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テット君とマミちゃんと別れ、私はツバサ君と宿を探して歩き回っていた。
「あんま、宿無いなぁ......。」
今までに3つ宿を見つけたけど、どれも空きが無かったり、閉まっていたりで、中々上手くいってない。
「仕方がないですよ、近くに来ている旅人も大勢いるそうですし」
夜に現れる“何か„の話が出てから、テラーヌ湾に来る人が大分減ったらしい。でも仕事なんかで来るしかない人もいるようで、そんな人達が宿を利用しているみたいだ。
「探すしかないかなぁ......」
「はい、頑張りましょう!」
「きゃーー!!」
突然前方から悲鳴が聞こえ、声の方を見ると1匹の青い犬が走って来ていた。
「翼? あの犬、翼が生えてる!」
犬には白い翼が生えていたのだ。
「とっ、とにかく捕まえなくちゃ!」
そう言うとツバサは犬の方へ駆け出し、私も追って駆け出した。
だが、その犬は角を曲がりそのまま何処かへ消えてしまう。
「くそ、どこいった⁉︎」
「しかし、あの犬何だったんでしょう?」
私は17年生きてきてあんなに綺麗な犬を見たことがない。
「あの犬も今回の事件に関係してるのか?」
「分かりません……。」
二人共少し考えていたが、まあいいと悲鳴のあった方へ事情を訊きに行ってみる事にした。




