4/4
オウルとシマと
シマのクリクリした目に見つめられ
チャロは名前だけ小さな声で名乗りました
『僕は長いことこの木の上で生活しているけれど君のようなウサギとは初めて会ったなぁ。淡い素敵な茶色だね』
シマとチャロがいる場所まで降りてきたオウルは大きな目でチャロを見ながら話します
『ホントホント!淡い茶色と柔らかい白の毛って素敵!お尻の所にハートマークがあるのね!』
シマは初めてあったからか興奮気味にチャロの周りを走りながらチャロを歓迎しているようでした。
困ったのはチャロの方です。
今まで(ハッキリしない汚い色)(一つだけ形のいびつな模様があっておかしい)
そんなことを言われチャロはみんなの前に出るのが苦しくなって一人でいたから
オウルとシマの言葉が嘘のように聞こえました
『そうだ!今日は美味しい木苺があるの!出会いに感謝で食べましょう!』
シマの提案にオウルも乗って二人で大騒ぎ
『そうだそうだ。もうすぐあいつらも来るからみんなにチャロを紹介しよう!』
チャロの頭の中は混乱します。
みんなって誰?このふたりは何?