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新生の団ですわ

「では、ワタクシ達の新しい団名を考えましょう、皆様」


 ワタクシが促しますわ。

 すると、ゴンタが困ったような表情で言ってきましたの。


「あ、姉さん、いきなりそんな事言われやしても」


 ゴンタらしいと言えばそうですが、ワタクシの為に何か考えてほしいですわ。


「ふむ、【我が輩とミラクル頭脳集団】と言うのはどうですか、レディ?」


 却下しますわブック。


「【神滅団(ゴッド・バニッシャー)~戦士達の宿り木~】 等はいかがでしょうか、主人あるじ?」


 レイダーが何だか小学生が夢中になりそうな名前を言ってきましたの、何故団名にサブタイトルをつけているのですか、却下しますわ。


 「【敬老会】とかは如何ですかな、サマンサ殿」


 百地、それはもう主旨が違うものになっていますわ、勿論却下ですの。


 ワタクシ達が意見を出し合い紛糾していたその時、拠点のドアが開かれてあの男が現れたのですわ。


「おっと、俺の事を忘れてもらっては困‥‥‥」

「では、今まで通りもっふもっふ団で宜しいですか、リリィ御姉様?」


 いきなり現れましたジョニーをスルーして話を進めましたの。


 あ、何だか泣きながらしゃがみこみましたわね、まあスルーしておきましょうですの。


「ん、構わぬぞ(サマンサ)、そちらの名前を使えば良い」


 最近ワタクシとリリィさんは姉妹として感情を込めて呼びあっていますの。


「それでは、新しい名前はもっふもっふ団ですわ!」


 前と何一つ変わらない、ワタクシの大切なもっふもっふ団がここに新生ですわ。

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