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魔法にはいくつかの種類がある。並べてみるとこんな感じだ。
壱 目の前の敵
弐 視界に入る数体
参 敵全て
四 味方単体の回復
肆 味方全ての回復
五 敵単体の状態異常
伍 敵全体の状態異常
見ての通り、壱 弐 参は攻撃魔法
四 肆 五 伍は特殊魔法となっている。
「いくぜ! 草魔法 弐斬句 カトリット!」
ツバサ君の手から無数のカッター弾が飛び出していく。
「私だって! 風魔法 弐圧句 エアスロー!」
風が凄い勢いでキーガを叩きつける
「やるなマミ!」
「当然でしょ!」
『ゴゴゴゴゴーフゴー』
「やべっ後ろからかっ」
「雲魔法 四眠句 フワフワの眠り!」
フワフワな雲でキーガを眠らせる
『フゴゴーフーzzzzZZZ』
「大丈夫ですか?」
「ごめんルーサス、完全に油断してたわ……」
「いえいえー」
『フゴーフゴフゴフゴー』
まずい...私の雲魔法でキーガを眠らせてはいるけど、量が多くて対処しきれない。
「ちょっとテットー! あんたも手伝いなさいよー!」
マミちゃんが叫んだ。
「何言ってんだ、俺だってやってるっつーの。ったくどこ見てんだよ」
「あーテット君は魔法で建物を守ってくれてるんです」
マミちゃんはふーんと頷きじゃあ私も、とキーガに向かっていった。
「風魔法 弐斬句 ウィンドカッター!」
「俺も! 草魔法 弐波句 グローラン!」
ツバサ君も応戦している。
二人の二段攻撃が炸裂している。
『ゴーフゴーゴーガッゴ』
キーガの数も大分減ってきた。
「これくらいなら一掃できる...!光魔法 参輝句 カトリラ!」
……村全体に鮮やかな光が満ち、キーガの影が消えた。
「やった、キーガ大量討伐完了ー!」
「キーガとはいえ、眠ってる敵にそこまでするか?」
「勝てば良いのよ、勝てば」
ちぇっ、俺なんの見せ場も無かった。
ってか動いたらまた眠くなってきた……。
「テットー、まだ寝ちゃだめだペンー!」




