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商職戦闘のセカイ  作者: タクkura
2章 血とゲームと勘違い
15/25

8

ツバサの荷物の横に自分の荷物を置き、窓の近くの椅子に座った。

「それ何?」

ツバサが尋ねてきた。

目線は俺の手に持っている物、ガラリア村からの道中に拾った、開くとボタンがある直方体の物体に向いていた。

「これ?テラーヌ街に着く前にペンペンが拾ってきたんだよ、よく分かんないから俺が預かってるって訳」

「爆弾とかなんじゃないの?ボタンを押すと爆発するとか」

始めは俺もそう思っていた。でもルーサスが勝手にボタンを押しても、何の反応も無かったから危ない物ではないはずだ。

「お前もしそれが爆弾とかだったらどうするつもりだったんだよ」

「考えたくもねえな」

「結局それ何なんだペン?」

ペンペンが来て言った。

ボタンと穴があるだけだ、何なのかなんて検討もつかない。

とりあえず俺のバックに戻した。

「まあいいペン。テット、お風呂入り行こうペン」

最近ろくにお風呂入れてないから体がベタベタするし、せっかくだから入る事にした。


ー風呂場ー

風呂場もやっぱり部屋と似て普通だった。

椅子とシャンプー、リンス、ボディーソープそれに湯槽の横に観葉植物が置いてあるだけ。

別におかしい訳ではないが、すこ生活感が足りない気がする。

「意外と広いんだな」

6畳は有るだろうか。

「でも大きさの割に小さな窓だぺんね」

それに窓は入り口から1番遠い所にある。

湯槽にお湯はもう張ってあったので、ペンペンをボディーソープやシャンプーで洗い流し、ペンペンを湯槽に入れた。

「いいお湯だペン......ちょっと足が届かないけどペン」

早くもペンペンは頬を赤く染めている。

「お前どのお風呂でも足届かないだろ、見栄張ってんじゃねーぞ」

「そ、そんなことないペン!」

実は浮き輪をしているペンペンは、少し照れていた。








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