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ーテラーヌ街 付近ー
日が沈むころ、やっとテラーヌ湾に着いた俺達は、目の前の光景に驚いていた。
「どうゆうことだ? これ?」
ツバサがこう、口にした。
混乱してるようだが、俺だって正直意味が分からない。
何故なら......
遠くから見ても、街の様子が普通過ぎるからである。
「確か、夜に出歩いちゃいけないんですよね?」
「ああ、先輩はそう言ってたな」
......まあいい、街にいってみれば分かるだろ。
ーテラーヌ街ー
街はまだ活気に溢れている。
ツバサとルーサスは宿をとるため別行動をし、とりあえず、俺達は街の人に色々訊いてみる事にした。
「あ~その事だ?怯えててももったいないんだで、時間が。でも皆、日が沈んで見えなくなったら、急いで家にかえるだよ」
「結構度胸あるんですね、皆さん」
「まあ......怖くなって逃げた人もいるだよ」
おじさんは笑顔だったが、どこか悲しげに見えたのは気のせいではないだろう。
「あの、えっとごめんなさい......。変なこと思い出させちゃって......」
マミは、たまらず謝っている。
「いいだいいだ、気にしないでくれだよ。それよりもう店じまいだよ、帰ってくれだ」
おじさんは、そう言うと店の奥に消えて行った。




