それっていわゆる…
「そんな条件飲めるわけない、私に人殺しになれというんですか」
「そうだねだから、ここで辞めて、君たちの言う天国的な場所に行くっていう選択肢でも全然大丈夫だよ」
「それに選択権は君にあるからね~自分で決めな~」
「そんな、他に方法はないんですか」
「ないよ~ さぁ~てぼちぼち タイムリミットだよ~」
「スロット消化して戻るか、このまま天国的なとこ行くか決めてねぇ~」
山田は淡々と話を進めたが、要は私に人殺しになれという内容だった
私と同じ せーぶ と ろーどの能力を持つものを殺害する、なんて無慈悲な条件だ
しかも、私が人殺しをしたとして その人が、能力を持っていない場合は、単なる人殺しであり、能力を持っていたとしても、その人の人生の幸せをつかみ取るチャンスを奪ってしまう、
私はこの能力を手にしたおかけで、幸せを手にした、最愛の人にも出会え、家族もでき最高の人生だった
これでいいじゃないか、十分いい夢を見せてもらえたんじゃないか?
自分にそう言い聞かせて納得しようとした。
そんな自問自答する姿を見て山田は心を見透かしたように語り掛けて来た
「君、嘘はよくないよ~」
「そんな君の背中を僕が押してあげるよ~ これを見て~」
そういうと私の目の前に大きなスクリーンが展開された
「今、君が死ん後どんな感じか見せてあげるよ~」
そこには、家族が泣き崩れ私の葬式をしている姿が映し出された。
お坊さんのお経を読むそばで落胆としている家族の姿は心に何かが、刺さるような感覚があった。
「ほら、もう一回やり直したいと思わないの?」
「僕は君が今以上に幸せになってくれればいいと思ってる、ただそれだけなんだ」
「そっちの方が互いにWIN WINでいいじゃない」
山田が色々と語り掛けて来たが私の目には、もう目の前の私の死を悲しみむ家族の姿しか見えなかった
「行きます、戻ります」
私は、小さく強う声で山田にそう宣言した
「おぉーじゃーさっそく 戻すねー」
「いいじゃん、きっと、また幸せになって戻ってきてね」
「あと、ちゃんとさっき説明したルールは守ってね~」
「じゃないと君の存在自体がなくっちゃうから~ねぇ~」
山田の声が遠くなっていくのがわかった、前回初めて、能力をもらった時とは違い少し気が重かったなぜなら、次に山田に合うときは幸せになったとしても人殺しになってるか、自分の存在自体がなくなっているかの2択なのだから…
しかし私の決断に間違いはない、家族に会いた、だそれだけの気持ちでいっぱいだった。




