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出会い
『ほぉーこれは珍しいお客さんだ』
木の後ろからそっと顔を出していたら頭の上から低く落ち着いた声が聞こえました
チャロが見上げるとそこには大きなフクロウが。
(たべられちゃう!)
チャロは咄嗟にそう考え逃げようとしましたが目の前に小さな影が現れてつい足を止めてしまいました
『あらあら、可愛らしいウサギさん。こんなとこで会うなんてどうしたの?』
目の前に現れたシマリスは首をかしげながら聞いてきます
『あのフクロウはオウル。小さいウサギなんて食べないから大丈夫。』
シマリスはチャロの気持ちを分かっているように答えます
『私はシマリスのシマ。オウルと夜になると集まるの。あなたはだあれ?』