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ゲーム・クエスト  作者: 高橋光
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はじまり

とある木造建築の一室でその男は騒いでいた。

「どーなるんだ!!!この先!!!」

ジェレネーション・クエストそれは2010年5月に配信が始まったオンラインゲームである。

配信が始まってからわずか3ヶ月で人気ランキング1位を独占し続けた。

その人気の理由は、キャラが無限に近く細かく設定でき、また人はもちろんそれ以外に悪魔、天使、ヴァンパイヤなどの種族に慣れることと、さまざまな魔法やスキルがその人気に火をつけた。

だがしかし、2017年9月ジェレネーション・クエストは最後の時を迎えようとしていた。

「はぁー今日でこのゲームとお別れか。」

彼の名は上条勇太(かみじょう ゆうた)年齢20才であり、いまだ就職ができないでいるニートである。

彼がこのゲームを始めたのは2010年5月配信当日からやり始めてから本日にいたるまでの間トップランキング10位以内に入り続けた凄腕ゲーマーである。

無課金でのプレイヤーである彼のアバターはネット上では伝説にまでなっていた。

「このアバター、結構気にいってたのにもったいやいなー。」

彼のアバターは人でありながら彼自身よりもイケメンであり、同じゲーマーの女性達からはかなりもてていた。

ダイン・スレーブそれが彼のアバター名であり、彼があこがれる姿である。

「はぁーいっそのこと、俺が本当にダイン・スレーブになれたなら。」

そんなことを言った瞬間に彼のパソコンに一通のメールが届いた。

そのメールの内容は、この世界を捨ててゲームのキャラで異世界に行ってみたくありませんか?と言うものであった。

「はぁ?ゲームのキャラで異世界ね。」

面白半分でそのメールを読み上げていく。

「まぁ、確かに就職もできない、彼女もいない、家族からは見放され、今ではネットで生きてることにはもう嫌だな。」

そしてそのメールの最後の文章には、ただし!もう二度とこの世界には戻れません、それでも貴方は異世界行きたいですか?

Yes No?

「ふん、望むところYesだ!」

だがしかし、彼が後悔するのはその後のことであった。


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