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ワタクシの名はサマンサ、元悪役令嬢のスコティッシュフォールド(猫)よ  作者: 葛之葉
1章 ワタクシともっふもっふ団とクリムゾンナイツと
14/75

ワタクシの優雅な昼下がり

 今ワタクシは、お昼のエキスパート猫フードを食し終えて、優雅にアフタヌーンティーでくつろいでいますわ。


「サマンサー、友達が来てる‥‥‥うわ、サマンサっ!」


 あら、カイル君が驚いていますわね、どうかなさったのかしら?


「す、凄いよサマンサ! なんか人間みたいだ!」


 ワタクシは|スコティッシュフォールド《猫》ですわよ、カイル君。


「お母さん! サマンサが凄いよ、まるで人間みたい!」


 カイル君がお母様を呼びに行きましたわ。

 ‥‥‥おや、ナイフが入ってきましたわね。


「ね、姉さんカッコいい!」


 さっきから皆様何を仰っているの?


 ワタクシは普通に椅子に腰かけて、優雅に両手でティーカップからペット用スポーツドリンクを飲んでいるだけですのに。


「もう、そんなに急いでどうしたの‥‥‥あら、あらあら、まあ!」


 カイル君のお母様、メイさんがワタクシを見てホッコリしながら喜んでいますわね、どうされたのかしら?


「ね、凄いでしょ! サマンサ人間のお嬢様みたいだもん!」


 ワタクシ、転生前は貴族の令嬢でしたのよカイル君?


「姉さん、アタイもそれ出来るようになりたい!」

「あら、フフッ‥‥‥それでは本日はナイフに貴族の作法を教えて差し上げますわね」


 それにしても、皆様驚きすぎですわよ。

 テーブルで優雅にアフタヌーンティーをするなんて、貴族でしたら当然のたしなみなのですから。

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