そう言えば、この前銀龍酒家のオーナー、メイシンさんがここに来て、ワタクシ達を見ながら犬猫カフェがどうのや、この教会跡地の土地の値段がどうのと呟いておりましたわね。


 まあ良いですわ、カイル君とネイアちゃんのデートの邪魔をしない様にルーニアさんを静かに連れ出しますわよ。

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