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「本当にありがとうございました。なんとお礼を言ったら良いものか……」
キーガとの戦いが終わった後、村長が御礼を言いに来た。
「いえいえとんでもないです。私達は特別な事をした訳ではないですし……」
とかマミは言ってるけど、心の中ではどう思ってるか分かったもんじゃねぇよな……。
「確かにそうペン!」
と、ペンペンがにやけながら言った。
ペンペンは俺の思ってることが分かったらしい。流石俺の相棒!
「これは、わしらからのほんのお礼です。どうぞ受け取って下され」
村長がマミに手に持てるほどの大きさの木箱を手渡す。
「わあ、ありがとうございます、村長!」
ーガリラヤ宿屋ー
戦いから宿屋に帰って来た私達は村長から貰った木箱を開けてみることにした。
「で?何貰ったんだ? 早く開けてみようぜ」
ツバサ君は目を輝かしている。
「はいはい、ツバサはほんっとせっかちねー」
「テットだって気になるよなー?」
テットさんは寝ているようだ。建物を攻撃から守る事は、やっぱり大変なんだろう。
しかもうつ伏せで寝ている為、赤色のもじゃもじゃがある様にしか見えない。
「って寝てるし……」
「開けるよー」
パカ、ツバサが木箱を開けた。
「これってもしかして宝石じゃない? よかったねツバサ」
「職人の腕がなるぜ」
ツバサ君は嬉しそうだ。反対にマミちゃんは少し不満気に見えた。
ツバサ君は宝石加工職人らしい。
「できれば食材も欲しかったです」
実は私は料理職人だ。
「あ、でも、さっきキーガの肉いっぱい貰ったよ」
マミちゃんが部屋の入り口にある山積みの箱を指して言った。
何かと思ったけど、全部肉だったんだ...。
「もしかして……今後しばらくキーガの肉なのか?」
キーガの肉はまずいわけではないんだけど、スジが多くおまけに硬いのでとっても食べにくいという致命的な欠点がある。
私は結構好きなんだけどな……。
「まじかよーーー」
「どうでもいいけど、ツバサはやくアクセサリー作りなよ。明日朝市で売るんだから。」
私達は、明日の朝市の為にはるばるガリラヤ村にやって来たのである。
「へいへい、ってかテットはいいのか?」
「テット君なら、朝一でペンペンと作ってましたよ」
「テットのやつ鍛冶のこととなるとやる気が違うからなー。まあ、そうゆう事なら俺も頑張りますかー」




