あなたとのこと
あなたのそばで
じゅうぶんに答えられないことが
あったとしても
わたしは下を向かすにいようと思う
かけがえのない日々を
そして、まっすぐ前を向いていく
もっと、もっと
あなたを知る前に
好きでいる表情を見せたら
よかったかな
もっと、もっと
好きな気持ちを
声に出して言えたらよかったのかな
わたしのことなら心配はなく
いまは黙って
そのあと、
ちゃんと誰もいないところで
泣くだけだから
『さみしいときは
さみしいと言ってね』
あなたは言う
やさしさとの境界線は
分からないまま
わたしを惑わせる
だけど、わたしは
あなたのさみしさよりも
さみしいと感じたら
そのときに言おうと思う
それくらいは自分の気持ちとして
持っていた、あの日のこと