クリムゾンナイツ第二の刺客 絶空のホルス
ワタクシの名はサマンサ、スコティッシュフォールドのメスよ。
今日は朝からもっふもっふ団は大騒ぎになっておりますわ。
「レディ・サマンサ、クリムゾンナイツが【絶空のホルス】を吾が輩達へと差し向けたと言う情報がスパイから入りました」
「絶空のホルスですの?」
ワタクシが初めて聞いた名前を聞き返しましたら、レイダーが横から説明を始めましたわ。
「サマンサ様、絶空のホルスはクリムゾンナイツの四天王とは別の、皇帝バルバロッサの両腕の内の一匹、右腕と呼ばれる強者です」
絶空のホルスを説明するレイダーの顔色が悪いですわね?
「強いのですか、レイダー?」
「はい、恐らく私よりも遥かに」
レイダーにこう言わせる強者ですか、これは大変な相手のようですわね。
「わかりましたわ、もっふもっふ団の皆様は周辺への警戒をおこたらないようにですわよ」
「サマンサ様、少し私に考えがあります」
レインさんがそう言ってワタクシの耳元でナイショ話をしますの。
「‥‥‥面白いですわね、しかし上手くいきますの?」
「ナイフちゃんの力を借りれば上手くいくと思います」
ナイフに頼むのは気が引けますが、何とかワタクシからお願いしてみますわよ。




