表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

異能の修行と水面の像

東鳴(あずまなる)の目には箸の先の紫ネズミしか入らない。もうへとへとで、実は食欲もないのだが、それでも明日のために食べる。


あぁ、しかし紫ネズミはうまい。柔らくて、豚肉に近い。東家に伝わる豚肉の肉団子に近いものがこの異世界でも調理可能と知ったときの鳴の喜びと言ったら・・・・・・


鳴は横になり目を閉じた。酒なしで眠るのはなかなか慣れない。いや、それ以上に困難だった。


酒を断って最初はひどいもので、まず眠れない。ヘトヘトなのに眠れない。しばらくすると、まどろんでいた感覚をかすかに残して、目がさえる。納屋のような閉じた空間にいることが急に耐えられなくなり、外へ飛び出しては、また戻る。どういうわけか、息が苦しくなり、水をがぶがぶ飲んでは横になる。そんなことを5,6回繰り返すと朝になる。


あれから1週間。症状は前ほどではない。しかし、やはり寝つきが悪く、眠りは浅い。夢のようなものを見るようになったが、どの夢も不愉快な目覚めを与えてくる。


かつての友人が、どこかの建物の中で、鳴が点呼を取っている。5,6人ずつ列にして、名前を確認していく。しかし、どいつもこいつも、ぴょんと跳ねたり、後ろを振り返ってだらだらしたり、鳴がなにを叫んでも(もっとも、叫ぼうとしても、どうしても口が重くてうまく叫べないのだが)誰も言うことを聞かず、全然関係ない話をしてくる。挙句はさっきの列で見た奴が何度も現れ、目が回る。そこで、目が覚める。


同じ研究室に属す同輩が、なにか白いものを切り刻んでいる。ただひたすらに切り刻んでいる。それを見ているうちに、なんだか自分も裂けていくようなきがして、そこで目が覚める。


昼間は、眠いのだが、特異の能力を得て、自分が再びやり直せる気が鳴を突き動かしていた。


昼間、鳴はかつてのように自分を追い詰め、追い込み、まるで、一生懸命生きている人間のように過ごした。


鳴はいつしか自分が、失っていたものを取り戻しつつあることに気づいていった。


鳴の目に映る、水浴用の桶に反射した鳴自身は、まるで意思のある、普通の人間のようだった。




いや~三日坊主ですね。大分空いちゃいました。


やっぱ、書いたのが一回消えると、辛いですね。


でも、鳴君はあのままだとクズ路線でしたが、路線変更のようです。


前回更新時は、鳴は特異の能力に心酔。狂気じみた愉悦に犯されながら修行終わらせて、バルドを始め自分を蔑んできた(と彼自身が思っている)人間をみんな超えたと確信、周囲に対して不遜になっていく。ムルチが襲撃し、その予想外の強力さ鳴は圧倒され戦場から逃走。村は善戦するも、鳴の抜けた防御の隙を衝かれ壊滅。囮になると言うバルドにリュシカを託されて、鳴は放浪のたびを始める。リュシカとの交流を経て、少しずつ精神的に快方に向かう、みたいなことを考えていました。


今の僕の心理状態は以前に比べて充実しています。そんな僕からすると、こんな暗い話書きたくないので、路線変更です。


鳴の心理や状態は、僕の心や体の有様を参考にしています。これはブログにも書けない、勿論人には言えない、でも全く秘めたままってのもいや、という、僕の心身の状態を赤裸々に書いた文章というわけです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ