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商職戦闘のセカイ  作者: タクkura
2章 血とゲームと勘違い
20/25

13

「雷魔法 壱爆句 デト」

前方からかすかに声がし、気づいた時には吸血鬼は黒く焦げていた。

テット君が助けてくれたのだ。

「ルーサス!大丈夫か?」

「はい……なんとか……それより……」

それより今は女の子の安全が優先。

「女の子の……お母さんを探さないと」

よく見たら、もうすでに気絶していまっていた。

「今は動くな、すぐにツバサとマミが来るからそれまで待ってろ」

「はい……すみません……」

そうだ、これだけは伝えとかないと……!

「テットさん……『炎は地上の太陽』……で……す」


視界が闇に染まった。


「『炎は地上の太陽』……?」

……どういうことだ?

「テット!マミは⁉」

ルーサスが気を失ってしまった後、すぐにマミがやって来た。

「大丈夫だ。少し気を失ってるだけ」

そしてマミに今の状況をについて軽く説明し、気絶してしまっているルーサスと女の子を広場のベンチへ連れていった。

ルーサスの体にはいくつものアザや傷がある。

こいつのことだから、この子を守ろうとしたんだろう。

俺は全く動く気配のない女の子に自分のジャケットをかけた。

少ししてツバサとペンペンがやって来た。

「治療をしようにも、ルーサス以外誰も治癒魔法覚えてないもんね……」

基本的に俺とマミは攻撃魔法しか知らない。

「しょうがねぇ、ペンペン、この女の子の家族を探して来てくれ。後……念のためにツバサはルーサスと女の子、後ペンペンにも四の魔法をかけてくれるか?」

四の魔法とは能力アップの魔法、ツバサはこういう系統の魔法が使える。

「了解!一応全員に魔法かけとくぞ、草魔法 四防句 植物の願い!」

この場にいる全員の防御ステータスが一時上昇した

「わかったペン。行ってくるペン」

ペンペンの周りに光が満ち、ペンペンの姿が消えた。


その時、一匹の黒犬が俺たちの元へ走ってきた。

……いや、羽が生えているから怪物?

「あれは……一昨日街でゴミ箱とか荒らしてた犬だ!」

ツバサが叫んだ。

「もしかしてあれも敵なのか⁉」

「わかんないけどなんか可愛くない?」

マミの発言のせいで、攻撃するべきなのかしないべきなのかわからなくなってしまった。


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